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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

金銭教育を考えよう!

2008-06-08 11:12:33 | 教育
6/8日曜日の日経新聞に子どもへの金銭教育に関する記事(岩崎珠実氏)が載っていた。

横浜国立大学の西村隆男教授の警鐘では、
「社会が豊かになり、欲しい物を我慢したり、
節約する概念が希薄になっている。
キャッシュレス社会でお金に接する機会がないまま
成長する子どもも増えている。」
私も同感。


金銭教育は、大事であるが、その実践が難しい。

お金の価値、金銭管理の厳しさ、借金の怖さをどう教えるか。

参考になる記事内容であり、抜粋したい。

小坂の解釈も入れて、まとめを下記に。
**********************
<小学校入学前の金銭教育>
*買物(お菓子は一つ、などルールを決める)
学ばせたいこと⇒我慢する心

*お遣い
学ばせたいこと⇒物やお金の価値

*お店屋さんごっこ
学ばせたいこと⇒売買の仕組み、価格の妥当性


<小~中学校>
*毎月定額のお小遣い制とお小遣い帳
学ばせたいこと⇒必要な物とほしい物の区別、自立心や考える力

*貯金
学ばせたいこと⇒ためて買うなどの目標や夢、金利の仕組み

*フリーマーケットに出店
学ばせたいこと⇒需要を見極めた値段設定、計算力

*募金
学ばせたいこと⇒人のためにお金を使う心

<高校~大学>
*まとまったお金を管理(年俸制や予算制)
学ばせたいこと⇒ものの価値と価格の妥当性、買物や計画や節約

*アルバイト
学ばせたいこと⇒人件費の相場など社会の仕組み、責任感


<共通する注意点>
*お金の貸し借りはしないように教える。

*投資や運用は子どものうちから実践する必要はない。特に予算を与えて1ヶ月後の増減を競うなどのマネーゲームは絶対しない。

**********************

大切なのは「家族全員が納得した上でルールをつくる」ことだと、
西村教授は言う。
子どもがお金の管理を間違えたらなぜ間違えたのか、
どう解決したらいいかを一緒に考えることで
家族の対話も増える。

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