リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

そうでなくても空気が悪いのに

2018年08月11日 | 日々の風の吹くまま
   

8月10日(金曜日)。晴れ。目が覚めて、あ、曇ってるっ!もしかしたら雨が早く来るかも、と
喜んだけど、ブラインドを上げたら、うわっ、東の空がフレーザー川のあたりからもくもくと立
ち上る煙に覆われて、朝の太陽はポチッとオレンジ色。ニュースをつけたら、火元は川向こ
うに接岸していた艀。サッカー競技場くらいの大きさで、積んでいたスクラップ用の廃車が燃
え出したらしい。煙には油やゴム、塗料が燃えて出る有毒成分が含まれているそうで、風向
きが変わって煙が逆方向へ流れて行くまで窓を閉めておいたけど、大気の質AQHIは中リ
スクのトップの「6」。何となく鼻水が出るし、コンタクトを入れた目がチカチカ、しょぼしょぼ。

メトロタウンに行ってSurface Bookを買うつもりだったけど、こんなに空気の悪い中を坂道
を歩いて駅まで往復する気になれないので、車が必要なMarket Crossingのモールの酒
屋に行くことにして、午前中にさっさと実行。カレシの腰が重いせいで、ジンはお気に入りの
ブードルズがずっと前に切れているし、ワタシのスコッチもとっくに切れたし、レミもほとんど
空の状態で、角の私営の酒屋にはレミもブードルズもないので、切らしたらおしまい。マティ
ニ用のジンだけはしびれを切らしたワタシが角の酒屋で買って来たタンカレーの大瓶に杜
松の実をひと握り入れて使っていたんだけど、それもかなり少なくなって来たので、もう待っ
たなし。カレシの方から「行くぞ」と号令をかけて、いざ出発。うん、ハッピーなのんべえでい
るってのもけっこうタイヘンなのだ。

火災の煙は昼前には白っぽくなって、風向きが変わってニューウェストから離れて行ったの
で、窓を開け放して風通し。消火に1日かかるかもしれないという話だったけど、午後には
煙が見えなくなったので無事に鎮火したんだろうな。川沿いに埠頭や工業地があるニュー
ウェストもサレーも消防艇がなくて水上からの消火作業ができなくて、バンクーバー市の消
防艇に応援に来てもらったそうだけど、バラード入江から外へ出て、バンクーバー市の西の
突端をぐるっと回って南からフレーザー川を遡上して来るので、時間がかかったらしい。

港湾施設や工業地があって、製材所のおがくずやリサイクル会社の鉄くずなどを山のよう
に積んだ巨大な艀が往来するんだから、川沿いの市が共同して消防艇を1隻配備してもい
いんじゃないかと思うけど、そうは簡単に行かないのがお役所の縄張りってもんで・・・。