リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お金は天下に回して何ぼのもの

2018年08月20日 | 日々の風の吹くまま
   

8月19日(日曜日)。Smoke。「煙」。そんな天気用語があるわきゃないだろうと思うんだけ
ど、大規模な森林火災多発で空が何日も煙に覆われる現象が恒常化すると予想されてい
るせいで、どうやら「天気予報用語」として定着しつつあるらしい。ありがたくない話だけど、
今日はまた空や朝からどよぉ~ん。無風状態だから風が出て来るまでは改善も期待できな
いし、何しろ高く昇った太陽を直視できちゃうんだから、もう、やれやれ。

きのうはちょっと疲れたので、今日は2人ともだらだら。ランチは道路向かいのサブウェイに
行って、カレシは野菜をぜぇ~んぶ詰め込んだ(チーズ抜きの)フットロング、ワタシはチー
ズとレタス、トマト、きゅうりをはさんだ半分サイズのクラブハウスをテイクアウト。かなり食べ
応えがあるし、カレシは野菜がたくさん食べられるし、ワタシはいくつもの種類の野菜を切ら
なくてもいいので、テイクアウトはほんとに楽ちん。まあ、今のところ6番ストリートにずらりと
並んだファストフード店で利用したのはこのサブウェイだけなんだけど、カツカツの貧乏だっ
た新婚時代は月に1度マクドナルドに行くのが「外食」だったねえと、2人して遠い目・・・。

小町横丁で、アラ古希の独身女性がけちけちした生活はもう止めると宣言していて、これが
いたって痛快。ずっと働いて来たようで、今後の生活には問題がないし、みみっちく暮らす
のももう飽きたしということなので、大いにけっこうと拍手喝采したくなっちゃった。貧乏生活
から始まって、一生働き通して、3人の息子を育て上げて、101歳まで生きたママが残した
遺産は1億円ちょっと。そんなに残すくらいだったら、行きたいところへ旅行して、引退後の
余生をもっともっと楽しんで欲しかったと、自立して老後の基盤を築いている息子たちが悔
やんでも時遅し。お金はあの世に持って行けないんだから、好きなこと、楽しいことに使って
天下に回してこそお金としての価値が出るというもの。

自分の手で、額に汗して、真っ当に稼いだお金ならなおさらのこと、貧しい人たちがいるの
になんてやっかみ半分で批判する人たちに言い訳する必要はないし、誰に遠慮することも
ないと思うよ。古希を過ぎたらもう人生があと何年残っているかわからないんだから、長い
こと働いて来て収穫した「実り」を楽しめるうちに楽しんで何が悪い!と開き直って行こう
じゃないの。お金は天下の回りものなんだからさ。

3 コメント

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Unknown (cachaca)
2018-08-22 08:41:48
はじめまして。
同感です、お金は墓場に持っていけませんものね。
ところで大変不躾な質問をお許しください。お義母様は老人ホームに入っておられたようですが、カナダのシステムは米国や英国のような spend down ではないのでしょうか。
私の義母(101歳)は米国で1年半前に老人ホームに入りましたが、生活保護者としてです。米国では自分の全資産(トラスト・不動産含む)が2200ドル以下の人は生活保護者となり、入居費用は無料ですが、それ以上資産があると月額約8000ドルを資産が2200ドルになるまで払わされます。贈与など画策しても過去5年までlook backです。
英国も、6年前の時点で日本円で月額45万円をspend down させられていたと友達に聞きました。カナダも英国と同じかと思っていましたが、どうなんでしょう?
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cachacaさま (lyra)
2018-08-22 12:05:21
はじめまして。

義母は大きな不動産投資信託が運営するIndependent livingという形式の介護サービスつきのシニア専用の賃貸アパートに入っておりました。入居当初は義父が一緒だったので、2食付、キッチン付の1寝室の部屋にいたので、家賃としてカナダドルで月3500ドル、義父の死後数年経って100歳を過ぎて同じ建物にある完全介護棟に移ってからは月4300ドル払っていました。

資金が枯渇したら非営利の老人ホームに入ることになるのだと思いますが、こちらは政府が料金を規制しているので、こちらの州では多くてもだいたい2000ドル前後と思われます。老齢年金に所得に応じた付加給付が付いて来ますので、それでまかなえるように設定されているのかと思いますが、spend downがあるとしたら、この段階からではないかと思います。

義母は足腰が不自由になったのをきっかけに持ち家を売って介護付きアパートに移ったのですが、家賃は年金3種類と次男が管理していた投資信託の配当でまかなえていたそうで、先月101歳で急逝したときに初めて義弟から信じられないような多額の金融資産が残っていると聞いて仰天しました。

現世の富はあの世へは持って行けないのですから、贅沢を尽くして悠々自適の余生を送って欲しかったと思います。でも、大恐慌や戦争を経験した義母の世代はお金があってもなかなか贅沢ができない性分の人が多いんですよね。

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Unknown (cachaca)
2018-08-23 08:53:45
不躾な質問にもかかわらず、丁寧に答えてくださりありがとうございます。
spend down になる人とならずに済む人という資産と収入による層の違いがあるわけですね。その違いはどの国でもあり、私の米国の義母の場合は明らかに低い層です。
カナダでは spend downになっても2000ドル前後というのはやはり良心的ですね。
なかなか贅沢できない性分、私もそうです。毎日の暮らしからパッパッと使うようにすればいいのよ、なんて言った先から、スーパーでこれ今日はセールの日じゃないから買えないと言ってる自分がいます(爆)
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