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草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

根茎や芽の変形・一年経って

2011-11-30 | さくらそう栽培記録〜2011年
昨年、さくらそう(日本桜草)の根茎や芽の形に異常が見られるものの画像をアップしました。
その芽をポットに植えておいたところ、花は咲かなかったのですが、葉が早くに枯れるような事もなく、ごく普通に一年間栽培できました。


昨年の記事の上から1、2点目の画像の大きな芽を、9cmポットに1芽ずつ植えたものですが(品種は‘戦勝’)、2株とも似たような状態になりました。

開花しなかった株にしては根茎が枝分かれして芽の数が増えていて、それぞれの芽は大きく育たず、植え付けたものよりも小さくなってしまいました。
しかしそれが芽や根茎が変形していたために起こったことなのか、うまく栽培できなかったからなのか、私には判断がつきません。




根腐れが見られるものの、白い根もある程度残っている状態ですが、芽が大きく育っていません。
根茎は植え付けたものと同じように膨らんでいるように見えますが、芽の形は昨年ほど極端に変形してはいません。


芽、あるいは芽に育つべき部分が一度枯れるか虫に食われるかしてしまったのか、根茎の先に根茎の太さに対して小さく見える芽が二つできています。


これは根茎の上にも芽ができています。
このような芽は、根茎ではな芽から直接数本の根が生えているような感じに見えます。


これは9cmポットに1芽植えた‘千鳥遊’です。
上の‘戦勝’と比べると芽が大きく育っていて、もしかしたら来春開花するかもしれません。


芽の先がやや開きかけた形に見えるのと、根茎が膨れているように見えます。


小さな芽ですが、先が開いた形をしています。

どの株も、芽や根茎の形に異常が見られないものと比べて根が太いように見えます。
どちらの品種も大きな芽を選んで植え付け、開花するまで栽培してみようと思います。
咲く前に枯らしてしまうかもしれませんが・・・
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夏の置き場所によって

2011-11-27 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)の植え替えの準備というか、古い根茎を切り取って芽の数を数える作業がほぼ終わりました。
今年は栽培に失敗して芽が小さくなってしまった品種が多かったのですが、今までで最も良くできたという品種も少ないながらも見られました。

家の北側の日当たりが良くない場所に置いていたポットは根腐れが少なく、芽がよく育っていました。
春には葉柄が長く伸びて花茎も少々の雨で倒れてしまうという、見るからに日当たりが不足しているという様子でしたが、葉が枯れた初夏以降には日射や高温によるダメージが少なく、センチュウの被害も少なかったということかもしれません。

昨年根腐れが著しく、数も1、2芽しか無かった品種名不明のもの2種類と、花後間もなく葉柄が折れてしまった実生の株が枯死していましたが、品種名のあるものはいくつか危ない状態のものはあるものの、何とか無事に残ってくれていました。
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植え替えの準備

2011-11-24 | さくらそう栽培記録〜2011年
昨日に続き、さくらそう(日本桜草)のポットをいくつか見てみました。
やはり昨年よりも悪い状態になってしまった品種が目立ちましたが、逆に昨年悪い状態だったものが持ち直してきたと感じられる品種もありました。

センチュウによる被害なのか根が部分的に黒く枯れて(腐って)いるものは、昨年は一昨年と比べて減っているように見えたのですが、今年はまた増えてしまっています。
うまく育てることができなかった、ということなのでしょう・・・

まだ5号鉢にはほとんど手をつけておらず、3.5号鉢に2芽、4号鉢に3芽、10.5cmポットに2~3芽植え付けたものを見ているところなのですが、悪い状態とは言っても全て枯死してしまった鉢やポットは今のところ無いので、再入手が難しい品種以外は1品種一鉢でも良いのかなという気がしています。


広くはない庭のあちこちで栽培しているため、植え替えに取りかかる前に同じ品種の鉢やポットを積み重ねておくことにしています。
葉が出ているものはとりあえず一番上に置いていますが、もう少し寒くなると枯れます。
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今年もまた失敗・・・

2011-11-23 | さくらそう栽培記録〜2011年
先週、さくらそう(日本桜草)について書きましたが、今日もいくつかの品種の芽や根を見てみました。
今日見たものは残念ながらどれも悪い状態でした。
根の一部が枯れているもの、瘤ができているものなど・・・
全般的に芽が小さく、来年は花が咲かないと思った方が良さそうです。

昨年も良くなかったのですが、回復させることはできず、かえって悪化させてしまったようです。

用土の水はけを良くするために軽石を混ぜてみましたが、ほとんど効果は無かったように感じられました。
以前に使った時は根腐れがかなり減ったと思ったのですが、思うような効果は上がりませんでした。

そこで改めて思い出してみると、以前は元から先まで全て枯れて(腐って)黒くなった根と、枯れていない白い根が混ざっている状態だったのに対して、数年前から見られるものは、根の元の方や途中、先端などが2mm~1cm程度枯れて(腐って)いる状態です。

