1.案山子/さだまさし 1977年11月
さだまさしの歌の中ではベスト3に入る曲である。
聞いていても歌っていても、なんだか花の奥がツーンとなってくる。
解説にもかいてあるが「弟」への想いを歌ったものだ。(本人がそう言っているのを聞いたことがある)
そういうことだからなのか「ベタベタ」しない暖かさというかいいカンジの間柄みたいなのが感じられる。
♪元気でいるか 街には慣れたか
友達できたか
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る♪
という部分が、兄貴らしい尋ねかけであるが、その問いは弟であれ、子どもであれ、あるいは恋人にも通用しそうな、普遍的な愛を感じさせる。
2.夢一夜/南こうせつ 1978年10月
かぐや姫を解散して、南こうせつはそれなりにやっていたんだとおもうが、なんだかパッとしない感じであった。
それは、伊勢しょうぞうが風というグループで「22歳の別れ」をヒットさせたことと比較されているようにも思えた。
そんなとき、この「夢一夜」がでて、ああ南こうせつは明るさもいいが、もしかしたら本質的にマイナーな歌が似合うんではないか、なんて思ったりしたのである。
詩が阿木耀子で、どろどろしたというか思い入れが激しい、そんな言葉を、マイナー(短調)ながらもあっさりふうに仕上げた歌で、いいバランスになっている。
化粧品のCMで小林麻美とよく似合っていた歌でありました。
私はこの歌で南こうせつをソロとして認めたような気がします。
(私が認めたってしょうがないのですがネ)
3.たそがれマイ・ラブ/大橋純子 1978年8月
大橋純子が歌い上げるというのはあまり好みじゃなかった。
どちらかといえば、この歌のように「しっとりと」というのが似合っていると思っていた。
この歌を何気にスッと歌っているところがよかった。
といっても時々テレビでは後半部を力を入れて歌ったりして、そんなときは「違うだろう!」なんて思ったりしていた。
どちらかといえば「抑え気味」で歌ってほしい。
4.思えば遠くへ来たもんだ/武田鉄矢(海援隊) 1978年9月
武田鉄矢というか海援隊の歌の中では文句なく一番の歌である。
♪二十歳になったばかりの僕は 別れた女を責めながら
いっそ死のうと泣いていた 恋は一度と信じてた♪
の部分が、たまらなくいい。
同感、共感、納得。なのである。
オレもそうだった、と言いたいのである。
この歌も近頃は思い入れたっぷり歌っているが、あっさりと歌ったほうがいい。
だから、コンサートなんかで海援隊の3人がかわるがわる歌うと、中牟田さんの歌い方のほうが沁みるのである。
ふるさとを離れて生きていないので「思えば遠くへ来たもんだ」ということはないが、近頃は「土地」として遠くへ来たのではなく、時間的な感覚で「思えば遠くへ来たもんだ」と思うのである。
それゆえに、この歌はなおさら心に響くのである。
蛇足ながら付け加えるが、武田鉄矢主演の映画「思えば遠くへ来たもんだ」は、角館が舞台である、あべ静江が清楚できれいだった、村田雄浩のデビュー作であった、この3点を除くと「つまらない」映画であった。
でも、しかし、だからこそ、テーマ曲としてのこの歌がよく聞こえるのである。
5.マイ・ピュア・レディ/尾崎亜美 1977年2月
そうではないかと思っていたのであるが、尾崎亜美は私と同級(同学年)であった。
尾崎亜美を聞くたびに「何故こんなポップな感覚になれるんだろう」って思っていた。
早い話、尾崎亜美の歌は「歌えない」のである。
微妙なメロディーライン、そっちのほうに行くのか?というカンジがするのである。
で、こういっちゃ何だが、そのわりにはポップでない容姿で・・・このアンバランスさ、というのが魅力なんだろうなあ、って思っていたのである。
聴く分にはいいのだが、若干「苦手」という意識もある、尾崎亜美なのである。
6.季節の中で/松山千春 1978年8月
松山千春は歌に接するだけで、その言動についてはゼンゼン知らなかったので「ああいう人」だとは思わなかった。
きれいな歌をきれいな声で歌うきれいな人。
というのが印象である。
この「季節の中で」はグリコのチョコレートのCMに使われていたと記憶している。
ドーンとでてくる
♪めぐるめぐる季節の中で♪
がすごく印象的であった。
あとがき
28号は「しみじみ」とさせられる歌ばかりであった。
最近「ブログ村」というところにこのブログを登録しました。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。
