リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

地産地消の要はコミュニティ精神

2024年06月15日 | 日々の風の吹くまま
6月13日(木曜日)。☀🌤。 あれ、いい天気になりそうな気配。いろんなことが脳内でごちゃごちゃしているせいか、なぜか5時ちょっと前に目が覚めてしまって、起き出して外を見たら、ちょうどゴールデンイアーズとジャッジ・ハウェイ山の間あたりで日の出の気配。けさは暖房が入っていなかったけど、最低気温8度はどうなったの?きのうの最高気温は18度で、今日の予報は21度。ふん、暖まったり冷えたり、マザーネイチャーもいっそがしいこっちゃ。


午前4時50分

午前5時20分

ふと思いついてファインダーが付いているPowerShotを持ち出して来て、朝日の写真を撮ろうとしたら、「Memory Card Error」と出て来るじゃないの。SDカードを入れ直してみたけどやっぱりエラー。しょうがないから、いつものIxyで山の上に顔を出した朝日の写真を撮って(窓の汚れも写った!)、ベッドに戻ってそのままぐっすり眠って、8時過ぎ起床。朝ご飯が済んで直ちにSDカードの問題に対処。常用しているIxyに入れてもやっぱり「エラー」と出るから問題はカードか。でも、PCのカードリーダーに入れてみたら、え?去年の地中海クルーズの写真がずらり。なぁ~んだ、まだ生きてるじゃんとカメラに入れたら、え?やっぱり「エラー」。何なんだ、これとカードを徹底的にチェックして、あっはぁ、見ぃつけたっ。隅の方の端子の根元に小さな埃。小指の爪の先でピッと弾いて、眼鏡拭きで端子を拭いて、カメラのスロットの中も綿棒でそぉ~っと掃除して、カードを戻したら、はい、復旧。目に付かない小さな埃が邪魔ものだったなんて、あぁ~あ。

ウォーキングから帰って来て、バルコニーで汗を冷やすついでにシソに水遣り。シソは土いじりが嫌いなワタシの唯一の「庭」で、撒き直した種がたくさん芽を出して豊作の兆し。(ヨーグルトにペーストになるくらい細かく刻んだシソを混ぜると魚料理によく合って美味。)今年も植えた覚えのないキンギョソウがあちこちのプランターで花咲かせ、他にもいたるところに正体不明の植物が育っているのがカレシの「庭」。ずっと寒そうにしていたトマトの鉢には緑色の赤ちゃんトマトが2個。花も5、6個咲いているけど、高層階にはめったに蜂が飛んで来ないから、ワタシがキューピッド役になって、指先で雄しべと雌しべをやさしくこちょこちょ。これがタワマン・ガーデニングの極意と言うところかな。

木曜日はファーマーズマーケットの日で、先週FBにニューウェストミンスターのマーケットに出店再開と投稿していたケイラが、けさ今日の野菜のリストをメールしてくれたので、ワタシもマーケット行きを再開。いの一番にケイラのテントに行ったら、赤ちゃんをおんぶしたケイラがいて、お久しぶりぃ~。去年の11月に生まれた赤ちゃんは男の子で名前はデイヴィッド。まん丸い顔に目がくりくりしていて、とってもかわいくて、指先で握手して、よろしくねぇ。ケイラには十代の一男一女がいて、マーケットでは花き栽培を目指す娘ちゃんがいつも一緒。べビービーツとブロッコリーニとケールを買ったら、次はきのこ屋のポールのテントで栽培きのこのミックス(シイタケ、ヒラタケ、ヤマブシタケなど)を買い、最後にベーカリーのテントへ。お兄ちゃんがワタシを覚えていてくれて、「来ないからどうしちゃったのかと思ってたよ」と大好物のブリオシュローフを出してくれた。重くなったトートバッグを担いで坂道を上がって来て、ヴィクターの店に寄り道。他に客がいないときは肉をさばいているお父さんも交えてひとしきり世間話。地産地消を体現するファーマーズマーケットもヴィクターの店も、食生活を豊かにしてくれるだけじゃなくて、人と人のぬくもりのある交流が心を豊かにしてくれるから、言うなれば昔ながらのコミュニティ精神も地産地消の要なんだろうな。


あしたから朝のトーストはふかふかのブリオシュ・ローフ

小説家の苦労、劇作家の苦労、二股をかける翻訳家の苦労

2024年06月14日 | 日々の風の吹くまま
6月12日(水曜日)。☁⛅🌤☀。天気は回復傾向だけど、けさも起きた時にどのサーモスタットにも炎マークが1本。きのうの最高気温は19度、最低気温は10度。明日の朝方なんか8度なんて言っていて、やぁ~ねぇ、もう。おかげでせっかくしまった半毛布が再登場。日本では猛暑みたいだけど、その暑さ、ちょっとだけこっちの方に送ってくれないかなあ。

きのう脚本の第1稿にThe Endと打ったもので、今日は気が抜けた感じで朝から何となくだらけ気味。創作に没頭しているといつもそうなるんだけど、芝居の脚本となるとものすごい量の精神的エネルギーを消費するみたい。小説や短編は印刷された「文章」がストーリーを伝えるので、読む人は自分のペースで好きなようにページをめくれるし、映画でも録画すれば本のページのように巻き戻すことができるけど、ライブの芝居は生の人間がリアルタイムでストーリーを語るものだから、観ている人はせりふを聞き逃してもそのまま進行するしかない。芝居に取りつかれてから少なくとも160本は観て来た経験上、どんなに舞台に神経を集中して観ていても、役者たちの口から出て来るせりふを本を読むような感覚で100%聞き取ることはまずめったにないだろうと思う。(普通の会話だって互いに相手の言葉を100%聞き取っているのかどうか怪しいもんだと思う。)

そこで、ストーリーの要点だけは確実に聞き取ってもらえるようなせりふを考えなければと思うんだけど、芝居は生身の人間の普段着の「話し言葉」だけでストーリーを展開するものだから、ちゃかちゃかとキーを叩いて画面に「書いた」せりふを目で追って読むのとは大違い。実際に自分の頭の中で「話して」みて、言わんとすることが自然の抑揚やトーンやテンポで耳に入って来るかどうか「聞いて」みないと、舞台という空間で見ている人にどう伝わるかがわからない。英語の場合は寝ても覚めても耳に入って来るし、もう50年も第一言語なのであまり困らないけど、日本語となるともう何年もしゃべっていない(聞いていない)から、なかなかスムーズに行かないし、おまけに、訳す段階で男言葉と女言葉があって、さらに(英語にも微妙な違いはあるけど)明確な敬語、ていねい語、ため口の違いがあって、ますます悶々としてしまうわけ。

