リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

森の中のリッチな味覚

2020年06月14日 | 日々の風の吹くまま
6月13日(土曜日)。☁☀☁。ついきのうおととい土曜日だったような気がするけど、また土曜日。電力会社の記録によると、ロックダウン中の電力消費のパターンが通常の土曜日と同じだったそうで、つまり、たくさんの人が時計の目覚ましをオフにして、朝シャワーも省略していたってことか。毎日がウィークエンドだったわけね。

今日の床掃除は先週さぼったモップかけも含めて念入りに。右肩がまだ痛いので、掃除機を無理に動かしてギクッとやらないように慎重に動かすけど、ちょっとごつくて重いからなかなか言うことを聞いてくれない。おりしもガーデニングの季節で、カレシがバルコニーやルーフデッキに出入りするから、箒で掃くと砂ぼこりみたいな白い粉がけっこう集まる。それを掃除機で吸い取ると、ダストボックスの内側に中が見えないくらいにくっつくので、終わって中身を空けたら、内側を除菌ウエットシートで清掃。めったに使ったことがなかった除菌シートは、スーパーの棚にたまたま1つだけ残っていた80枚入りボトルを「残り物に福あり」とばかりに買うのを2回やったもので在庫過剰。それで掃除機とキッチンの生ごみバケツの掃除に使うようになったけど、バルコニーをうろついている蟻んこ退治は新発見の使い道かな。

きのこ屋のマットがシーアスパラガスを採集したとFBに投稿していたので、バンクーバーのファーマーズマーケットに行く途中で「待ち伏せ」していいかとメールしたら、「帰り道に届けるよ」。おお、うれしいっ。シーアスパラガスは別名サムファイアとも言って(ワタシはこっちの呼び名の方が好き)、北海道で秋にサロマ湖を赤く染めるあの「アッケシソウ」。塩水の湿地で育つので自然な塩味があって、調理するのに塩がいらない。こりこりとした食感もいいし、何よりも葉酸やビタミンB類が豊富で栄養満点。寄り道してもらうのに1品だけじゃ申し訳ないので、スプリングポルチーニという巨大なきのこと、袋に入るだけのしいたけをお願いして、代金を振り込み。5時近くになって「下にいる」とメールが来たので、さっそくロビーへ降りて行って(配達は今中まで入れないので)玄関の外で受け取り。ありがとっ!

ほんとにビニール袋にいっぱい詰め込んで持って来てくれたサムファイアことアッケシソウは、袋を開けるとほわぁ~んと潮風の香りがして、子供のころに遊んだ浜のなつかし匂いを思い出しちゃった。マットのおかげでこごみの季節が終わったらサムファイア。巨大なポルチーニは2つに切ってもまだモンスターという感じで、赤黒いようなオレンジっぽいような不思議な色。北米大陸西部が原産だそうでイタリアのポルチーニきのことは親戚の間柄。レシピを探してみよっと。森の中にはリッチな味覚がこんなにもたくさんあるんだなんて、この年になるまで知らなかったな。大自然を大切にしないとね。
 
 


古いコンピュータが壊れると予測できたはずなのに

2020年06月13日 | 日々の風の吹くまま
6月12日(金曜日)。☂☂☁。あぁ~あ、もう週末が来る。で、また雨模様の週末らしい。かんかんに晴れ上がればビーチだ公園だとどっと人が集まってしまうから、それはまだ時期尚早というマザーネイチャーの心遣いかもしれないけど、寒々、どんよりはやっぱりちょっとげんなりするよねえ。最近はメディアにもメンタルヘルスの問題を懸念する記事があったりするもの。先月はドラッグをやり過ぎて死んだ人が過去最高の数に達したそうだし、いろんな窓口での欝や不安症の相談が急増したそうだし、ワタシもちょっとばかり情緒が不安定気味になったときがあるし、人間は社会的な動物だからこそ、罰として社会から隔離する「刑務所」があるんだし・・・。

ま、納期まで後1週間になっちゃったので、今日は本気を出して、気合を入れて仕事、仕事、仕事。隣でカレシがデスクトップのPCが壊れたと慌てているけど、もうとぉ~っくに賞味期限が過ぎて調子が悪かったのにずぅ~っと前から新調しなくちゃと言うだけで何もしていなかったので、今さら知らんがな。「キミも新しいのを買うって言ってたから、何だったらすぐに買って、今使ってるのをボクにくれない?」とカレシ。おいおい、何言ってんのよ。仕事中だよ、仕事中。納期まで後1週間で、どう見たって少々遅れ気味だから、コンピュータの入れ替えなんかしている暇はぜぇ~んぜんないの。でもまあ、向かいのLondon DrugsにAcerのオールインワンの在庫があるようで、オンラインで注文すれば2時間でピックアップできるらしいから、それを買って来てカレシに初期のセットアップをさせて、ワタシの手が空くまでの当面の間カレシが必要とする最低限の設定で使ってもらうという手もあるかなあ。ふむ・・・。

ワタシとしては、現役時代からの経験上、コンピュータには必要がない限りやたらと複雑なことはやらせない主義なので、新しいのを買って初期設定するにしても、故障にしても何にしても、けっこう簡単だし、めんどうがあればあっさり自分ではできないと認めて、プロにやってもらう「餅は餅屋主義」。(ワタシもある意味で「餅屋」だったし。)でも、カレシは機械は自分が想定している通りに動くものだと思っているらしく、やたらとややこしくしてはイライラ、カリカリ。コンピュータは1と0しか知らない単細胞の集まりみたいなもんで、0.5か0.75のあたりか、あるいは1と0の無限空間のどこかという中途半端な思考はわっかりましぇ~ん。そんなのと取っ組み合いをしたって心臓に良くないだけだと思うんだけど、まあ、カレシの思考スタイルにもわりかしデジタルっぽいところがあるから・・・。

