茅葺きを叩きて襲う男梅雨
崩れ茅引き千切れたり青嵐
凛と立つ夏木の蔭は寂しけり
廃家集落とはよく言ったもので、そこはすべての家は廃家であった
それもずっと以前から住人が棄てたものであろう。
ただ一軒だけは整理整頓が行き届いているのをみると畑仕事に来ては
休んでお茶に使っているようであった。
なかでも、茅葺きの廃家はもう崩れかけており、生活の匂いのかけらも無い
風景を見るにつけ、明日の平安を探すことが出来なかった住人の悲しみを
この茅葺きはきっちりと知っていることであろう。
屋台骨が崩れて尚も踏みとどまっている廃家の透き通るようなココロの
風景は梅雨曇りの廃家集落にすっきりと佇んでいる。
夏草の噎せ返るような吐息と過っては住んでいた住人の恨み言が静かな
空気を震えさせていた。
崩れ茅引き千切れたり青嵐
凛と立つ夏木の蔭は寂しけり
廃家集落とはよく言ったもので、そこはすべての家は廃家であった
それもずっと以前から住人が棄てたものであろう。
ただ一軒だけは整理整頓が行き届いているのをみると畑仕事に来ては
休んでお茶に使っているようであった。
なかでも、茅葺きの廃家はもう崩れかけており、生活の匂いのかけらも無い
風景を見るにつけ、明日の平安を探すことが出来なかった住人の悲しみを
この茅葺きはきっちりと知っていることであろう。
屋台骨が崩れて尚も踏みとどまっている廃家の透き通るようなココロの
風景は梅雨曇りの廃家集落にすっきりと佇んでいる。
夏草の噎せ返るような吐息と過っては住んでいた住人の恨み言が静かな
空気を震えさせていた。
都会に出て成功しても心豊かとは云えないのが今の世の習いですね。願わくはこの土地でココロ豊かに暮らして欲しかったですね
すべての 祖谷の今の姿を…心から愛して下さる、愛媛の主様。
三嶺を愛する 主様。
心は 純粋で 包容力に溢れ……
祖谷に住んでおられた、方々と きっと、たくさん、祖谷談義をしたかったのだと、思います。それが、出来ないから、淋しく思えるのでは、ないでしょうか?
私は、まっすぐな 主様が 大好きですよ。
文面から察すると祖谷で生まれ育った方でしょうか。
故郷を否定したいのは良い思い出がない? という風に受け取れます。
田舎に生まれ、東京に移住し、中途半端な街に帰ってきて
次はド田舎に移り住みたいと思う者が此処におりまして、
「懐疑的かつ否定的な目」で意見してみます。
> この家の住人は、あこがれの大都会に夢と希望を持って出発したに違いない。
廃家になる直前まで、お年寄りが住んでいたってことはありませんか。
大都会へ出ていったと決めつけるのは如何なもんでしょう。
若い時は都会に憧れて出て行くこともあるでしょうが、
不便な暮らしを理解した上で、Uターンする人も多いですし、
都会に生まれながらIターンする人もいます。
> 今は都会で成功して暖かい家庭を築いている。
ほんの数%、そういう人がいるかもしれませんね。
田舎にいると暖かい家庭は築けない、ということはありませんし。
どちらかというと都会のほうが殺伐としています。
> それが祖谷で生まれ育ったものの共通した夢であったのだ。
共通の夢??
人それぞれの価値観があるわけで、何を幸せと感じるかもそれぞれです。
当然夢も人それぞれです。
肉が好きな人がいれば魚がいいという人もいます。
いろんな人がいることを認め合ったら如何なもんでしょうか。