京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

廃仏毀釈を逃れて

2009年08月11日 05時56分34秒 | 社寺・和菓子


これは法話を聞きに行った日の続きです。
この清水寺にあるお地蔵さんは、明治の「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」の時に京都の街角からお地蔵さんが消えそうになった時、清水寺が引き受けたのがこのお地蔵さんたち。
明治維新後に成立した新政府が慶応4年3月13日に発した太政官布告「神仏分離令」、明治3年1月3日(1870年2月3日)に出された詔書「大教宣布」など神道国教・祭政一致の政策によって引き起こされた仏教施設の破壊などを指す。



この時、仏教的なものを排斥を意図したものではなかったが、結果的に廃仏運動と呼ばれる民間の運動を引き起こした。神仏習合の廃止、神体に仏像の使用禁止、神社から仏教的要素を払拭した。この時、文化財的なものが破壊、売買されたそうです。
この時、外国に流出した文化財も多いそうです。
でも結果的にそれが守られたことにもなったのかな。
このあたりの経過は、あまり学校で詳しく教えてくれない歴史ですね。





お寺や神社をよくよくみると面白い形がいっぱいあります。
各々に必要必然があり、人の歴史を見てきたんだろうな。



これは、音羽の滝のところの役行者(役小角)。
修験道の創始者。
実在の人ですが、謎が多い人です。



人のいない石段は風情があります。



ウロウロとしている内に朝日が昇りはじめました。


塩芳軒「青楓」
これは、とても柔らかい上生菓子でした。


道明寺、粒あん、緑あん

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コメント (5)
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