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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

中央区予算審議論点2-教育費、福祉保健:メディア・リテラシー。スマホ、タブレット、テレビなどのスクリーンタイムの増加は、子どもの発達に悪影響。ゲーム依存症もご注意を。

2024-02-09 09:39:59 | 財務分析(予算・決算)

 スクリーンタイムに関しては、注意していく必要があります。

 以下、新年のご挨拶でも、2023年の子ども関連施策の充実すべき点で取り上げました。

 毎日新聞記事において、ゲーム依存について取り上げられしましたので、共有いたします。

 どうか、ご関心をお持ちいただければと思います。
 気がかりなことがございましたら、お早めにご相談ください。

*******日本小児科医医会提言2004年2月6日*******

https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/ktmedia_teigenzenbun.pdf


***********************
 2021年度から一人一台タブレットが配備され文房具が一つ増えました。有効活用に期待する一方で、デジタル機器の長時間の使用が脳や体へ与える悪影響を注意深くフォローする必要性があると考えます。国際的な疾患分類ICD-11では、「ゲーム行動症」なる疾患名も新しく採用されています。電子スクリーン症候群(ESS)という疾患名も出てきています。スマホ、タブレット、テレビなどのスクリーンタイムの増加は、発達への影響が懸念されており、実際に長時間のスクリーンタイムに曝露した1歳半の幼児は、3歳時点において自閉傾向が見られたという国内の論文も出ました。
 スマホに一時的に子守りをさせねばならないやむを得ない状況が日常生活で多々あることは理解するものの、小児科医らは日本小児科医会を中心に、2歳までテレビ・ビデオ視聴は控えること、スクリーンタイムを2時間以内、ゲームは30分までにすることを2000年半ばより発信してきました。乳幼児期から、電子スクリーン症候群(ESS)の影響を考え、スクリーンタイムを減らす努力をすることを、母子保健活動で、情報提供されていくべきと考えます。
 教育現場においても、スマホ・ゲーム依存への啓発活動や、電子スクリーン症候群(ESS)を予防する取り組みもまた重要です。教育現場において、スマホ・ゲーム依存などが原因となり、実際に脳や体への悪影響が出てきているような事例はないか、注意深く健康を観察していく必要もあると考えます。

*********毎日新聞2023.1.13****************






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