ジェフが転送してくれたSilverseaからのメールで、キャンセルになった10月のクルーズの払戻し金は7月15日から25日の間に処理されるとの知らせ。同時にArts Clubから新しいニュースレター第1号が来て、今月末の特別パフォーマンスは「夏のファンドレイジングシリーズ」の第1弾と書いてある。ということは月1回くらいでイベントがあるってことかな。そうだったらうれしいなあ。今年はもう「2020年はキャンセルになりました」みたいなもんで、お金がどさっと戻って来てもカレシにコンピュータを買わせる以外に使うところがないから、Arts Clubにどんどん入れ揚げちゃおうか・・・。


車も人間も健康のために運動しないとね

2020年06月12日 | 日々の風の吹くまま
6月11日(木曜日)。☁☂☁☀。目が覚めたら8時半。カレシを起こしたら「9時にレッスンがあるっ」と跳ね起きて、だだっと朝ご飯のしたく。生徒はベトナムの女性でハノイの会社で経理担当の管理職。ベトナム時間では夜の11時なので、1日の仕事と家事をこなした後で残った寝る前の1時間がレッスンの時間。あの辺りの女性はものすごいがんばり屋が多いね。ワタシも仕事、がんばらないとね。

ということで、とにかく仕事を始めたところで、仲良しのイーディスから「どうしてるぅ?」とメール。そうだ、2月の末以来会ってないよね。その間に「下宿」していた孫のケイトが無事に大学の授業をオンラインで終了して学士号を持って内陸の実家に帰って、やれやれ。夫氏のデイヴィッドはパンデミックで不急の手術が全部キャンセルされる直前に除去手術をした大腸のポリプが癌に転化し始めたところだったそうで、運の良さに神様に感謝感激。だって予定が1日2日後だったら手術はキャンセルになって、再開した今3万件が滞っているそうだから、ほぼ確実に癌になっていて、より大きな手術が必要になっていただろうね。いや、COVID-19関連で命を落としたのは感染した人たちだけじゃないから、ほんとにラッキーだったよね。何が一瞬にして人間の幸運と不運を分かつのかは、永遠の謎のままだと思うから、素直に幸運を喜び、「見えざる手」に感謝するしかないか。

イーディスに長い返信メールを送ってから、さぁてっと腕まくりして仕事を始めたら、カレシが「1時のレッスンを変えるから、ランチの後で車の運動と'ウォーキングを兼ねてどこかへ行こう」。どこかへと言ってもねえ。そんなに遠くないところでウォーキングを楽しめそうなのはどこだろうと考えて、思いついたのがシーラがときどき行くと言っていた隣のコクィットラム市のコモレイク公園で、ググッたら車で20分ほどの距離で、公園は行ったことがないけど、まったく土地勘のないところでもないので、そこに決まり。

行ってみたら、あら、レイク(湖)と言うよりは大き目の「池」と言う感じ。ぐるっと回る遊歩道があって、COVID-19予防対策で一方通行を示す標識があり、「安全のためにソーシャルディスタンシングを実践しましょう」と言う看板。ハングルと漢字の他にアラビア文字らしいのが2種類で、コクィットラム市の多民族的な人口構成が伺えるね。アヒルとアヒルの子があちこちで遊んでいて、人通りに慣れているらしく、足を止めて「かわいぃ~」と歓声を上げる人間サマには知らんぷり。ところどころに水の上に突き出たデッキでのんびりと釣り糸を垂れている人がいて、湖の反対側では芝生のあちこちでカナダガンの親子がランチの最中。池の周囲は1キロだそうで、いつものウォーキングの半分だけど、気分はさっぱり。さて、気合を入れて仕事にかかろっと。
 
 
 
 


 
 

くれるお金はもらわなきゃ損損、あげるお金はまずおともだちに、か

2020年06月11日 | 日々の風の吹くまま
6月10日(水曜日)。☁☁☀。朝起きて、さて今日は仕事日っと意気込んだのはいいけど、なぜか他にやることが次々とあって横道に逸れてばっかり。ジェフが、月末にArts Clubがファンドレイジングのイベントをやるから今すぐチケットを取った方がいいよと言って来たので、まだ案内は来ていなかったけどすぐに行く、行く、行くっとメール。政府のCOVID-19対策の「最大50人まで」の要件に従って、出席者50人ずつで土日2回に分けてのイベント。リクエストしたのは日曜日で、すぐに担当のアマンダから「チケット2枚確保!」のメール。やったぁ。うれしくて、興奮しちゃって、仕事に身が入らないので、いそいそとウォーキング。

州の非常事態宣言はさらに2週間延長されたので、少しずつ、少しずつ日常が再開しつつあるけど、いろんな制限、制約はまだまだ続きそう。ということは、まだ仕事に戻れないでいる人たちも多いと言うことだろうな。カナダ政府が失業や休業で収入が途絶えた人たちに16週間までの期限付きで4週間ごとに20万円支給していたけど、それ(CERB)が来月中に最終回で、その先どうなるかはまだ未定。失業保険に切り替えさせるのか、条件を変えて継続するのか、雇用主に対する賃金補助の期間を延長して職場復帰を促すのか。州によっては給付金が最低賃金の月収を上回っているために人手不足の業種が出ていると言う話だし、トルドー君が次々と打ち出した救援策で歳出がものすごい額になったから、難しいところだね。

