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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

プロアクト型人間、リアクト型人間

2008-02-15 08:52:53 | シチズンシップ教育
03年11月、イラクで何者かに襲撃されて死亡した
奥克彦参事官(後に大使、享年45歳)は、生前知人に話していた。

「人間にはプロアクト型人間とリアクト型人間がいる
まず、自分で行動してみよう、責任は自分が取ればいいと考えるのが
能動型のプロアクト。
他人が動くのを見極めて、責任も分散するのが
受動型のリアクト。
僕は、典型的なプロアクト人間です。」

奥氏は、防弾チョッキを着けず、
イラクを駆け回り、病院や学校への支援策を練っていた。

防弾チョッキを着けるということは
『あんた、おれを狙っているんだろ?おれはそう思うから防弾チョッキをつけてんだよ』という意思表示になる。
イラクの人と本音の会話はできない。
そういう中、撃たれた。

奥氏と同期の兼原信克氏(49)総合外交政策局総務課長は、
外交政策の司令塔である。
「日本では、悪いことはしないというリアクト的な政治や外交が続いてきた。何かよいことをしようじゃないかという外交を考えていきたい。奥の気持ちもそうだったと思います。」と語る。

朝日新聞夕刊『人脈記』編集委員も分析する。
プロアクトとリアクト、戦後の日本は米国に付き添い、リアクト型外交を続けた。だが、冷戦が終わり、米国はそれまでのような庇護者ではなくなった。日本は独自の役割ももとめられている。

私も同感である。
中央区の区役所内の方々も、プロアクト型で動いてくださる方がたくさんいらっしゃる。
中央区内の子ども達には、ぜひ、プロアクト型で動ける姿勢を忘れないような教育現場であってほしい、地域であってほしいと願う。

あらためまして、凶弾に倒れた奥克彦氏と井ノ上正盛氏そしてイラク人運転手3人のご冥福を心からお祈り申し上げます。
奥氏の思いは、繋げて行きたいと考えます。
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