こんなんだから、THE ENDと大文字で打ち込んでやったぁという気分にはなっても、満足の行くところまでこれから2度、3度と見直しをするので、まだまだ「いばらの道」は続くんだよね。ときには小説を書く方が楽じゃないかなあなんて思うことがあるけど、小説には小説を書く上で難題がいろいろとあるわけで、そこがクリエイティブライティングの心髄なんだろうな。要は、小説家には小説家の苦労、劇作家には劇作家の苦労があるってことで、どっちも翻訳するとなると、そこに異言語、異文化のフィルターがかかって来るから、常に二股をかけている翻訳家は原作者以上に苦労することになるのかな。でも、みんなそれを承知でやりたいからやっているわけで、願わくば「好きこそものの上手」で少しでも苦労が報われるといいな。だって、「下手の横好き」じゃ、ぎゅうぎゅうに絞られてごちゃごちゃになっているワタシの脳みそがかわいそうだもん。


いつの間にか小切手やお札、小銭を使わなくなっていた

2024年06月13日 | 日々の風の吹くまま
6月11日(火曜日)。🌧☁⛅🌤。きのうの最高気温は20度で、最低気温は11度。半毛布を取ったせいか、目が覚めてなぁ~んとなく寒く感じて、起きてダイニング/リビングのサーモスタットを見たら、炎マークが1本、オフィスのにも1本。暖房の設定温度はそれぞれ23.5度、24度なので、朝方にそれ以下に下がったってことだけど、来週あたり市から(2ヵ月分の)電気料金の請求が来るから、去年同期と消費量を比べて見るとおもしろいかも。それにしても、もう6月も中旬で、10日後の夏至には公式に「夏」が始まるってのに、もしかして今年はエアコンなんていらないとか?

朝ご飯が終わる頃には雨も上がって、南の空の雲が明るくなって来た。普通にモール5周のウォーキングに行って来て、とんぼ返りですっかり忘れていた州の保険公社からの小切手と銀行のアクセスカードを持って出て、今度は道路向かいの銀行へ。州内の自動車保険を独占している公社(ICBC)が請求したわけでもないのに送って来た1万1千円という半端な金額の小切手は、去年の保険金請求額が予想より少なかったことによる「リベート」(保険料の一部払い戻し?)らしい。近年俗にambulance chaser(救急車追っかけ屋)と呼ばれる人身事故専門の弁護士たちが、交通事故の「被害者」に賠償金の他に「慰謝料」も取ろうとけしかけてやたらと訴訟を起こすようになり、それが保険公社の財政を圧迫して保険料が上がる一方だったんだけど、慰謝料の訴訟を禁止して強欲弁護士を締め出し、医師の診断と治療計画に基づいてその費用を治癒するまで払う仕組みに変えたら保険料が急降下。つまり、そのお裾分けってことね。

銀行のATMで何でもオンラインの時代で見かけなくなって久しい小切手を入金して、次にきのうワルデマーから照明器具の付け替えに「3万4千円」(手間賃3万円+材料費4千円)の請求メールが来ていたので、現金を4万円ほど引き出して駆け足で帰宅。仲間と2人で約2時間半の作業だったからかなり安い感じだけど、もしかして「友だち料金」なのかな。ワルデマーに払う分を封筒に入れて「ビール代の用意ができたよぉ」とメール。残りの少額紙幣は財布に少し、後は小銭が入っているケースに入れて、クレジットカードで払うのが憚られるような小さい買い物や街頭募金なんかの寄付の資金。午後に車の運動がてら駅に近いショッピングセンターにある州営の酒屋に行ったついでに牛乳とオレンジジュースとバナナを買うのに同じセンターにあるSave-on-Foodsに寄って、ジュースと牛乳はポイントで払ったら、バナナ3本の代金は103円。さっそくお札を出したらレジのおばさんが「あら珍しい」。お釣りは3種類のコインを2度も確認して渡してくれたので、ほんとに現金を使わなくなってるんだなあと実感。何でも「クレカでピッ」とやって済むんだもんね。

ウェストバンクーバーでの仕事の帰りに立ち寄ったワルデマーに「ビール代」を渡して、外に立ったまま寒いねえと言いながら世間話。来年の夏にクルーズでグダンスクに立ち寄る話をしたら、「観光の見どころを教えてあげる」。そう、グダンスクの船員養成所の出身だもんね。「それに、ぼくの奥さんはグダンスクの生まれ育ちで、街の隅々まで知ってるからね」。あ、そうなんだ。奥さんのクリスティーナはクラシックのピアニストでバンクーバー音楽院の教授。アーティストならではの取っときのスポットを教えてくれるかな。楽しみだなあ。気持がワクワクして来た勢いに乗って、晩ご飯の後は書き直し脚本の仕上げに没頭。午後10時過ぎにThe Endと打ち込んで、やったぁ~、第1稿が完成。肩の力を抜いてちょっとひと息入れたら、釧路の友だちと東京の先生に報告しなくちゃ。




あぁ~あ、あたふたの日々はまだ終わらない

2024年06月11日 | 日々の風の吹くまま
6月10日(月曜日)。☁⛅🌤。起きた時は曇り空で、天気が変わるのかと思ったけど、だんだん晴れ間。でも何だか寒いなあ。きのうの最高気温は22度だったそうで、前の日の27度からまさに急降下。今日はきっともっと低いんだろうな。これ、秋が早く来ちゃったのか、春が未だにぐずぐずしているのか。ま、どっちにしても夏は影が薄い存在で、あと3週間で学校が長い夏休みに入るというのに、どうしちゃたのかな。それでも、今年は去年の今ごろに比べると山火事が200件以上も少ないそうだから、探せば良いこともあるってことで、それがバランスってもんなんだろうな。

今日は普通にウォーキングに行ってモールを5周。細長いモールは中心街の6番アベニューに沿って2ブロックにまたがっていて、ヘルスケア系のオフィスが並ぶ2階の真ん中の吹き抜けの周りを1周するとだいたい400メートルなので、5周すると2キロになり、マンションからの行き帰り400メートルほどを加えると2キロ半のウォーキング。距離を増やしたばかりの頃は運動量が増えたという実感があったけど、慣れてしまうと4周の頃と全然変わらない感じだからおもしろい。年齢1歳から5歳までの幼児教育を謳う大きな保育園があって、10時ごろに行くと散歩から帰って来る子供たちに遭遇する。少し奥の銀行のオフィスがあったところで内装が進んでいて、床に動物や花のカラフルな絵が描かれているところを見るとどうやら別の保育施設が入るような印象。バンクーバーは家賃が高騰しているだけじゃなくて、保育所のスペースが絶対的に不足しているそうだから、共働きの子育て世代には住みにくいところになったから、家賃はバンクーバーより低くて通勤の便もいいニューウェストミンスターに引っ越して来ているんだろうな。だから、私たちが移って来た9年前は6万5千人だった人口が今では9万人を突破して、10万都市になるのは時間の問題・・・。