さだまさしの歌の中ではベスト3に入る曲である。
聞いていても歌っていても、なんだか花の奥がツーンとなってくる。
解説にもかいてあるが「弟」への想いを歌ったものだ。(本人がそう言っているのを聞いたことがある)
そういうことだからなのか「ベタベタ」しない暖かさというかいいカンジの間柄みたいなのが感じられる。
♪元気でいるか 街には慣れたか
友達できたか
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る♪
という部分が、兄貴らしい尋ねかけであるが、その問いは弟であれ、子どもであれ、あるいは恋人にも通用しそうな、普遍的な愛を感じさせる。
2.夢一夜/南こうせつ 1978年10月
かぐや姫を解散して、南こうせつはそれなりにやっていたんだとおもうが、なんだかパッとしない感じであった。
それは、伊勢しょうぞうが風というグループで「22歳の別れ」をヒットさせたことと比較されているようにも思えた。
そんなとき、この「夢一夜」がでて、ああ南こうせつは明るさもいいが、もしかしたら本質的にマイナーな歌が似合うんではないか、なんて思ったりしたのである。
詩が阿木耀子で、どろどろしたというか思い入れが激しい、そんな言葉を、マイナー(短調)ながらもあっさりふうに仕上げた歌で、いいバランスになっている。
化粧品のCMで小林麻美とよく似合っていた歌でありました。
私はこの歌で南こうせつをソロとして認めたような気がします。
(私が認めたってしょうがないのですがネ)
3.たそがれマイ・ラブ/大橋純子 1978年8月
大橋純子が歌い上げるというのはあまり好みじゃなかった。
どちらかといえば、この歌のように「しっとりと」というのが似合っていると思っていた。
この歌を何気にスッと歌っているところがよかった。
といっても時々テレビでは後半部を力を入れて歌ったりして、そんなときは「違うだろう!」なんて思ったりしていた。
どちらかといえば「抑え気味」で歌ってほしい。
4.思えば遠くへ来たもんだ/武田鉄矢(海援隊) 1978年9月
武田鉄矢というか海援隊の歌の中では文句なく一番の歌である。
♪二十歳になったばかりの僕は 別れた女を責めながら
いっそ死のうと泣いていた 恋は一度と信じてた♪
の部分が、たまらなくいい。
同感、共感、納得。なのである。
オレもそうだった、と言いたいのである。
この歌も近頃は思い入れたっぷり歌っているが、あっさりと歌ったほうがいい。
だから、コンサートなんかで海援隊の3人がかわるがわる歌うと、中牟田さんの歌い方のほうが沁みるのである。
ふるさとを離れて生きていないので「思えば遠くへ来たもんだ」ということはないが、近頃は「土地」として遠くへ来たのではなく、時間的な感覚で「思えば遠くへ来たもんだ」と思うのである。
それゆえに、この歌はなおさら心に響くのである。
蛇足ながら付け加えるが、武田鉄矢主演の映画「思えば遠くへ来たもんだ」は、角館が舞台である、あべ静江が清楚できれいだった、村田雄浩のデビュー作であった、この3点を除くと「つまらない」映画であった。
でも、しかし、だからこそ、テーマ曲としてのこの歌がよく聞こえるのである。
5.マイ・ピュア・レディ/尾崎亜美 1977年2月
そうではないかと思っていたのであるが、尾崎亜美は私と同級(同学年)であった。
尾崎亜美を聞くたびに「何故こんなポップな感覚になれるんだろう」って思っていた。
早い話、尾崎亜美の歌は「歌えない」のである。
微妙なメロディーライン、そっちのほうに行くのか?というカンジがするのである。
で、こういっちゃ何だが、そのわりにはポップでない容姿で・・・このアンバランスさ、というのが魅力なんだろうなあ、って思っていたのである。
聴く分にはいいのだが、若干「苦手」という意識もある、尾崎亜美なのである。
6.季節の中で/松山千春 1978年8月
松山千春は歌に接するだけで、その言動についてはゼンゼン知らなかったので「ああいう人」だとは思わなかった。
きれいな歌をきれいな声で歌うきれいな人。
というのが印象である。
この「季節の中で」はグリコのチョコレートのCMに使われていたと記憶している。
ドーンとでてくる
♪めぐるめぐる季節の中で♪
がすごく印象的であった。
あとがき
28号は「しみじみ」とさせられる歌ばかりであった。
最近「ブログ村」というところにこのブログを登録しました。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。