知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

歴史は繰り返すとはよくいったもの

2008-09-15 17:45:06 | Weblog
米証券4位のリーマン・ブラザーズは9月15日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請すると発表した。
1850年設立の老舗リーマンの破綻は米金融業界全般に大きな動揺をもたらし、世界の金融市場に深刻な影響を与えるのは必至。
サブプライム問題で傷ついている米金融業界では、破綻が連鎖する可能性もあり、米国は戦後最悪の金融危機に直面した。

我が国もバブル期に金融機関のBSが痛んでしまったが、それは直接金融がいけないとの指摘が多かった。

そのBSが痛まないように仕組んだものが綻んだのだからどうしようもない。
BSが痛まない仕組みが負債の状態を不透明にしてしまった。
一定の金額を超えると、直接金融によるものよりも質が悪いことが分かった。

リーマンは、住宅ローン債権や商業不動産などへの関連投資で巨額の評価損を計上。
今月10日には、不動産関連投資の大幅圧縮や業績好調の投資運用部門の売却など、経営再建策を発表したばかり。
しかし、頼みの綱だった韓国金融機関との増資交渉が決裂。財務状況の抜本的な改善が見込めないまま、株式市場で売りを浴び続けた。

事態を憂慮した米政府、連邦準備制度理事会(FRB)は12日以降、欧米の主要金融機関の首脳らをニューヨーク連銀に集めて救済策を早急にまとめるよう要請。
米大手銀バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)や英金融大手バークレイズなど複数の金融機関によるリーマン買収の可能性を探ったそうだが、民間金融機関が求めた公的資金投入を政府側が拒否。
最後まで折り合えなかった。

これも長銀や日債銀が破綻した頃の我が国の状況に似ている。
バーゼルの縛りも民間金融機関による救済にブレーキを掛けたことだろう。

ドルは100割れを起こすかも知れない。 

ツクツクボウシ見えますか?

2008-09-15 08:13:08 | Weblog
さみしさにやどをたちいでてながむればいずこもおなじあきのゆうぐれ

この写真の中にツクツクボウシがいます。
樹木に同化している感じで
なかなか存在を認識しにくいですが
あれだけ目立った鳴き方をすると
どうしても探したくなるものです。
セミが残りの季節を一生懸命生きているのをみると
寂寥感に包まれます。
それが秋なんでしょうか…