京都御所の紫宸殿とかは行ってすぐに見学できません。
事前に宮内庁への官製往復はがきによる申込が必要 。
ところが春と秋の2回申込なしで自由に入ることが出来ます。
今年、春の一般公開は4月4日から8日まででした。
私はいけなかったのですが、いつものS画伯さんがいきました。
またまた写真を提供してもらいました。
この写真をみると平安神宮かと思いますよね。
きれいな朱。
この日はお天気もよく、黄砂も少なかったのでクリアに見えますね。
これがお雛祭の時のお飾りの原点ね。
「左近の桜」
もうちょっと満開は過ぎてしまって残念ですが、めったに観れないので観ておいてください。
これが「右近の橘」
お雛さまのお飾りの原点ね。
妙に感心してしまいました。
※追記
なんで左近の桜と右近の橘なんやろ?
左近と右近は、中国の「君子南面す」という南面北従の思想からきています。
つまり君子(帝)は、南にむいて政務する。臣下は北に向かって指示をもらう。
君子の左側が右近で、右側が左近。陰陽的にいうと左側の方が偉い(?)らしい。
左近の桜と右近の橘のところに、左近衛府と右近衛府という警護の役人が立つ場所なんです。
この「右近、左近」という言い方は、君子(帝)から見た言い方なんですね。
このラインから「裏 ( うち ) に出入りすることを禁じる」ということで、天皇の皇居のことを「禁裏(きんり)」という風になりました。
左近の桜は、中国から考え方が入ってきた時は「左近の梅」だったそうです。
橘の方は、なんでとなりますよね。調べました。橘は日本書紀の中で不老長寿のクスリとして出てきます。
それがいつの頃からか「左近の桜」となったらしい。桜というのは武家が台頭してからかもしれません。ということは最近(室町時代ぐらい?)かな。
大覚寺の宸殿前 に 「 左近の梅 」 を見ることができます。
調べると出てくる出てくるきりがない・・・ですね。
※本日(4月14日午前8時のベランダからの桜。
昨晩からの雨ですっかり花びらが散りました。
でも散るから実が生ったりする。それでいいんんです。
新緑のシーズンも楽しみ。