えび天そばでランチをしてから、ドロシーのメールに返事を書き始めて、長々と近況とこれからのプランを書き連ねるのに1時間。芝居脚本の日本語訳と英語訳の2つのプロジェクトが合流するような様相になって来たので、メールで説明しながら、自分の頭の中も整理。ドロシーはたぶんもうアラスカ行きの船の上だろうから、潮風に吹かれながらゆっくり読んでもらえば御の字。本職が作曲家のドロシーと初めて会ったのは彼女の『The Piano Teacher』のオープニングレセプションで、彼女のやさしい人柄に魅了されて、その場でいつか日本語に訳して日本に紹介したいと言って以来のおつきあい。だから、ワタシにとって日本語訳は「友だちとの約束」だし、英語訳の方も原作者との仲立ちをしてくれた小学校1年からの親友との約束だから、ひたすらがんばって来て、今やっと突破口が見えて来ているわけ。年のわりには何か息の長い話なんだけど・・・。

メール書きが終わっても、途切れることのないワタシの「やらなきゃリスト」には脚本の仕上げの他に、水の濾過器のフィルター交換、カレシの運転免許証更新の予約、スペアの寝室のガラクタ撤去。エスターが来るまであと3週間で、私たちのクルーズがアラスカに向けて出港するまであと3ヵ月。アマゾンからは注文したキッチン用品の発送の通知があって、道路向かいの郵便局への配達は木曜日。さらに追いかけるように「こんなのはいかが」メールが来て、クリックしたら、ハウザーの新しいアルバム(Classic II)。大好きな『アルビノーニのアダージョ』で始まって、モーツァルトの『ピアノ協奏曲第23番』、ベートーベンの『熱情』、ドヴォルザークにバッハに・・・この人はクラシックからロックからラテンからジャズまで、どんな曲でもチェロに歌わせることができる、まるでチェロを弾くために生まれてきたような天才。あっ、欲しいっと即行でカートに入れて注文をクリック。配達は20日。はあ・・・。



目の前に開けつつあるドアに体当たりしない手はない

2024年06月11日 | 日々の風の吹くまま
6月9日(日曜日)。⛅🌤。きのうの最高気温はニューウェストミンスターで27度だったそうで、うん、たしかに暑かった。今日はきのうほどにはならないようで、天気サイトを見たら、平均的な気温から週末にはまた少し低めになるという予報。このサイトのは外れる方が多いから、これも外れだといいんだけど、このところマザーネイチャーもほんっとに落ち着きがないね。

金曜日にウォーキングを休んだ分、休むことになっている今日行くのかと思ったら、「後でガーデニングで運動するから今日は休み」とカレシ。日曜日の掃除と洗濯を急がなくてもいいから賛成。もう夜間の気温も上がったことだし、今日は冬の間一番上にかけていた半毛布を外して収納。冬用の温かいフランネルのシーツを夏用の肌に涼しいパーケールのに取り替えるのはまだちょっと早いかな。今週末はまたぞろ最低気温がひと桁なんて予報が出ているから、次の週末あたりかな。その後はドイツからエスターが遊びに来るまで1週間だから、レクルームを客室に変えて、客用の寝具を出しておかないとね。ガラクタを集めて回収業者に来てもらわないとならないし、また忙しくなりそう。今日は両手の甲が何となくしびれているようなヘンな感じだけど、自律神経のカリカリは収まって来たようで、きのうあった口の渇きもなくなって気分は軽快。つらつら考えたら、この自律神経失調症(の疑い)はだいぶ昔からあったような気がする。ま、家事の日の日曜日はいつものように洗濯と掃除に勤しむとしましょ。

少しゆっくり念を入れて掃除をして、終わったら11時。ウォーキングがないのをいいことに、のんびりメールをチェックしていたら、あら、久しぶりにドロシーからメール。ドロシーは去年カナダの文化賞の最高峰である総督文学賞(戯曲部門)を獲得してからあちこちで上演されている『The Piano Teacher』の作者。ワタシが日本語訳して(ワタシが付けた日本題は『ピアノ教師』)、日本で上演するチャンスを探っていて、東京の先生の健康回復を待っているところ。ドロシーはこれからアラスカクルーズに行くんだそうで、去年コロナにかかってから年が明けるまで後遺症に悩まされていたのが、旅行できるまで回復したのはうれしいね。今はバンクーバー市内で彼女が書いた青少年向けのミュージカル『When We Were Singing』が上演中で、9月には『The Piano Teacher』がバンクーバー島のシュメイナスというちょっと有名な芸術の町で上演されるんだって。オープニングは9月27日。あは、ワタシが乗るクルーズ船がアラスカを回った後で日付変更線を超えて、生まれ故郷の釧路に入港する日じゃないの。これも何かのご縁と言うべきかなあ。

ドロシーに返事を書かなくちゃと思いつつ、午後は英語訳した脚本の書き直しに没頭。幕間をつぶして一幕ものに仕立て直して、原作の第2幕を前半に置き換えたので、後半に入ってからはワタシが書き足す場が多くなって、それだけ悶々としながらの作業の連続。原作は主人公に起こった悲劇の記憶を風化させないために書かれたドラマだから、事件の調査報告書のようになってしまうのはごく自然な成り行きだと思うけど、そもそも「記憶」が存在しない外国ではまったくアピールしないのが難点(劇作ワークショップでの指摘)。でも、社会的環境を背景にして主人公の人となりや思いを前面に出すことで、文化や民族の壁を超える人間としての共感を呼ぶことができると思うし、組み立て直すことでその方向性が見えて来たから、あともう一歩のがんばりというところ。でも、今の「まったくの無名」のままではどうにもならないから、指導してくれた人たちに紹介された団体やドラマとつながりのあるイベントをカナダでの突破口にして、そっち方面から働きかければ日本でも何らかの「話題性」を加えることができて、ドロシーの作品を上演する道が開けるんじゃないかな。うん、ドロシーに長いメールを書かなくちゃ。

突然の血圧上昇は自律神経が狂ったせい

2024年06月09日 | 日々の風の吹くまま
6月8日(土曜日)。🌤⛅🌤。朝からいい天気だけど、寝る前に朝日に直撃されるオフィスとダイニング、リビングの窓のブラインドを下げておいたので、室内はまあまあの気温。きのうの最高気温は25度だったそうで、6月上旬としてはちょっと高過ぎかな。今日は26度とか言っているけど、あんがいもっと暑くなったりしてね。念のため、蒸発式のポータブルクーラーをオフィスに持って来てスタンバイ。

ゆうべは晩ご飯の後で何だか急に頭がくらくらして来て、横になったらそのまま2時間くらい眠ってしまった。カレシに起こされたらもう9時過ぎで、慌ててキッチンに走って食器を食洗機に入れたけど、どうもまだ調子が良くない。めまいは収まったけど、何となく胸焼けっぽい感じもするし、頭はモヤっとしているし、身体が重く感じられて、やだなぁ、何なんだろう。そんなときにふと一時的な低血圧かなあと思って血圧を測ってみたら、うはっ、上が150を超えて、下も90。念のため3度計ったけど変わらないし、血中飽和酸素も95%といつもより低い。普段は上が120前後、下が80前後だから、いきなりそんな跳ね上がるなんてただごとじゃない感じ。心筋梗塞でも起こすんじゃないかと思ったけど、経験者のカレシが「心臓発作だったらもっといろんな症状が出るよ」。そう言えば脈拍は普通みたいだから、とりあえず寝酒をせずに早寝しようっと。