この給付金、支給を急いだおかげで助けられた人たちがたくさんいる半面、受給資格の審査がゆるゆるだったために、条件を満たしていないのにもらった(もらってしまった)人たちもたくさんいるそうで、トルドー君は(課税対象なので)来年春の所得税確定申告で返済させると言っていたのが「不正受給」を摘発して、悪質なケースは罰金や刑事罰で対処する方針に方向転換。歳入庁に不正を通報するホットラインができたら「密告」が殺到。これまでに19万人が「うっかり」もらった給付金を返済したというからびっくり。これまどこまでが噂でどこまでが事実かは知る由もないけど、ワーキングホリデイなどで来ている日本人たちの間にも収入条件などをごまかして受け取っている連中がけっこういるらしい。納税申告なんかせずに黙ってさっさと日本に帰ってしまえばバレないよと堂々と言ってのけるにいちゃん、ねえちゃんもいて、やれやれ、貧すれば何とかというけど、日本人の民度とやらも落ちるときは落ちるところまで落ちるってことかな。

その日本でもアベチャンが全国民に10万円支給するとか、中小企業やフリーランスに持続化給付金とやらを支給するとか、まあがんばってるつもりなんだろうけど、ものすごい金額で仲良しの大企業同士が集まって作った「受け皿」に委託して、そこが何十億円も手数料?を抜き取ってから仲間に再委託してと、何だかまたぞろきな臭い「汚職」っぽい悪臭が燻っているらしい。今すぐに困窮している人たちがいるってのに、アベチャンて、毛並みだけでソーリダイジンになっちゃって、実は政治のこともお金のことも人間のことも、ほんとは何にもわかってないんだろうねえ。


やっと目の検査をしたから、さあ仕事、仕事

2020年06月10日 | 日々の風の吹くまま
6月8日(月曜日)。☁☂☁。まぁたまた月曜日だ。ま、月曜日だからと言っても特に何があるってわけじゃないので、人の気も知らずに過ぎて行く時間の標識みたいなものかな。でも、窓の外では間違いなく車が増えているし、外へ出れば歩道ですれ違う人の数も増えたし、OPENの看板を出している店も増えたし、確実に日常の暮らしが動き出している感じ。ウォーキングに出たら、道路向かい角のミニ公園を囲んでいた背の高い金網フェンスがなくなっていて、「圧力洗浄中」の看板。おお、ずっと閉鎖されていた小さな、小さな公園もオープンするんだ。もちろん、「2mルール」でね。

雨上がりを狙ってのウォーキングはお酒の調達を兼ねて片道1.6キロをてくてく。市役所がCOVID-19対策として歩行者の多い交差点での信号のサイクルを変更したので、中心街にある我が家の周辺はほとんどが歩行者信号のボタンを押さなくても自動的に変わるようになっている。おかげでボタンを押さずに信号が変わるのを待つ癖が付いてしまって、人通りが少ない住宅地などは今まで通りにボタンを押さないと変わってくれないので、歩行者用ボタンの上に市が取り付けた表示がないのに気付かずにのほほんと立っていると、信号が変わっても渡れないなんてことになる。もっとも、そういうところは車の通りも少ないので、歩行者用信号が赤のままでもみんなおかまいなしに堂々と渡っているし、赤信号でもちらっと左右を見て渡ってしまう猛者もいる。私たちもときどきやっちゃうんだけど、このあたりがトカイナカのいいところ。

☆☆仕事、仕事、仕事☆☆

6月9日(火曜日)。☂☂☁。朝のバルコニーの気温は10度。あぁ~あ、トマトたちがかわいそう。温室ボックスに入れると日が当たらないし、外に出すと寒いし。でも、もうちょっとの我慢だからね。

今日は午前中に眼科の予約があるので、きのうは午後から寝るまで大まじめに仕事。平易な文体でと言われても、学問だから専門用語がぞろぞろ出て来るし、この20年はめったにやらなかった日本語訳なもので、ワタシの日本語が古くなっているのか、さび付いているのか、単語や今様の表現がすんなり出て来なくてちょっと手間がかかる。でも、稼ぐ仕事には納期ってものがあって、いったん引き受けた納期を外すなんてプロの風上にもおけないこと甚だしいから、やっぱり現役半分、リタイア半分でやっているわけには行かないもんね。

その眼科の予約、ロックダウンが緩和されて始めての「不急不要」の外出。(もっとも急を要しても命令で休業していたから行けなかったけど。)確認電話で指示されたとおりに、マスク持参で10時20分の予約の5分前に到着。さっとマスクをつけて入ると、受付のカウンターはぐるっとプレキシガラスのシールドで囲ってあって、そばの待合室には椅子が3つだけ、反対側ではディスプレイ棚のめがね枠を選んでいる人が1人だけ。最初はバクラ先生のオフィスで検眼。網膜の検査もあるので、瞳孔を開く薬を点眼して、まずは右目でレフラクターを通して視力検査表を見たら、うは、ぼやけてるっ。マスクのせいで機械のレンズが曇るのでティッシュで拭いてみたけど、やっぱりぼやけていて、ほとんど判読不能。でも左目はまあまあで、「右目の視力が落ちたわねえ」とバクラ先生。

