松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

国語「追求方式の授業」基本スタイル~2~

2014-12-05 10:00:36 | Weblog


1、追求前の作業
(1)全体の通読
イ、新出漢字の読みと書き順
ロ、朗読(個人、グループ、全体)指名読み
ハ、登場人物の確認
ニ、あらすじ(誰がいつ、どうしたかなど)
(2)場面ごとのイメージ作り
イ、場面の出来事をつかむ(行動の変化に目を向けて)(どの段落にあるか)
ロ、中心人物を見つける(行動が激変した人)
ハ、心をひかれた文、段落に印をつける。

2、追求過程
(1)予想外の行動変化(大変化)を探す。
イ、中心人物の行動で予想外の変化のある(ありそうな)段落Aを選ぶ。
ロ、その中から登場人物の予想外の行動変化を述べた文aを抜き出す。
ハ、その文が本当に事件性のある・非日常的な内容を持つ文かどうかを調べる。 ・普通なら~するはずなのに~するのは
・変だ、おかしい、つじつまが合わない
ニ、その文を追求対象(展開の核)とする。
  追求対象(展開の核)を含む段落もしくは場面についてイメージを書く。
(2)「変だ」「おかしい」と思う語句・文を抽出し、その意味を調べる。
イ、文a中から「変だ」「おかしい」と思う語句を選び、意味を調べる。
 意味調べを詳細に、また当たり前だと思う言葉についても調べてみる。
ロ、段落Aの中で、文a以外の文の中から「変だ」「おかしい」と思う語句・ 文を選び、意味を調べる。(追求前の作業でやった意味調べよりもさらに詳細に。また、当たり前だと思う言葉についても調べてみる。)
ハ、「変だ」「おかしい」と思う語句・文の抽出と意味調べは、必要に応じて、選んだAと関係のある前後の段落(前後とも1~3段落)にも広げる。
ニ、「変だ」「おかしい」として子どもが出した語句・文は追求過程でいつでも使えるように板書もしくは掲示をしておく。この段階で注意が向けられな かった語句・文は追求過程で活用の対象とはなりにくい。