というわけで、2時間も眠ったのにまた朝までぐっすり眠って、目が覚めたらわりと普通。朝ご飯を食べて、きのうスキップしたウォーキングに行ってモールを5周して来て、何だかゆうべの身体のだるさが嘘みたい。シャワーをした後でまた血圧を測ってみたら、上が123、下が78。キツネにつままれたような気分でもう一度計ったら120と69で、しつこくもう一度計ったら123と79。あんまり何度も測っていたら血圧が上がってしまいそうだと思ってそれ以上はやめたけど、まったくの(ワタシの)平常値だし、血中飽和酸素なんか99%。口の中が乾いた感じがする以外はピンピンしているからいったい何だったんだろうと、ちょっとググってみたら出て来た。自律神経失調症。もう何年も頭の中で常にヒーンと言う耳鳴りがしているし、横隔膜がヒクヒクすることがあるし、ときどき咳の発作が起きるから、自律神経や迷走神経に難ありかなと思っていたので、なるほどそうかも。寒かったり暑くなったりしていて調子が狂ったのかな。それに先月もけっこう忙しかったりしたから、ストレスが溜まっていたのかもしれない。いい年なんだから、とにかくリラックス、リラックス・・・。

きのうの「プチ改装」から一夜明けて、改めてオフィスを見まわしたら、大き過ぎたシーリングファンがなくなって少し開放的になった感じがする。新しいライトは3600ルーメンで、ファンについていたもの(1700ルーメン)よりもずっと明るいし、色温度もちょうど良くて、いかにもオフィスという感じがいいね。一方で寝室は部屋全体がオフィスよりも広いので、大きなシーリングファンは場違いに見えないし、ライトは撤去したもの(LED電球3個)ほどは明るくないけど、色温度が温かでリラックスした雰囲気になったし、目を覚まして真っ先に見えるのがだだっ広い白い天井でなくなったのは何より。入れ替えを思いついてほんとに良かった。空に広がるポップコーン雲がワタシの脳みそみたいに見える。やぁだ。リラックスして行こう。






照明を取り替えるのにアマゾンに注文した器具が届かなくて

2024年06月09日 | 日々の風の吹くまま
6月7日(金曜日)。⛅🌤☀。今日は朝から初夏の陽気。朝ご飯が済んだらカレシは9時半からまずユウ君のレッスン、続いて10時半からハナちゃんのレッスン。このカップル、ユウ君の自主研修に行っていたヨーロッパから2日前に帰って来たばかりで、もう時差ぼけから抜けたと言うから、若いのっていいよねえ。私たちの年になるとヨーロッパからでも日本からでも1週間はかかってしまうもの。(行きはそれほどじゃないから、帰りは遊び疲れも入っているんだと思うけど。)

今日は午前中にぶっ通し2時間のレッスンがあるし、午後にはワルデマーが来て、オフィスと寝室の照明の入れ替えをやってくれることになっているので、金曜日の午後のウォーキングは休み。ワルデマーが3カ月かけてキッチンとバスルームの大改装をしてくれてたのはもう3年前で、初対面で意気投合。ソ連時代のポーランドから出たくて航海士になり、バンクーバーで貨物船から(仲間10人と)脱走して亡命した経歴の持ち主で、相変わらず改装請負業と船舶エージェント業の二足のわらじで大忙しらしい。電気工、配管工、大工の資格を取っていて、とにかくよく働く。一緒に仕事をするのも同胞のポーランド人がほとんどだから、作業中はポーランド語が飛び交って、周りをうろうろしているワタシもついひと言、ふた言のポーランド語を覚えてしまった。

そのワルデマーが仕事の合間に来てくれると言うので、アマゾンに新しい照明器具を注文しておいたんだけど、きのう向かいの郵便局に配達されるはずが、なかなか知らせが来ない。カナダポストの追跡情報では午前中に配達車に積まれて「午後8時までに配達予定」。ふむ、郵便局は平日は6時に閉まるんだけど、間に合うのかなあ。結局は間に合わなくて、アマゾンの追跡情報は「遅れています」、カナダポストは「明日中に配達予定」。それで今日は朝から30分おきくらいに追跡。どっちも「本日中」になっているので来ることは間違いないけど、問題はワルデマーが来るまでに間に合うかどうか。じりじり、イライラしているうちに、正午直前にやっとアマゾンは「配達済」になり、カナダポストから「取りに来い」というメールが来て、携帯を握ってそれっと郵便局へ。あぁ~あ、間に合ったぁ。



改装現場での今日の作業が終わって、ワルデマーが仲間のウェスと一緒に道具を積んだカートと脚立を携えて到着したのは2時半。すぐに2人がかりでシーリングファンを取り外しにかかって、寝室ではベッドの上に毛布と合板をかけ渡して足場を作って、前のオーナーが残して行ったちゃちな照明を取り外してファンを取付る作業。オフィスに戻って新しい照明器具を取り付けて、色温度を5段階の真ん中(4200K)に設定。壁のスイッチは明るさを調節できるディマースイッチに替えて、ついでにその隣のテープで固定してあった(室内の電源をオフにする)スイッチからワイヤを外して使えなくしてくれて、作業完了。このマンションにはどの部屋にもこの手のスイッチがあって、照明と電気器具をスイッチひとつで全部オフにできる「便利さ」を備えたつもりなんだろうけど、カレシみたいに真っ先に目が行ったスイッチを何気なく押してしまう人には危険極まりない「魔物」。まあ、押しても反応しなくなったらなったで「おかしい、壊れてる」と言うかもしれないけど、PCの前でキーを叩いている最中にいきなり「停電」してすべてが水の泡になる悲劇は起こり得なくなったから、ワルデマーに感謝。これで後は管理組合の理事会がエアコン設置の許可を出すのを待つばかり。明日は暑くなるらしいけど・・・。

サロンパスは効き目抜群世界一!

2024年06月08日 | 日々の風の吹くまま
6月6日(木曜日)。🌤⛅☀。朝からちょっと生暖かい感じ。やっとJune-uaryが終わったってことかな。今度はアメリカの南の方からの熱気が北上して来るという話で、まあ、ヒートドーム現象とまでは行かないだろうけど、週末にかけてちょっと暑くなるらしい。バルコニーのトマトが大喜びしそう。リンゴやナシ、桃、スモモやアンズ、ネクタリンなどの大産地である内陸オカナガン地方では、1月の大寒波で動き始めていた花芽が凍ったために今年の作柄は去年の10パーセント程度という予報。ワインの産地でもあるけど、ぶどうにもかなり大きな被害があったそうで、今年は果物不足、ワイン不足・・・?