ワタシのコンタクトレンズは右で遠く、左で近くを見るように設定されているので、細かい手先の作業やモニターの凝視なんかで左目を酷使していて、てっきり左目の視力が落ちていると思ってたけどな、へえ、右の方なんだ。思うに、働かない目は視力が落ちるそうだから、車での遠出もなく、道路を歩いていても手近な2m以内を注視していた感じだったせいで、右目は怠けちゃったのかもしれないな。新しいコンタクトを作ってもらうことにして、ちょっと待ってからディエプ先生の網膜検査。機械に顔をくっつけて、視野の中を移動する光を見つめて、「4年前と同じでちっとも変わっていないね。健康そのもの」。この年になると緑内障とか加齢黄斑症とか厄介な病気の心配が出て来るから、「健康そのもの」のお墨付きはうれしいね。エイリアンの目で帰って来て、じゃあ、また仕事にかかろうか。モニターのブルーライトをカットするメラニンサングラスをしっかりかけて・・・。


どうしてソックスがみんなミスマッチになるのか

2020年06月08日 | 日々の風の吹くまま
6月7日(日曜日)。☁☀☀☁。天気がいいとやっぱり気分もいい。きのうホットパックで温めていたせいか、右肩の痛みもちょっと緩和。カレシが朝のレッスンをしている間に、長い長いシャワーで肩をしっかりとマッサージしたら、さらに軽くなった感じ。

朝ウォーキングに行くのに、カレシが「ソックスがなくなった」。あはは、そうだろうねえ。引っ越してきて以来、カレシの洗濯物は、ハンガーにかけて乾かしているシャツの他はみんな乾燥機から出したらそのまま畳まずに寝室のウォークインクローゼットにおいてあるカレシ専用の大きなバスケットに入れておく習慣になっている。少しは自分のものを自分で管理してねということで、カレシも特に異存はないようなんだけど、みんないつまでもバスケットに入ったまま。Tシャツは適当に引っ張り出して着ているけど、小さいソックスや下着はいつの間にかバスケットの底に埋没。そうなってやっと重い腰を上げてたまった洗濯物を畳んでドレッサーの引出しにしまうのがカレシの習癖。ものぐさもいいところだけど、お片づけの神様のこんまり嬢もあっさり匙を投げてしまいそうなくらい片付けが苦手なカレシにはカレシなりのお片づけ術があって、名づけて「混沌流」・・・。

出かける用意ができて待っていたら、寝室から「おぉ~い、ちょっと見に来いよ」とカレシの頓狂な声。何々と行ってみたら、うはぁっ。カレシが指差したベッドの上はうず高く積み上げたソックスの山で、思わず爆笑。いったい何足あるのか知らないけど、「マッチしないのばかりだ」と困り顔のカレシ。まっさかぁ。でも、しょうがないからソックスのマッチングの手伝いを始めたけど、裏返しのままのものが多くて、外側と内側の模様がちょっと違っているので、それで「みなし子ソックス」ばかりに見えていたとわかって、また爆笑。脱いだままの状態で無造作に洗濯籠代わりの乾燥機に放り込むから、裏返しだったら裏返しのまま洗濯、乾燥してお届けとなるわけ。ちなみに、ズボンごとソックスまで脱ぐもので、ズボンに足を突っ込むと下からポンッとソックスが飛び出して来て朝から爆笑なんてことがよくあるから、ほんっとにカレシのものぐさは筋金入り・・・。

おかげで14組のソックスがめでたくマッチングしてドレッサーの引出しに収まり、残ったみなし子ソックスは5本(と数えるのかな)。きのう洗濯物をまとめて乾燥機に放り込んでおいたと言うから、次の洗濯の後で何本かは連れ合いが見つかるんじゃないかな。でもねえ、もしかして裏返しのソックスを裏返しのままで履いていたってことかなあ。たまにちょっと色合いが違うのを履いていることがあるけど、表裏のミックスでも気付かないのか、気が付いても履き直すのがめんどうなのか、それともぜぇ~んぜん気にならないのか・・・。


何となく昔のことを思い出したり・・・

2020年06月07日 | 日々の風の吹くまま
6月6日(土曜日)。☀☀。あぁ~あ、ついこの間大まじめに掃除をしたはずなのに、もう掃除の日。何だかため息が出ちゃうなあ。今日は特に朝から右肩が痛くて、動かさないといけないと思って普通に使おうとしてはイテテ。この回旋筋腱板というやつ、傷めると厄介なしろもので、いつだったかもう忘れちゃったけど、上腕を強力な接着剤で脇にくっつけたみたいにカッチカチに固まってしまって、理学療法で何とか動くようになるまで1年半もかかったことがある。あれは絶対にもう二度とごめんだから、気をつけているんだけど、重いものを入れ過ぎたショッピングトロリーを引っ張っていてギクッとやっちゃったのかもしれないな。道路を斜め横断すると歩道の縁に段差があるからなあ。ちゃんと角で渡れば段差がないんだけど、つい・・・。