もしかしたら以前のものは用土の水はけの悪さ、もしくは水のやり過ぎが原因、ここ数年のものはセンチュウが原因、というように根腐れの原因が違うので、用土を変えても目立った効果が無かったのかなと考えています。

とは言っても、根が部分的に枯れるのがセンチュウによる被害によって現れる症状なのかどうか、私は知らないので違っているかもしれません。

今年はさくらそう以外の植物でもうまく育てられなかったものが多く、今までと同じような栽培管理ができているつもりでいても、それができていなかったのだろうかと反省しています。
今までのようにはできないという事を踏まえて数を減らすなり何なり方策を考えなければいけない時期に差し掛かってきたのかもしれません。
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さくらそうの芽

2011-11-16 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)の芽や根の様子を見てみました。


あまり日当たりが良くない場所で栽培していた、9cmポットの‘錦鶏鳥’です。
ビニールポット(ポリポット)の場合、このようにポットに沿って根が張っているかどうかは抜いて見なくても、ポットを外から触っただけでもある程度はわかります。


植え付けた芽の大きさがそこそこ大きかったもので、今春咲いていたポットなのですが、日当たりが良くない場所で栽培したせいか、芽が小さいように見えます。
日当たりが良い場所で栽培している鉢を枯らしてしまった時のための予備なので、このくらいに育ってくれていれば良いのですが、普通にさくらそうを栽培する場所としては適していないということなのでしょう。


こちらの品種は‘旭鶴’です。
芽の数がやや少なかったので、小さな芽も植えておいたものですが、根の数は増えたものの芽はあまり大きく育ってはいませんでした。
でも数は増えたので、日当たりの良い場所で2、3年栽培すれば開花芽が得られそうです。


画像ではわかりにくいかもしれませんが、よく見ると根の先端に枯れているところがあります。
根が枯れているものを見てみると、このように先端が少し枯れているものと、根の元の方や途中が枯れているものがあります。

それぞれ違う原因によるものなのかもしれませんが、先端だけが枯れているものの方が芽の成長や翌年の葉の成長への影響が少ないように感じられます。
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さくらそう実生栽培記2

2011-10-24 | さくらそう栽培記録〜2011年
前回から間があいてしまいましたが、実生栽培記録の2回目です。
発芽した苗の植え替えをせずに放置してしまっていたのですが、ようやく7.5cmポットに植え替えました。

その間も水やり時に様子を見ていましたが、発芽してから枯れたものはほとんど無いようで、種子の数と比べて発芽した数がかなり少ないため、ジベレリン処理がうまくできなかったのかもしれません。

残った種子がジベレリンを使わなかった時のように来春に発芽するのかどうかはわかりませんが、播種した鉢はそのまま残しておくつもりです。
もし発芽するのならば、植え替えた苗の根に付いた土にも種が混ざっていて、このポットからも芽が出てくる可能性もありそうです。

発芽した時期に違いがあっても2週間くらいの範囲に収まっていたはずなのですが、苗の成長には思いのほか違いが現れました。
苗の数が多ければ、置き場所の都合もあって大きな苗だけを残すことになったと思いますが、今回は少ないので小さいものも植え替えました。

以前栽培したときには、小さくて弱々しく見えた苗は翌年以降も成長が遅く、その後花を見ることができないうちに枯らしてしまいました。
もし今回も同じような結果になるようならば、次からは一回目の植え替えの時点である程度成長が早くて大きな苗を選んで育ててみようと考えています。
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今年は

2011-10-21 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう栽培に関する記事をしばらくアップしていませんでしたが、今年の夏から秋にかけては特に変わったこともなく、いつも通りといった感じがしました。

昨年は植え替えを例年より早めて11月に始めましたが、古い根が枯れておらず根茎を切り離しにくいものがあったので、今年は12月以降にするつもりです。

さくらそう(日本桜草)を枯死させずに品種を維持するだけならばともかく、開花した鉢を鑑賞するということを考えると、少なくとも早春から初夏までの間は、直射日光が当たる時間の長い場所で栽培する必要がありますが、今年栽培作業や観察をしつつ改めて考えてみたところ、我が家の庭ではそれに適した場所が多くはありません。

他の植物の鉢植えを処分する、庭木を切るなど、適した場所を増やす方法も考えられますが、開花時期の異なる植物が無いと寂しいと思うもので、当面は現状のまま栽培を続けることになりそうです。


ある程度品種数を絞り込み、日照不足気味の場所の鉢やポット減らしていくことも必要かなと考えています。

思い切って5号鉢で20~30鉢くらいに減らしたら、栽培管理が行き届いて良い状態で咲かせる事ができるのかもしれません。
そうは言っても、今のところは簡単には減らせないのですが・・・
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さくらそうの夏の水やりと増し土

2011-08-14 | さくらそう栽培記録〜2011年
水やり前のさくらそうの鉢です。
表面だけを見るとかなり乾いているように見えますが、土を1~1.5cm程度掘ってみると湿り気が残っている状態です。
私は葉が枯れて次の植え替えまでの間は、その程度乾いてから水やりしています。