今日は朝から右肩がしくしく痛い。関節のあたりが痛いんだけど、昔やった「凍結肩」ってのになるといやだな。俗に四十肩とか五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎はひどかったな。あるとき右手で下げて歩いていたビニール袋のハンドルが切れて重い中身が落ちた反動で腕が跳ね上がって、それまでは疼く程度で済んでいた肩に息もできないくらいの激痛。次の日には二の腕が脇腹にがっちり糊付けされたみたいになっていて、指先で耳たぶに触れない。あれにはまいったな。仕事には影響しなかったけど、マニュアル車のギアシフト(カナダでは車が右側通行なのでシフトも右手)ができないし、モノを高いところに持ち上げることもできないしで、ほんっとにまいった。一時は手術するしかないという話になったけど、根気よく理学療法とマッサージ療法をして95%くらいまで解凍するのにほぼ2年。今のところは痛みだけで腕も肩もわりと普通に動いているからいいけど、またあんな風になったらいやだなあ。だって「七十肩」なんて聞いたことないもん。

今日の買い物リストは重い液体が多いので、カレシが「レジに並ぶときに電話すれば迎えに行くよ」と言ってくれたので、レッスンの時間の前に帰って来れるように早めにおでかけ。スーパーの奥の薬局の前の医薬品・化粧品の棚でサロンパス探し。日本が誇るサロンパスは今ではカナダのスーパーでも定番。(売上げの80%が海外なんだって!)大き目でストレッチする新しいジェルタイプのを使ってみたんだけど、これが曲者。しなしな、へなへなして、肩のような場所に片手でうまく伸ばして貼るのは至難の業だし、ぶきっちょなカレシは両手でも四苦八苦。日本からの輸入品なので、最近は少し安くなったようではあっても、ひと箱6枚入りで1400円前後するから、くっつきあってぐしゃぐしゃになったら涙もの。それでいつも使っていた少し大きめの5枚入りバージョンに戻って、今日は2箱ゲット。貼ったまま寝ても剥がれないし、何よりも効き目は抜群、サロンパス。



レジに並ぶ直前に家の固定電話を3回鳴らしてカレシに合図。ちょうど買い物をトロリーに詰め終わったところでカレシが現れて、ワタシはごく軽いキッチンペーパー3ロールを抱えて、ヴィクターの店に寄って肉を買って帰館。先に帰っていたカレシ、「重いだけじゃなくて、けっこう扱い難いんだね」。道路を斜め横断するのに車道に下ろすときと歩道に引き上げるときに片方の車輪だけが歩道に上がったために、傾いたトロリーに手首をひねられそうになったんだそうな。そう、2つの車輪が同時に地面につくように両手でコントロールしないと、最悪の場合には横倒しになっちゃうの。何をするにしても状況を考えて動かなくちゃ。ま、今回は捻挫しなかったからサロンパスは必要なくて済んだけど・・・。


ストーカー鳩には豆鉄砲

2024年06月07日 | 日々の風の吹くまま
6月5日(水曜日)。⛅🌤。朝から晴れ間。どうやら天気は回復中。よく眠って普通の時間に目を覚まして、きのうよりはいい調子。夢、見ていたのかな、いなかったのかな。見ていたような、見ていなかったような・・・夢にはビデオ録画ってものがないから、いいことじゃないかな。

今日はなぜか朝からルーフデッキに鳩が飛んで来てはプランターの間をうろうろ。手すりの上に止まっていることはよくあるけど、デッキに降りて来るのは珍しいな。ときどきプランターの縁に止まってのぞき込んでいるようなしぐさをするので、カレシはシソやミントを食べるつもりだと出て行っては追い払うのに忙しい。頭のいいカラスと違って、鳩は見るからに頭が悪そうで、おまけに少々メタボっぽいから、カレシが近づいてもデッキの上や手近の手すりの上をちょっと走って「逃げた」つもり。それでも端まで行ったらしかたなさそうに飛んで行くんだけど、カレシが中に戻って来てしばらくするとまた戻って来てうろうろ。で、飛び出して行ったカレシに追い払われて、しばらくしてまた戻って来ての繰り返し。太い輪ゴムと油やけして食べられなくなったマカダミアナッツの豆鉄砲で狙い撃ちしても、飛び立つけどすぐまだ来るから、ほんっといしつこいったらない。


鳩が豆鉄砲を食ったらどうなる?

そのうちどうやら同じ鳩らしいとわかって、行動をよく観察してみたら、ストーカー鳩がつまんでいるのはプランターの中やデッキに落ちている枯れた茎。ははあ。道路向かいのマンションで最上階のデッキの修繕か何かをやっていて、カラスやハトがたくさん止まっていた三角屋根の庇に鳥よけの障害物を取り付け、屋根の頂上にも金属のカバーを付けたもので、ホームレスになった鳩が改めてよそで巣作りするための材料を集めているんじゃないかな。そうとわかったらハサミを持ち出して、去年イチゴを植えてあったプランターから1月の寒波で全滅した後の枯れた茎や蔓を5、6センチくらいの長さに切って、リビングの窓の外に突き出している下の階のバルコニーの屋根の隅にぱらぱら。しばらくして飛んで来た鳩がとことこと駆け寄って、茎をあれこれつまんでは吟味している様子。気に入ったのを1本加えて飛んで行って、しばらくして戻って来てまた1本。午後になって来なくなるまでにけっこう何本も持って行ったらしい。うん、枯れた茎や枝を処分する手間が省けるから、持ってって、持ってって。


いただきぃ~

きれいにして行ってよ~

マンションの外に市が作ったミニプラザにはピクニックテーブルがあって、そこに集まった人たちが近くの食べ物屋やカフェからテイクアウトして来てランチをするので、いつもかなりの数の鳩がそのおこぼれを狙って集まっていた。それがコロナで人が集まらなくなってからは数が減っていたんだけど、またぞろ増えて来た感じ。鳩は1年に何回も産卵と子育てを繰り返すそうだから、食べ物に不自由しない環境ではベビーブームなのかもね。カラスやカモメはどうなんだろう。人間さまはどうかな。マイホームは買えないし保育所も足りないバンクーバー市からかなりの子育て世代が移って来ているニューウェストミンスター市では今のところ少子化の話は聞かないな。我が家から徒歩10分以内の半径には少なくとも5つ保育所があって、リビングの窓からはその2つが見える。ひとつは元ファミレスだったところで、もうひとつは低層のオフィスビルの中で園庭が屋上にあって、プレイタイムにはいつも大賑わい。子育てしやすい環境なら子供も鳩も増えるってことかな。




雲の子たちもおうちに帰る時間


なぜいい夢は忘れるのに悪い夢は記憶に残るのか

2024年06月05日 | 日々の風の吹くまま
6月4日(火曜日)。🌧☁⛅。何だか夢を見ていてふっと目が覚めたら、うはあ、もう9時!ああ、寝坊しちゃった。きのう、カレシが毎日のウォーキングの距離をモール5周に増やして、その分日曜日を休みにしようと提案して来て、さっそく実行したんだけど、アレルギーのせいで疲労感が出て来ていたところだったから、あんがい思ったより疲れたのかもしれないな。何たって、日本では「後期高齢者」(older seniorと言うのかな)と言われる年代だからなあ。手指の関節炎はいつも痛いし、去年旅行中に傷めた右肩も(重いショッピングトロリーを引っ張るせいか)未だに治らないで疼いているし、トートバッグで買い物を運ぶとその夜は寝てから股関節や膝の痛みで目が覚めるしで、本人がそう思っていなくても加齢現象は着実に進むってことか。ま、それが生きとし生けるものなんだと思えば肩をすくめるしかないけど。