肩が痛いからと寝室はルンバ君にお任せして、床のモップかけも省略。電子レンジで温められるホットパックを出して来て、肩に乗せて温めながら30分ほど仕事。すぐにランチタイムになったので、今日は最近スーパーに出るようになったビヨンドミートの「ビヨンドソーセージ」をお試し。冷凍で4本入りの「マイルドイタリアン」で、冷蔵庫で解凍しておいたけど、ぶっといなあ。ホットドッグ用のバンがないので、冷凍庫に常備している丸いチーズバンを出して来て代用。ソーセージを縦に切り目を入れて開いてから、エアフライヤーで焼いたのを、トーストしたバンにのせて、ブロッコリの若芽とレタスをどっさり積んで「ビヨンドソーセージバーガー」のできあがり。ダイエット食品じゃないからカロリーはあるけど、エアフライヤーならかなりの油(ココナツ油)が抜ける。がぶっとひと口噛み付いたカレシが「うまいっ」。ビヨンドバーガーは今いちの感じだったけど、ソーセージはおいしかったから、ひき肉と並んで我が家の定番になるかな。

   

午後はちょっと遊んでは、ホットパックで肩を温めながら仕事。ずっと昔の子供の頃に流行った「ながら族」というあれかな。高校生になった頃にはトランジスタラジオを机の上に置いて、ビートルズなんかを聴きながら宿題をやってたっけ。そう、トランジスタラジオの出現によって「ながら族」がどんどん増えたのかもしれないな。そうそう、ビートルズのレコード、ドーナツ盤1枚買ったら1ヵ月のお小遣いが吹っ飛んで、アルバムなんかとぉ~っても手が届かなかったな。カセットテープなんかまだない時代だったもんね。大学生が「ベトナム戦争反対!」と叫んで盛んにデモをやってたけど、そのうちに分裂に分裂を重ねて、過激化に凌ぎを削った挙句に革マル派だの赤軍派だのと党派同士の暴力闘争になり、最後は仲間同士の殺し合い・・・。

ワタシが大学に行きたくなかったのは、学校が大嫌いでさらに4年も耐えられないと思ったからだけど、あの学生運動の展開を見ていて、みんな何のために大学に行ってるんだろうと思い、大学そのものに失望したせいもあるかな。勉強したいことは自分で勝手に学ぶからいいよと思ったのは若さ故の傲慢だったかもしれない。まあ、大学に行かなかったことを後悔したことはないし、自分流に学ぶのは今でも好きだけど・・・。
 
テディベアみたい

今日はわりとまじめに遊んで仕事をした

2020年06月06日 | 日々の風の吹くまま
6月5日(金曜日)。☀☁。世界気象機関の発表によると、先月5月は世界中で気温が過去最高になったそうだけど、もしかしてフェイクニュースじゃないだろうな。だって、あと2週間で夏至だと言うのに、まだときたま朝方にヒーターが入るくらい寒いんだもん。おかげで夏のTシャツに入れ替えたのに、予備としてしまわずに残しておいた冬の七分袖のTシャツをまだ着ている始末。世界が暑くなっているなんて真っ赤な嘘だろ、もう。

今日こそは「半現役」で気合を入れて仕事にかかるぞぉと意気込んで、「半リタイア」の方はほどほどにと小さい家具を2個だけ制作。枠や棚板に貼る木目模様の紙が、糊付きが悪いし、木目に直角に折り曲げようとするとうまく行かないしで、1個目でちょっと悪戦苦闘。すごく薄いんだけど、どうも紙じゃなくて本物の木の「つき板」というものみたい。でも、24分の1のスケールだと、木目がちょっと粗いなあという感じ。棚板の厚さが2ミリくらいの縁に糊付けして、プラスチックの洗濯ばさみで抑えて乾くのを待っていたら、ジェフから「キャビンは23.5平米のベランダ付きデラックススイートか34平米のペントハウスか、どっちにする?」と電話。Crystalのサイトで見てみたら、大きい方は使い勝手があまり良くない感じで、6割も高い料金の価値はないし、小さい方はSilverseaのキャビンより小さいけど効率的に見えるので、ジェフも小さい方にしたというので、じゃあ、私たちもそっち。

午後には予約確認の書類を送って来て「来週デポジットを払い込んで、残りは来年7月下旬」。あははきのうの午後一番に案内をもらって、今日の午後1番に予約確認。2021年Arts Clubツアーの予約は私たちが第1号だって。うん、決めるときは超特急で、しかもなぜか後悔することがないのがワタシの極楽とんぼ的思考なのよね。遊びの予定があっさり決まったので、午後は本気で「半現役」。生態学がテーマだから、小難しい学術単語がぞろぞろ出て来るけど、初心者レベルに近い文体でという指示なので、平易な話し言葉を使うことにする。翻訳の文体を読む人に合わせるのは専門分野を持たない「何でも屋」のワタシには得意の技。契約書はお堅い弁護士調。役人が書いた文書はでれっとしたお役所文学。広告のコピーはかっこよくピシッ。苦情は上から目線で、恋文は下から目線。(実際に思いの丈を切々と吐露した恋文を訳したことがあったっけ。)何だか芝居脚本のせりふ作りにも通じるところがあるような気がするね。

買い物に行く支度をしていたら、あら、何だか悲しいのか、さびしいのか、ちょっぴり欝っぽい顔が山の上からこっちを見ている。つい元気付けてあげたい気持になったけど、もしかしたらロックダウンで腐っていたときのワタシもこんな顔をしてたのかなあ。もっとも、誰も慰めてくれなかったのは、雲の女の子ほどの可愛げがなかったからだろうけど。
 


