京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

出でよ龍!!お願い叶えてオクレヤス!

2009年08月26日 04時59分06秒 | 社寺


ポスター的な写真でちょっと恥ずかしい。
ここは、昨日の建仁寺の続き。
法堂(はっとう)の天井画。



三門(さんもん)「望闕楼(ぼうけつろう)」
大正12年、静岡県浜名郡雄踏町山崎の安寧時から移建したもの。
空門、無相門、無作門の三解脱門。
「御所を望む楼閣」という意味で「望闕楼」と名付けられた。



三門の向こうがこの法堂(はっとう)。
この中に双龍図があります。
明和2年(1765)上棟(じょうとう/建物の棟上げ)。
仏殿兼用の「拈華堂(ねんげどう)」。



五間四間・一重・裳階付の堂々とした禅宗様仏殿建築。
正面須弥壇(しゅみだん)には本尊釈迦如来座像と脇侍迦葉尊者(かしょうそんじゃ/お釈迦さんの一番弟子)、阿難尊者(あなんそんじゃ/釈迦の従弟、弟子中の一番のイケメンらしい)が祀られている。



この天井画は平成14年(2002)創建800年を記念して小泉淳画伯によって描かれた。
使われなくなった学校の講堂を借りて描いたハッタのがテレビでやっていた。
小さく見えるけど、近くでみたら大きい。



天井画で龍が多いのは、法の雨(仏法の教え)を降らすとか、
龍神が水を司る神であるため、火災から護るという意味もある。
指に注目してみてください。
この龍は五本の爪やね。普通日本では三本が多い。
韓国は、四本が多いそうです。
中国は、五本。昔の中国では五本爪の龍は皇帝専用の図柄なんだそうです。



ところでこの双龍は夫婦モンなんかな・・・。
狛犬といっしょで口をあけているのが「阿(あ)」で陽。
口を閉じているのが「吽」で陰なんかな。
どちらがお父さんなんかな?
決まってますやん。玉を持っている方やん。
それとも、オカンに玉を抜かれてしもて、「うーん(吽)」というたハル方かも。

コメント (4)
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