起きた時に夢を見ていたのは久しぶりな感じがするけど、どんな夢を見ていたのかは目が覚めたとたんに忘れてしまったから、悪い夢ではなかったと思う。それにしても、いい夢や楽しい夢はいつもあっさり忘れてしまうのに、悪い夢や怖い夢はいつまでも覚えているのはどうしてなんだろうな。ワタシの場合はもう四半世紀近く前のことだけど、働き過ぎでうつ病になりかけていたところへカレシの(たぶん)男性更年期障害によるメンタルの不調が重なって、「家庭生活」はがたがたどころかまるで戦場という状態が2年くらい続いた間に繰り返し見た怖い夢はその中の決定的なシーンが今でも鮮明に記憶に残っている。あの頃は夢の中で眠りに落ちて夢を見ていたこともあったから、もしかしたら精神的な危機の状態だったのかもしれない。そんな中でも仕事だけは必死で「平常通り営業」していられたのは奇跡に近いんじゃないかな。

あの頃繰り返し見たのは、「さっきまで一緒にいたカレシがいつの間にか姿を消していて、必死になって探し回った」夢と、「得体の知れない人物や動物が無理やりドアから入って来ようとするのを必死で押し返した」夢。前者の場合は悪い夢で、見るたびにセッティングは違っていたけど、特に記憶に焼き付いているのは「空っぽの椅子」で、1脚だけのときも2脚並んでいたときもあった。後者は怖い夢の範疇に入るけど、いつも何とか怪物を押し返してドアを閉めて、さらに押し込もうとして来るのを必死でドアを押さえているところで目が覚めたものだった。どっちも夢の分析の専門家に聞いたらどういう解釈になるんだろう。記憶は消えないけど、今では古いアルバムの色褪せた写真のようなもので、ああ、そういう時があったんだなという程度で、もう特別な感情はわいて来ないな。

まあ、地獄を見たと言えばそういうことだったんだろうけど、それでも壊されそうになった自分を守り通すことができて、思いがけず早期リタイアすることになったカレシがメンタルの不調から抜け出して、ワタシもうつ病が解消して、落ち着いた「家庭」が戻って来てからは悪い夢も怖い夢も見ることはなくなって、近くのカレッジで文芸や美術の講座に参加することで自分を土台から立て直せたのは、やっぱり奇跡としか言いようがないかな。文芸は新しい自分を長く見失っていた夢に導いてくれたし、絵画は(箸にも棒にもかからないへたくそであるにもかかわらず)閉じ込められていた精神性を解放してくれたし、今はいい夢を見るときなんだと思うから、白日夢でも何でも思う存分たくさん見たいもんだね。(また絵をかきたくなった・・・)








昔のアレルギーが長い間のストレスで再発したのかな

2024年06月04日 | 日々の風の吹くまま
6月3日(月曜日)。⛅☁⛅☁。よく眠ったはずなのに何だかだらぁ~んと疲れた気分。きのうはほんっとに良く雨が降って、新聞メディアに「雨で始まる夏は貯水池には朗報」みたいな見出し。そうか、メトロバンクーバーの水道は雨と雪解け水が頼りだから、冬に雪が少なくて夏に猛暑なんてことになったら即水不足。けさルーフデッキのプランターの隅に置いてある古いコーヒーマグを見たら、何と半分の深さに雨水が溜まっていたので、たぶん40ミリか50ミリは降ったかもしれない。さっそく漉して瓶に入れて冷蔵庫に保存。エアプランツのオードリーちゃんが喜ぶだろうな。天然水のお風呂なんて最高のエステじゃないの。とりあえず今日はそろそろ長い葉の先がデスクにくっつきそうになって来たので、もっと背の高い骨ポットに引越し。



このところ鼻がぐすぐすして、喉の上の方が痛くて、やたらと大きなくしゃみが出るので、何かのアレルギーかと思っていたら、ニューヨークタイムズに「季節性アレルギーと風邪とコロナの区別をつけるには」という記事。そうか、鼻水やくしゃみや咳、喉の痛み、涙目、疲労感という症状は共通しているから、特に今は花粉アレルギーの季節だから確かに区別がつきにくいかもね。まあ、症状が長引いて熱がなければアレルギーと判断していいということで、ワタシのはアレルギーってことになりそう。でも、何のアレルギーなんだろうね。吸入性のアレルギーは40年かそこら前に2年くらい減感作療法をやって完治したはずなんだけどな。しつこい咳に悩まされて、プリックテストで屋外と屋内のアレルゲンを10個くらいずつ両腕をチクチクやったらぜぇ~んぶ赤く腫れて、当時の家庭医だったマー先生もびっくり。あの頃は4丁先で芝生を刈っていたら鼻がむずむずしたもんね。息を止めるわけには行かないから、減感作療法で週に1回注射2本。それで空中の浮遊物に対するアレルギーはすっかり治ったんだけどなあ。

一度治ったアレルギーが再発することがあるのかどうかは知らないけど、もしかしたらあのテストでは反応しなかった物質に反応するようになったのかな。樹木や草花の自然環境は変わっていないと思うけど、住宅地の戸建てと街中のマンションでは住環境が違うかもしれないな。体中の骨がばらばらになりそうな激しい咳の発作は、喘息を疑われたり、慢性気管支炎を疑われたり、一時は専門医に結核と誤診されたりして、結局はストレスによる心因性の咳と言うことで落ち着いたけど、それからずっと30年くらい発作的な咳に悩まされて、外で咳の発作が起きると周りが「救急車を呼ぼう」と慌てるのには参ったな。寝ていて咳き込んだら第2頸椎がずれて腕がしびれ、マニピュレーションという荒っぽい治療で治してもらったこともあった。あの時の頭痛は生涯で最も過酷だったな。

あまりひどい咳をしなくなったのは、身辺のごたごたが収まって落ち着きを取り戻した最近の15、6年くらいで、つらつら考えてみると、ワタシの人生はずっと相当なストレスに晒されていたということなのかな。たしかにポジティブなストレスもあったけど、ネガティブなストレスが多かったんだろうな。でも、そうとは感じる暇がなくて解消する術がないまま蓄積されて心因性の咳につながったってことかな。心理的なストレスがアレルギーを引き起こすとも言われるから、もしかして、もしかして・・・?はあ、疑問符ばかりでよけいにストレスになっちゃいそうだから、おいしいものを食べてストレス解消と行こうか。マットが届けてくれたこごみがあるから、「パスタ・プリマヴェーラ」なんかいいね。切らしたものを買いに行くついでにハムも買って来て、マッシュルームとグリーンピースを入れて、パルメザンチーズとクリームと溶き卵を絡ませて、さっと蒸したシーアスパラガス(アッケシソウ)を添えたらもう言うことなし。よぉ~しっ。