遊びの誘惑が大きすぎて

2020年06月05日 | 日々の風の吹くまま
6月4日(木曜日)。☁☀☀。ほんっとに、時間って何なんだろうね。きのう始まったかと思ったらもう週の後半じゃないの。でも、今日はCOVID-19の新たな感染者の数が5人、死者はゼロで、これまでの感染者の86%以上が回復して、入院中はわずか26人(集中治療室6人)。緩和が始まってから2週間で、20人台で増えてヤバいよという日もあったけど、概ね10人前後かそれ以下で推移しているので、月の半ばからまた少し規制が緩和されるらしい。全国的にも毎日の新しい感染者は減りつつあるから、日本語で言うなら「峠を越えた」というところかな。

遊びと仕事の二股でむくむくとエネルギーが沸いて来たのはいいけど、どうしても遊びの方が先になってしまうから困ったもんだ。まあ、リタイア暮らしのリズムをつかむのに3、4ヶ月かかったから、臨時にでも冬眠の穴倉から這い出せばやっぱりリズムをつかむのにちょっとは時間がかかるのかもしれない。でも、あんまり時間の余裕はないんだけどね。とにかく今日は「改装中」のカフェのレイアウトを見ながら個々のパーツを作って行けばいいように、外郭とカウンターを完成させてテープで押さえ、床も糊付けせずに「仮設」のままにしておいて、いったん「半リタイア」を中止・・・。
 

ランチを食べていたら、ジェフからメールで「来年の大晦日をシドニーで」。毎年ジェフが編成するArts Clubグループのクルーズで、来年2021年の12月下旬にCrystal Symphonyでニュージーランドのオークランドを出て、南島の端を回って、大晦日の31日にオーストラリアのシドニーに入港して、有名な花火の打ち上げを見るというもので、元旦、2日をシドニーで過ごしてから南下して、終点はメルボルン。おお、いいねえ。去年の12月に行って来たルートを逆に辿る形だけど、シドニーの大晦日の花火はたまらない魅力だね。クリスマスは船の上で何かイベントがあるだろうし、カレシも一度はどこか他のところで新年を迎えてみたい言っていたので、よしっと即決。Silverseaの船よりは大きいけど、それでも乗客定員は900人以下だから、お試しに乗ってみるのもいいねと言うことで、すぐにジェフに行くよぉ~とメール。1月のクルーズはどうなるかわからないけど、これは1年半も先の話だからほぼ確実・・・。

と言うわけで、何だかやたらと興奮してしまって、「半現役」は今日も足踏みしたまま。晩ご飯の後で、カレシが「おい、ちょっと車を走らせて来よう」。どこへ?「そこらへんをぐるっと。ガソリンを入れなきゃならないし」。ものぐさなカレシが行く先のないドライブなんて、どういう風の吹き回しかな。電車に乗るのにマスクが要らなくなるまではどこへでも車で行くんだそうだけど、遠出して行くところがあまりないから、またバッテリが上がらないようにまめに走らせておかないとね。結局はニューウェストの西半分の外周を回って来ただけだったけど、おしゃべりしながらのドライブは何となくデートのお出かけみたい・・・。


今日もまた半リタイア>半現役

2020年06月04日 | 日々の風の吹くまま
6月3日(水曜日)。☁☀☁☀。朝ご飯が終わって、いつものようにコーヒーを飲みながらメールをチェックしたら、トラベルエージェントのジェフから「10月のクルーズが正式にキャンセルになった」と早朝メール。(Silverseaの北米オフィスは時間帯が3時間先のフロリダ州マイアミにある。)早いなあ。地中海のときは航路の変更までしてキャンセル回避に必死だったけど、今度はどっちみち動いている船がないから、あっさりとやぁ~めたってなったんだろうな。ジェフが全額払い戻しの請求をしてくれたので、返金があるのは7月の末頃。またクレジットカードから銀行口座にお金を戻さなくちゃならないけど、はて、前回はどうやって移したんだっけなあ。

これで4月の地中海クルーズに次いで2つめがキャンセルで、どっちも払い込んであった料金が全額払戻しになって金銭的な損害はゼロだけど、今年は結局どぉ~っこへも行けないという失望感の方が痛みが大きい。せっかく2人一緒にあっちこっち大名旅行ができる身分になったのに、お金が戻って来たところで、どこへも行けないんだから使うところもないわけで、あんまりうれしい気分にはなれないな。ま、来年になれば狂乱世界も少しは落ち付くだろうから、1月末のペルー発の南米クルーズは大丈夫そうかなと言う気もする。でも、ブラジルがどえらいことになっているので、そこまで行かずにブエノスアイレスで船を下りることになっていても、へたをするとまたまたキャンセルってことはあり得るな。もしもそうなったら、それこそ「三球三振」。やめてよ、もう。

朝っぱらから(習近平のバカに)むかっ腹を立てたせいで、午前中はまた「半リタイア」の方に流れてしまって、まずはカフェの看板と壁の制作。正面と横の窓壁のパーツを揃えて、内側に貼る枠をナイフで切り抜いていたら、ずっとずっと昔あった「うたごえ喫茶」がふっと浮かんで来た。そうだっ、オリジナルに入っているピアノは使わないで、代わりにバーのキットに入っていて使わなかったギターを置いて、仲間たちが一緒に歌ったり、文学談義をしたりするおしゃれなカフェにしよっと。うたごえ喫茶が流行っていた頃はまだ高校生だったので行ったことはないけど、左翼系の影響が強かったと思う。それで、社会主義の夢の国ソ連への思いを込めて、ロシア民謡が人気だったんだろうな。でも、ワタシのカフェでは主義主張の議論はなしにして、詩や小説や演劇を語ってもらおうっと。はて、日本でうたごえ喫茶がにぎわっていた頃、アメリカで一斉を風靡していたのがビートジェネレーション。ビート詩人たちが集まるカフェというのもいいかも。
 

