松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

市指定公開研究会終える

2007-12-06 19:20:04 | Weblog
 11月29日は、2年間の市の指定を受けての研究発表会であった。ここまでやってきた先生方、子どもたちのがんばりに感謝したい。
 授業公開は、国語を中心に、社会、算数、理科であった。2校時は、教科の授業と並行して表現活動の発表を加えた。
 参観者270人を迎え、授業はどの学級も40人余の参観者で子どもたちは取り囲まれた。その中で子どもたちは少しも臆することなく、普段の学びの姿を見せた。教師も同様である。
 授業は、どもクラスもやわらかく温かな雰囲気の中で行われた。教師の発問に対する意見や子ども同士の話し合いでの意見交換は、実に自然であり、全員参加の学習により、課題の解決を図っていた。学習の主体も子どもたちにあり、課題をつくる、文章を分ける、選択する、根拠を上げて話し合うことができていた。
 研究をはじめて、わずか2年間でここまできたことは、ある意味では驚くべきことであると思う。表現活動では、3年生のオペレッタ「手ぶくろを買いに」と5年生のオペレッタ「あほろくの川だいこ」を発表した。まだ、完成途中のものを発表したのであるが、どちらの学年の子どもたちも目のさめるようなすがすがしい表情で演じ、多くの参観者の胸を打った。
 授業も表現活動も原則をふまえて確実にやっていけば、どの子どももこれだけの力を出すことができるのだとそんな思いをした。今後は残された課題解決に向けてさらに研修を積んでいきたい。