京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

普茶料理1

2006年04月13日 05時53分36秒 | 


先週、遠方よりのお客さまとランチをいただきました。
朝に中村軒から阪急電車で河原町へ移動。
そこから四条京阪から京阪電車に乗り、中書島駅で宇治線に乗り換え、黄檗駅までいく。
阪急の車窓からは満開の桜が見れました。
京阪の車窓からも満開の桜。
お花見気分を満喫。



黄檗駅で下車し、目的の普茶料理のお店まで歩く。
このあたりは、意外なほど観光客もなく静かでした。
着きました。普茶料理の「白雲庵」です。







ここは、宇治萬福寺の門前にある普茶料理の専門店。
普茶料理とは、中国風の精進料理のこと。
萬福寺は、寛文元年(1661)に中国の渡来僧であった隠元隆?(いんげんりゅうき)が創建。
禅宗のお寺。普茶料理はお寺の行事の時に供される料理。
特徴は、生臭物(なまぐさもの)を一切使わないことです。お出汁も昆布と干しシイタケだけ。
でも中国風にカラフルなんです。



お部屋に案内していただきました。
落ち着いた個室でした。
窓から入る光がとってもいい感じ。



メニューは、以下の通りです。

菜単(メニュー)
澄子(すめ)/蘭茶
麻腐(まふ)/胡麻豆腐
雲片(うんぺん)/吉野煮
冷拌(りょうはん)/和合物
笋羹(しゅんかん)/菜煮の盛合
油茲(ゆし)/味付天麩羅
素汁(そじゅう)/すまし汁
?菜(ゆんさい)/香の物
行堂(ぎょうどう)/季節御飯
水物

大体は、わかりますが順番を追ってご紹介していきます。

標準的なコースを注文。



まず最初は、抹茶の落雁(らくがん)とお茶が出てきます。
ほどなく「澄子(すめ)」といわれる蘭茶(らんちゃ)がきました。
蘭の花の塩漬けに白湯を注いだもの。
口の中を清める意味でいただきます。

続きはまた明日。

※おまけ
4月13日(木)午前7時のベランダからの桜。
だいぶ散ってしました。今日はとても空気が澄んでいますね。
ウグイスの声がとても澄んで聞こえます。

コメント (2)
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