結局のところ今日の「半現役」は午後の買い物に行く時間までのほんのおしるし程度。納期の繰り上げに同意したので、作業時間は3週間しかないけど、まあ、1日平均4ページ半のペースならまだ十分に大丈夫か。現役のときはもっとまじめに仕事に取り組んでいたはずだけど、やっぱり1年と5ヵ月のリタイア暮らしでかなぁ~りだらけちゃってるなぁという感じがする。よし、明日からもっとまじめにやろうじゃないの。


半リタイアと半現役のすきまは何と言うのかな

2020年06月03日 | 日々の風の吹くまま
6月2日(火曜日)。☁☂☁☀。寒いよぉ。長期予報を見たら、ええっ、夏の訪れは遅くて、暑い日は来るけど、早めに終わってしまうかも「しれない」と。やだぁ、そんなの。トマトもピーマンもまともに育たないじゃないの、もう。でも、40年以上前は夏でも暑いっという感じはしなかったような気がするな。やっぱり温暖化が進んでいたということかな。ま、気温が低くて雨がちだと人出が抑えられていいかもしれない。日曜日にはダウンタウンでアメリカでの人種暴動に呼応した抗議集会に5千人が集まったそうで、ボニー先生が「2週間は体調をチェックして」とアピール。でも、趣旨よりそこにいることに意義があるようなソーシャルメディアのイベントでは、互いに2メートルも離れていたら「分かち合い感」が出なくて、まずインスタ映えしないだろうな。

今日はまず「半リタイア」を優先して、ミニチュア「カフェ」の壁塗り。白い塗料を2回塗ってから、先が平らなステンシル用の筆に塗料を付けて何度もぐるぐるぐるぐる。少しは素朴な漆喰塗りの感じになったかな。しっかり乾くのに時間がかかるので、手の空いたカレシと小雨の中をウォーキング。石油価格の暴落で1時リットル89円まで下がったガソリンの値段がじりじり上がって来ていて、今日は113円。車の燃料計の表示が短い棒2本になっていたから、次に出かけるときはガソリンを入れないとならないけど、今タンクに残っているのはもしかしたらリットル170円していた頃のじゃないかな。てことは113円で入れたのがなくなる頃にはまた150円とかになっていたりしてね。

今日のランチは海老のてんぷらうどん。スーパーのデリカで見かけた4本入りパックはフライじゃなくてちゃんとしたてんぷら(衣はやたらと厚いけど)なので、そばやうどんに載せるとちょっとご馳走ランチというところ。買い置きの乾麺を切らしていて、普通のスーパーで売っている真空パックの生うどんしかないけど、刻みねぎをどっさり載せるとけっこうイケるね。そばが手に入るといいんだけど、モールの向かいの国際色豊かなDenny’s(先週ははち切れそうに太い大根があった)なら売っているかな。今度チェックしてみることにして、午後はオフィスで「半現役」。校正者が納期を早められないかと聞いて来たというので、2日か3日なら繰上げは可能と返事。何だかほんとに現役時代にタイムスリップしたみたいな感じ。あのぉ、あくまでも「緊急出動」だってことをお忘れなく。

ちょっとやる気が出て来たところで、さらに別のことを思い立ってねじ込もうとするのがワタシの悪い癖で、目が覚めた瞬間になぜかテーマがぼやけて行き詰ったままで2年も放り出してあった脚本を思い出して、今ワタシの頭の中で渦巻いている世界情勢についての認識とかぶるところがあるっ。ナポレオンがヨーロッパを席巻していた頃のウィーンの一室でのモーツァルトとベートーベンの会話を中心に、前後を現代の公園のベンチで出会った頭でっかちの今どきの若者と哲学者風の謎めいた老人の会話で挟んだものだけど、今なら焦点を絞って書き直して、完成させられる気がする。何だか見事に「半リタイア」と「半現役」の隙間にすぽっとはまってしまったけど、夢の追求に挑戦してみよっか。もうひとがんばり、ね。


しばらくはリタイアと現役の二股

2020年06月02日 | 日々の風の吹くまま
6月1日(月曜日)。☀☀☀。今日から6月。初夏なのか夏なのか、いっこうにはっきりしないけど、いつもはどんな季節なんだろうな。でも、公式に夏が始まる夏至まであと3週間だから、ちゃんと夏になるんじゃないのかな。

今日は朝のラッシュが過ぎた頃を見計らって、バッテリ交換の済んだ車を取りにバンクーバーまでひとっ走り。初めは日課の運動がてら電車を乗り継いで行こうと言う話だったけど、交通機関はマスク着用「要請」ということで、カレシは「タクシーで行く」。うん、その方が3分の1の時間で行けるから便利。カレシはコロナが収束するまでは交通機関は使わない方針なんだそうで、マスクに関係なく「安全だと思えないから乗らない」。まあ、億劫がらずに車を運転するつもりなら、それでいいけどね。ものぐさしているとまたバッテリが上がっちゃうよ。ということで、モールの外で待機しているタクシーを捕まえて、まだ交通量の少ないマリンドライブを飛ばしてトヨタの整備工場へ。バッテリだけで済んだのでたいした費用はかからなくて、キーを受け取って駐車場にあった車に乗り込んだら、見違えるほどきれいになっている。そっか、作業の前後に消毒したようで、残り香らしいのがある。15年乗ってて、こんなに清潔だったことはなかったよね。

