京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

おいもさん

2013年10月11日 05時17分24秒 | 京ことば


京都市内は、まだ蒸し暑い。
夜にクーラーをつけて寝ている。
どうなっているんや!
もう10月中旬やし。
さすがにセミは鳴かなくなった。
もう二、三日したら涼しくなるらしい。
でもまた暑くなるのかも。
もぉー!



そろそろ、おいもさんが美味しくなってきた。
母親に週に一度、焼き芋を持って行く。
この焼き芋を毎日少し食べていると調子がよくなります。
ちなみに京都市内で焼きいもを買う場合、専門のお店で買います。
お店で買う方が安心なんです。
しかも電話で取り置きしてもらえるというのもあります。
京男の場合は、取り置きして置いてもらって、タクシーでお店に行き、受け取りってそのままタクシーで実家や女房の実家に行きます。
焼き芋か蒸し芋かは、芋の種類によって違います。
写真の芋は、蒸し芋に向く品種らしい。



きれいな切り口でしょ。
冷めたら冷蔵庫で保管して、天ぷらやおかいさんにします。



京都では、「お○○さん」という表現をよく使います。
どちらかというと女性的な表現ね。
以下はに例を書いておきます。
発音の仕方が微妙で京都以外の人が言うと京都人じゃないとわかります。
そうやって京都人は、他府県の人を見分けている。
テレビを見ているとアナウンサーが変なイントネーションで関西弁や京都語を話す時がありますね。
そういう時、京都人は密かに笑うのです。
「他所のお人はしかたおへんなぁ~」と。
陰湿でしょ。(笑)

おかいさん→粥
おまめさん→豆(煮豆の場合が多いかな)
おいもさん→さつま芋
おあげさん→油揚げ
おいなりさん→いなり寿司、伏見稲荷を指す場合もある
うんこさん→良い色形で出た大便
だいまるさん→大丸百貨店、他の百貨店は呼び捨て
おてらさん→僧侶個人よりお寺というニアンスが強いかな
おっさん→香典が高い僧侶
おきょうさん→近所の住職
おひぃさん→太陽
おほっさん→星
おひなさん→雛人形

なんとなく雰囲気わかりますよね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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4 コメント

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おはようございます (すー)
2013-10-11 06:45:47
しかし、いつまでも暑いですね。やはり今年は変ですね。

確かに京都は○○さんとさん付けで呼ぶこと多いですね。
私のイントネーションはどうなんだろか?
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>すーさん、おはようございます (京男)
2013-10-11 07:43:54
きっと寒くなる時は、一気に寒くなるような予感があします。秋は短いかも。
京都の言葉は、独特かもしれません。地元の人間同士で会話すると気をつかいます。どこでどう人間関係が繋がっていくかわからない。敵味方が入り乱れる状態なんですよ。すーさんは、微妙に京都人でないと思います。中京か上京、下京でもまれないと身につかないかも。別に身に付けたくないでしょうね。(笑)
返信する
生粋の? (路渡カッパ)
2013-10-11 17:20:13
こんばんは、蒸し暑おすなぁ。
最近、京都生れをウリにしているタレントさん。言葉がどうもぎこちない。
よくよく聞けば、出身が日本海側だったりして・・・(^_^ゞ
ほんまもんの京都市生れの俳優さんとかは、標準語に聞こえますね。中村玉緒は別だけど。
若手では祗園老舗料亭のお嬢ちゃん田畑智子なんかは、自然で気持ちいいですけど。
返信する
>路渡カッパさん、こんばんは (京男)
2013-10-11 17:50:22
風が吹いて来たので、窓を開けました。
それまでクーラーをつけていました。
京都人でも最近言葉が変な人もたくさんいる。
マスゴミの影響でしょうね。
変なイントネーションの言葉を聞くと気持ち悪いですよね。生まれ育った環境はかなり影響しますよね。
いいもわるいも。
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