大雨注意報の日曜日

2024年06月03日 | 日々の風の吹くまま
6月2日(日曜日)。🌧。大雨注意報発令中。風は大したことはないけど、雨、朝からほんっとによく降ってる。低地では洪水の危険もあるし、都市部でも道路が冠水して交通混乱が起きるかもしれないという話。でも、郊外のフレーザーバレーの農業地帯にとっては恵みの雨だし、内陸で雨が降って気温が下がれば山火事の危険が減るし、すでに燃えているところでも消火作業には願ってもない助っ人だから、文句は言えないかな。

この嵐は、日本の東を通過した台風1号が温帯低気圧になって太平洋を越えて来たものらしい。だいたい直感的に、アジアの台風が太平洋の反対側にあるバンクーバーまで来れるはずがないし、メキシコとハワイの間ので発生するハリケーン/台風が北アメリカ大陸のこんな北の方まで来るはずがないと思うのが普通だろうけど、そうは問屋が卸さずで、カレシが今でも覚えているのが1962年10月にバンクーバーを襲った台風フリーダ。太平洋の東側ハワイ付近で発生して、直前に熱帯低気圧から温帯低気圧になってバンクーバーに到達というところで、たまたま近くにあった低気圧と合流して予想以上の勢力になったために、バンクーバー市内の街路樹1000本以上、スタンレー公園で3000本以上の大木を吹き倒した最大瞬間風速40メートルの記録は今でも破られていない。友だちとキツィラノビーチに荒波を見物しに行っていた当時19歳のカレシの目の前でふた抱えもありそうな大木があっさり倒れたんだそうな。

まあ、大嵐でなければ雨が降ってもどうってことないけど、もうちょっと暖かくなってくれないかなあと文句のひとつも言いたくはなる天気模様。ともかく、日曜日の今日は掃除の日。カレシは朝ご飯が終わったとたんにくず入れを集めて、そのまま担当のバスルームの掃除を開始。ワタシがコーヒーを飲み終わって、エアプランツのオードリーちゃんをお風呂に入れて、ダスターと箒を出して来た頃には2つとも掃除が済んで、「運動したから、今日はウォーキングは休み」。うん、この雨じゃあ、レインスリッカーを着てまでウォーキングに行くってのは何だかおっくうだよね。それに、雨に濡れたバルコニーやルーフデッキに出たり入ったりするせいで床は足跡だらけ(は大げさだけど)だし、今日は余分の作業があるから、ワタシもちょっと余裕ができていいな。きのうは気付かなかったけど、おとといの卵爆弾騒動で飛び散った破片が、レンジの横のキャビネットの底(ワタシの目線より下)やレンジフードのフィルターにもこびりついていたので、まずはフィルターとレンジの五徳を食洗機にかけて、キャビネットの底をスポンジでごしごしやって、ついでにレンジもきれいにして、ああ、やれやれ、

終わったらもうランチの時間で、今日は冷蔵庫で固めた脂を取って置いたぷりぷりの豚骨ブロスとゆうべの晩ご飯に作ったチャーシューの残りでラーメンを作ろう。ブロスの味付けにチャーシューの煮汁を使ったらかなりコクのあるスープになって、スライスしたチャーシューを入れたらさらに味がアップ。麺がゆで上がる間際に大豆もやしを入れて軽く茹でて、「極楽とんぼ亭風とんこつラーメン」の出来上がり。こういう寒々とした日には体が温まる骨ブロスは何よりのご馳走。さて、午後はオードリーちゃんをお風呂から上げて、次に洗濯機を回して、その間に固定資産税の学校税減額の申請。カレシもワタシも55歳以上だからどっちでも申請できるので、カレシの名前と生年月日と社会保険番号を打ち込んで、連絡先はワタシのGmailのアドレスにして、送信ボタンをポンッ。これで今年度の固定資産税の処理は終了。外はまだ雨、雨、雨で、家事三昧の日曜日が過ぎて行く・・・。


固定資産税の通知~高くなったなあ

2024年06月03日 | 日々の風の吹くまま
6月1日(土曜日)。⛅☁。あぁ~あ、もう6月。春の間ずっと「やらなきゃ」リストは何とかなっていたけど、おかげで「やるべき」リストはなかなか短くならないし、「やること」リストはずっと変化なし。それにしても、6月と言えばもう初夏のはずだと思うけどさっぱりそれらしくなくて、メディアはさっそく「June-uaryだ」。これ、6月のJuneと1月のJanuaryをくっつけて「1月みたいな6月」という自虐的ジョーク。天気予報では1週間後には29度の猛暑になると言ってるけど、何かのジョーク、それ?

ウォーキングの帰りに郵便箱を覗いたら、あら、市役所から固定資産税の通知。インフレの影響でどの市町村も固定資産税を引き上げていて、ニューウェストミンスター市も何パーセントか上げると言ってたっけ。封筒に入っていた「税金の使途」みたいな紙を見ると、戸建て住宅の場合は(現在の為替レートで)ベースになる査定評価が平均約1億8千万円で、固定資産税は平均して約50万円。そのうち28%が警察、17%が消防救急サービスに使われるんだそうな。BC州にはHomeowner Grantと言う自宅として所有している場合に限って学校税を減額する制度があって、65歳以下は6万5千円、65歳以上なら9万7千円。区分所有マンションの我が家の場合は査定額が1億3500万円(呆れるよ、もう)で、固定資産税は55万円のところ65歳以上なので45万3千円。それでも、去年に比べたらずいぶん高くなったもんだ。評価額はそれほど上がっていないのに・・・。

でも良くしたもので、州政府が固定資産税を立て替え払いしてくれる繰延べ制度があって、現在は55歳以上あるいは子育て家族が対象。実質的には州に対する借金なんだけど、低金利でしかも単利だし、住んでいる間は返済しなくてもいいので、年金生活で収入が限られている高齢者にやさしい制度だと思う。我が家もカレシが60歳になったときから利用していて、旧居を売った時の返済額は約200万円。マンションに住み替えてまたすぐに登録して今年で9年。固定資産税も金利も高くはなっているけど、今年の分を加えても残高はまだ450万円くらいで、マンションの相場価格の約3.5%だから、あと10年住んだとしても返せなくなる心配はゼロ。考えたら、行政のいろんなところで何とも高齢者にやさしいなあという気がするね。

固定資産税の繰延べは自動更新に設定してあるので、学校税減額分の申請をするだけで簡単。インターネットがなかった頃は固定資産税の通知に付いている申請用紙に住所氏名年齢を書き込んで署名して市役所に郵送(ぎりぎりのときは深夜に市役所の玄関にある郵便スロットにポン)したもんだったけど、今はオンラインでちゃっちゃと済むし、期限は7月2日なので楽々。ま、家事の日の明日に回して、ゆっくりと脚本書きに集中しようっと。午後遅くにはマットがファーマーズマーケットの帰りに初物のアッケシソウを持って寄ってくれるしね。栄養たっぷりでほのかに海の味がするアッケシソウ(シーアスパラガス)はワタシの大好物・・・