実に2ヵ月ぶりの「半径1キロ」の外へのおでかけで少し気分が晴れたので、仕事の算段。うん、1年半ぶりの「仕事」。お得意さんが「ちょっとリタイアから出て来てやってみないか」と声をかけて来た大きなプロジェクトとは別のファイルで、長い巣ごもりで気が滅入りがちだったせいもあって2つ返事で引き受けたもの。テーマは生態学で、学術系はやっていると興味が湧いて来て、すごくおもしろいから好き。60ページくらいあるけど、納期まで余裕の3週間なので、午前中いっぱいは仕事をして、ランチの後から3時までミニチュア工房でカフェの改装工事という手順で行けるかな。何だか「リタイア」と「現役」の二股みたいな感じだけど、メリハリをつけないとね。

車を取りに行くのについでの運動をしなかったので、晩ご飯の後でカレシのレッスンが終わってからウォーキング。最近開拓した6番アベニューを12番ストリートまで行って帰って来るルートで、「ブラウオブザヒル」(Brow of the Hill~丘の端)という名前が示すように帰りはちょっと上り坂。古くは労働者階級の住宅地だった地区で、今は1960年代に建てられた3階建ての木造アパートが並び、6番アベニューの北側はちょっと気取った「ムーディパーク」地区、8番ストリートの西側は我が家のある「アップタウン」地区。この3つの地区が鉢合わせするところにあるのがムーディー公園で、閉鎖が解かれたばかりの子供公園で遊ぶ子供たちの歓声が聞こえていた。パンデミックの一番の被害者は、学校が2ヵ月半も休校して、社会性を学ぶ大事な時期に友だちと遊べなかった子供たちじゃないかと思うけど、聞こえて来た歓声は元気いっぱい。失われた時間をうまく取り戻せるといいね。


こんなときにお金が入って来ても・・・

2020年06月01日 | 日々の風の吹くまま
5月31日(日曜日)。☂☁☁☀。このところ週末と言うとなぜか雨模様。ま、ロックダウンを緩和し始めたばかりの今は、COVID-19感染の拡大も再開するのを防ぐ意味で、週末はビーチや公園に人がどっと繰り出すような天気じゃない方がいいのかもしれない。でも、トマトとピーマンにはちょっとかわいそうな陽気。つい3日前には半袖のTシャツ1枚で歩いていた私たちも、なぜかウォーキングに出るのに冬の初めや終わりに着るフリース裏のレインギアといういでたち。んっとに、春のままなのか、夏にするのか、どっちか早く決めてほしいもんだ。
 

6月のミニチュアプロジェクトになった「コーヒーショップ」の組立て説明書の表紙を眺めながら、Simon’s Coffeeは、COVID-19のロックダウンにより休業を已む無くされた店主のサイモンさんが諸般の事情に鑑みて店の継続は困難と判断して店をたたみ、新しく入ったテナントが店内を改装した上で、おしゃれっぽい名前のカフェとして「新装開店」するという筋書きを作り上げて、さて、どんな風に変えようかなあ。一番の問題はピアノをどうするか。ピアノを置いてあるおしゃれなカフェだったら、アップライトじゃなくてグランドピアノじゃないのかなあ。でも、この店、そんなスペースはないからねえ。いっそピアノは置かずにテーブルを増やすか、それとも本棚でも置くか・・・。

夢想を膨らませていたら電話が鳴って、トラベルエージェントのジェフ。日曜日なのに在宅で仕事をしているらしい。のっけに「ニュース、聞いてるよね」。あ、10月末までクルーズ船はお断りの件ね。「問題を起こしたのはたった2隻なのに、まったく過剰反応もいいところ」。うん。でもまあ今どきはどこもかしこも上から下まで過剰反応気味だからねえ。まあ、ニュースを聞いて即座にこれはアウトだなと思ったけど。「まだ何も言って来ていないけど、たぶんキャンセルするしかないだろうね」。うん、そうでなくても起点がアメリカで被害最悪のニューヨークで終点がカナダで被害最悪のモントリオールだから考えるよね。で、キャンセルになると想定して、全額払戻しと125%クレジットのどっちがいいかということになって、クレジットだと何らかの理由で行けなくなったら全額捨てることになると言うジェフの助言で今回も払い戻しということで決まり。払い込んだのは200万円ちょっとだったかな。あぁ~あ、お金が戻るよりも、早く広い海に出たいんだけどなあ。

カレシにジェフが払戻しを請求してくれると報告していて、ふとトロントのデイヴィッドが「政府が1回限りで老齢年金に3万円上乗せする」と言っていたのを思い出して、ちょこっと調べたら、あら、ほんと。収入が途切れる心配のないシニアが急に困窮しているとは思えないので、所得補助を受けているシニアだけが対象だと思っていたら、老齢年金受給者670万人に一律3万円(2人で6万円!)、補助を受けている220万人には5万円で、しかも非課税だって。黙っていても送って来るそうだからもらっとくけど、ばら撒きもほどほどにしとかないと。