この場所は午後2時ごろからは直射日光が当たらないため、この時期の水やりは雨が降らなくても2、3日に一度です。
庭木の陰になっている場所ではさらに乾きが遅く、4、5日に一度となります。

夏の間の水やりは、栽培場所の気温や日照などの環境の違い、用土の違いなどによる差が大きくなり、栽培する人による違いが大きいもののように思われます。
自分でいろいろ試して、良いと考えられる方法を探る必要があるのでしょう。
私の場合は、葉が出ている時期と同様の土が乾いて見えたら水をやる方法をとると根腐れが多くなるように思えたので、やや乾かし気味にしています。

増し土が必要なのかどうか、というのも夏の水やりと同じように栽培者によって意見の分かれる事柄のようです。
私は数年前に増し土は不要ではないかという説を知ってから、芽が多く増えた品種を植えた鉢やプランターなどで、増し土しないで様子を見てきたのですが、今年はその数を増やして予備のポットは全て増し土しないでおきました。

その結果は、5号鉢などと比べて浅く容量の小さい10.5cmポットであっても、根茎や根が土の上に出たものの8割から9割程度は葉が枯れる頃までに自然に土の中に入っていました。
また、増し土した鉢でも、乾き具合を見るために土を掘ってみると、増し土した時点よりも根茎が深い位置に潜っているのではないかと感じられるものが少なくありません。

他の植物でも、植え付けが浅過ぎたり深過ぎたりすると、栽培するうちに地下茎や球根が適当な深さに移動するものがあるようです。
自然環境では人間が増し土するのと同じような現象が起こることは稀なことでしょうから、さくらそうにも乾燥して枯死しないよう、一度は地上に出た根茎や根が土中に戻っていく力が備わっているのかもしれません。
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さくらそう実生栽培記1

2011-07-23 | さくらそう栽培記録〜2011年
播種前にジベレリン処理した、さくらそう実生苗が発芽してきました。
採種後まで溯って記してみます。


さくらそうの実を採って数日乾かしてから、種子を取り出しました。
熟して色が濃くて硬くなっているものと、まだ未熟なのかうまく育たなかったものなのか、色が薄くて柔らかいものがあります。


6月28日
ジベレリン溶液に種子を漬けました・・・が、展着剤を入れなかったためか、種子が浮いてしまいました。
棒(竹串)でかき回してみても沈まず、種子を押して水中に沈めても、離した途端に浮き上がってきてしまいます。


プラ鉢皿にティッシュペーパーを敷き、ジベレリン溶液で湿らせてから種子を置き、上からもティッシュペーパーを被せてみました。
残りの溶液も鉢皿に注ぎ、竹串で上から押さえてしばらく経ってから様子を見ると、種子が湿ってきたように見えたので、一晩そのまま置いておきました。

翌日(6月29日)種子を、浅い溝を掘った鉢土に一粒ずつピンセットでつまんで蒔き、覆土しました。
用意した鉢に蒔ききれなかった種を、ティッシュペーパーの上で2日ほど乾かしてから、こちらは覆土せずに蒔いてみました。


播種から10日ほどで発芽が始まりました。
ジベレリン処理後の種子を乾かしたものと、そのまま蒔いたものの両方が同じ頃に発芽したので、特に乾かす必要は無さそうです。

覆土しなかった鉢では、種子が自然に土の間に埋まったものが発芽して、土の上に乗っている状態のものは発芽・発根しても葉が開く前に乾いて枯れてしまったように見えたので、軽く覆土するのが良いようです。


発芽から10日ほどで本葉が出てきました。
それから数日経っていますが、まだ小さいですね。

鉢全体を見ると、ぽつぽつと発芽してきているという状態です。
ジベレリン処理が上手くできたものとできなかったものの差が出てしまったのかもしれません。
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暑っ!

2011-06-29 | さくらそう栽培記録〜2011年
今日はとても暑い一日でした。
画像は窓を開けた室内に置いている温度計の午後の様子です。
直射日光が当たっていたという訳ではなく、朝から日の当たらない場所に置いていてもこの気温になりました・・・

屋外は1、2度は高かったでしょうし、日差しもあるので、さくらそうの葉が枯れるのも仕方の無いことかなと思います。
我が家のあたりで最高気温が30度を超えたのは、今日で今年5日目だったと思います。
我が家の来年の花は今年よりもさらに良くない状態となってしまいそうです。

ふと思ったのですが、仮に高温によって早く葉が枯れたとしても、早咲き品種ならば花が咲き終わってから枯れるまでの間の日数が多くなり、その分だけ芽を大きく育てられやすく毎年花を咲かせ続けるのも比較的容易という事になるのでしょうか。

今年のような気候となると、鉢の上に日除けを設置した方が良いのかもしれませんが、私はそこまでして栽培する気にはなりませんので、年によって花数が減ったり、咲かない年があったりという事になるのでしょう。
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