京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

醍醐の桜

2008年04月02日 07時04分53秒 | 社寺


醍醐寺は貞観16年(874)、空海の孫弟子にあたる理源大師聖宝が
准胝観音(じゅんていかんのん)並びに如意輪観音を笠取山頂上に迎えて開山、
聖宝は同山頂付近を「醍醐山」と名付けた。
醍醐天皇は醍醐寺を自らの祈願寺とすると共に手厚い庇護をした。
その後、先の戦争(応仁の乱)などの戦争で荒廃したが、
豊臣秀吉の醍醐の花見(だいごのはなみ)がきっかけに再び隆盛した。



醍醐の花見とは、慶長3年3月15日(1598年4月20日)に
豊臣秀吉が京都の醍醐寺において、
豊臣秀頼、北政所、淀殿ら近親の者を初めとして、
諸大名からその配下の者など約1300名を従えて盛大に催した花見の宴である。



北の政所(ねね)や淀殿(織田信長の妹お市のかたの子供茶々)、
その子・幼い秀頼を引き連れて開いたその宴では、
女房衆が秀吉の何番目の連れあいかと言うことで言い争いになり
「醍醐の花見の盃争い」も庶民の噂になるほど。



今日の桜は、醍醐寺の霊宝館の桜です。
もう少しゆっくりと回りたかったのですが時間があまりなくてササッと
ピンポイント的に行きました。


醍醐寺地図


↑04.02ベランダ桜
コメント (4)
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