茹でていた卵が爆発してひと騒ぎ

2024年06月01日 | 日々の風の吹くまま
5月31日(金曜日)。☀。今日で風薫る5月も終わり。風はぜんぜん薫っていない感じだけど、今日は視界一杯の青空。ただし、台風1号の成れの果てが日本列島の東をこっちに向かって進んでいるので、明日はまた天気が崩れて日曜日にはかなりの雨が降るという予報で、嵐の前の何とか。まあ、ずっと旱魃気味だったから雨はありがたいけど、風はいらないなあ。

きのうの夜は晩ご飯にだしが効いておいしくできた鶏胸のしぐれ煮を食べて、ニューヨークタイムズのクロスワードをやっつけて、食洗機を回し始めて、捨てずにフリーザーに貯めてあった(残り物の)豚骨を生姜とにんにくたっぷりのブロスに仕込んで12時間のタイマーをセットして、賞味期限が切れる卵3個を茹で卵にするのに鍋を火にかけて・・・と、ここまでは良かったんだけど、午後10時頃にキッチンの辺りでパンっと大きな音。カレシが園芸ルームでモノを落としたのかと思って放って置いたら、しばらくしてまたパンっ。と同時に煙探知器がピィーピィー。あっちゃぁ、卵を茹でていたのを度忘れしてたっ!

慌ててキッチンに駆けつけたら案の定、鍋はすっかり空焚き状態で底が焦げているじゃないの。卵は1個がどこかに吹っ飛んでしまって、残りの2個も破裂状態。よく見たら「爆発」した卵の破片がアイランドのカウンターを超えて5メートルも離れたダイニングテーブルの下の床に落ちていて、座っていたら卵爆弾にやられるとことだったなあとしょぼい冗談。鍋の中に入れてあったエッグタイマーから焦げたプラスチックのいやぁ~な臭いがして、煙は出ているように見えなかったけど、たぶん煙探知器が「燃焼」の化学成分を検知したんだろうな。とにかくピィーピィーと金切声を挙げてうるさいので、レンジの換気扇を目いっぱいオンにして、バルコニーのドアを開けて、バスルームの換気扇をオンにして、ルーフデッキのドアも開けて風を呼び込んでガンガン排気。改装で最強のレンジフードに替えておいたのはラッキー!



そうやって走り回っていたらカレシが玄関ドアのチェーンを外したので、あぁっ、ダメダメっ。そのドアは開けちゃダメっ。絶対に開けちゃダメなのっ。カレシは「何で?」ときょとん。何でって、玄関ドアを開けるとすぐ外の内廊下の煙探知器が作動して、マンション全体の火災警報が鳴り出しちゃうの。で、その警報は消防車が来て、消防士が非常階段を駆け上がって全館をチェックして回って、火事ではないと確認して初めて止めてくれるの。ドアを閉めておけばユニットの中でだけの「誤報」で済むし、ほんとに火事だったとしても火元に一番近いスプリンクラーが作動して消してくれるの。そもそも夜の10時過ぎに火災警報が鳴って消防車が来たら近所迷惑もいいところ。まあ、煙探知器は20分ほどで鳴り止んで事なきを得たけど、けさは朝からキッチンのカウンターやダイニングの床からゆうべ見落とした「卵爆弾」の乾いた破片を拾うのにうろうろ。でも、鍋はスチールウールでガシガシこすったら、少々変色しているけどまだ使えそうで、ああ、やれやれ・・・。


ポイントカードがハッキングされたかと思った

2024年06月01日 | 日々の風の吹くまま
5月30日(木曜日)。⛅🌤☀。けさは暖房が入っていなかった。予報では週末から週半ばまでは低温で雨ということだけど、その後はいったん気温が急上昇して次の週末は異常高温になり、6月第2週に入って平年並みに落ち着くらしい。ほんっとにくるくると良く変わるなあ。これも太陽の活動がピークに来ているせいかな。またまた大きなフレアがあったそうで、週末にはまたバンクーバーでもオーロラが見られるかもなんて言ってるけど・・・。

木曜日は行きつけのスーパーSave-On-Foodsから向こう1週間のポイントカードの特典やボーナスポイントを知らせるニュースレターが来るので、一応ボーナスポイントといつも買うものがあればそれをカードに登録しておくんだけど、けさは何だかヘン。まずボーナスポイントの条件が変わって、来週の水曜日まで1回の買い物ごとに10倍、20倍、または40倍。最高の40倍は3万円以上ということだけど、一度にそれだけ買い込んだって持って帰れないじゃないの。でもまあ10倍は行けるからと、いつものようにカードに登録しようとしたら、ええ?エラーコード500?何度やっても同じなので、もしかしてハッキングされたかと思って、とりあえずカスタマーサービスにこれこれ云々とメールしたら、けっこう早く「ポイントカードのシステムがダウンして、復旧を急いでおりますのでしばらくお待ちください」という返事。あ、そう。でも、もう一度ログインしてやってみたら今度はちゃんと登録できたから、あ、復旧したのね。ごくろうさん。

ポイントカードの問題が解決したので、午後になって買い物。まあ、いくらポイントを貯めても交換できる商品のリストにワタシが欲しいものがほとんどないし、最近はショッピングトロリーを引っ張るのも肩が痛くなって困るので、ほぼ必要なものだけ買うようにしているから、ワタシの狙いはポイントよりもカードに登録しておく仕組みの週替わりの値引き商品。こっちはけっこう価値があるかな。液体が多くて重くなったトロリーを引っ張って、ヴィクターの店で3、4日分の肉を調達。ちょうど奥から鶏の胸肉を並べたトレイをもって出て来たところで、「今さばいたところだから新鮮だよ。いる?」と言うので、いかにもジューシーな感じのを1羽分(我が家は片側1枚で2人前)。ゆうべ車の運動がてらHマートに行ったときに大根を買って来たから、クックパッドで見つけた「鳥の胸肉のしぐれ煮」を作ってみよう。付け合わせはカレシが大好きなししとうだな、うん。

一段落したところで、エアプランツのオードリーちゃんに霧吹き。買ったときに真ん中にやっと見える程度だった新しい葉がいつのまにかずいぶん伸びていてうれしい。大して手をかけているわけじゃなくて、だいたい毎日霧吹きをして、週一で(あれば雨水の)風呂に入れているだけなんだけど、たぶんそれがオードリーちゃんの性に合っているのかもしれないな。人間もそうだけど、植物だって動物だって生きている個体なんだから、過保護も過干渉も百害あって一利なしなんだと思う。逆にカレシのように何でも放置してしまうのも何だかなあとは思うけど。


1月24日

2月11日

5月30日