リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

銀行参りの第2回目

2018年08月25日 | 日々の風の吹くまま
8月24日(金曜日)。曇りのち晴れ。東から北にかけてはまだほんの少しもやっているけど、
大気の質は普通のレベルに戻って、午後には10日以上も出っぱなしだった大気汚染注意
報もやっと解除。見えなかったポートマン橋がくっきりと見えるし、川の下流方面も3日前に
撮った写真と比べたら、この違い。
   

今日はまた銀行とのアポがあるので、9時半に地下の駐車場に降りて更新した自動車保険
のステッカーをナンバープレートに貼ってから出発。道路がすごい数の大型トラックで混ん
でいたけど、少し早めにジムの家に着いて、我が家の金庫に保管する書類とカレシが執行
人として裏書して遺産の口座に預け入れる小切手を受け取って、ジムの車で銀行へ。若い
担当者タイラー君のオフィスでジムの名義になっている当座預金の口座をカレシとの共同
名義にして、オンラインアクセスのパスワードを登録したり、ATMのカードのPINを設定し
たり。それから本題の話。カレシが銀行が遺言書の検認を強制する法的根拠を知りたいと
詰め寄って、トロントの本店の遺産処理専門家とスピーカーフォンで談判。

電話に出たおばちゃんは「私が来る前からそういう規定になっています」の一点張りで、カレ
シは「銀行の規定は銀行の都合でしょ。こっちは法的な根拠を聞いてるの」と粘って、議論
は平行線。まあ、「25年前にこの部署に来たときからそうなっている」としか主張できないの
は確固とした法的根拠がないからじゃないかなあと思っていたら、カレシが「質問に答えて
もらえないなら、弁護士に相談する」と言い、おばちゃんは何だかイライラした口調で「そうし
てください」。電話を切ってからカレシが「機嫌を損ねたようだけど、これで検認を棄権しても
らえなくなるかな」と言うと、いつもポーカーフェイスのタイラー君が妙にうれしそうに「そんな
ことはないですよ」と、もっと上の法務部に送った長いレターを見せてくれた。前回話しあっ
た事情を細かく説明してあって、どうも私たちの肩を持ってくれている感じ。

カナダのトップの銀行の法務部にはもちろん弁護士がうようよいるので、回答を予測するこ
とはできないけど、(銀行マンの)タイラー君は「銀行は裁判所に行くのを嫌がります」とにや
り。カレシとジムも思わずにやり。タイラー君と波長が同じとわかって、カレシも肩の力を抜
いたらしい。権限のない現場の担当者をつるし上げても何の利益にもならないもんね。

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