*人間世界では、はじめから遠い将来まで見透し、それにもとづいていわゆる百年の計を立て、その計を実行に移せる人間は多くはない。少ないから、天才なのだ。天才以外の人間は、眼前の課題の解決だけを考えて方策を立てる。だが、ここから進路は二つに分かれる。眼前の課題の解決のみを立てた方策を実行したら、結果としてはそれが百年の計になっていたという人と、眼前の課題は解決できたが、それは一時的な問題解決にすぎなかった、という人の二種類だ。
(『ローマ人の物語』2 ローマは一日にして成らず「下」 塩野七生 著 新潮文庫 122ページ)
小坂自身も、眼前の課題の解決に目が奪われている自分を、客観的に見るもうひとりの自分をもたなければならないと感じています。
(『ローマ人の物語』2 ローマは一日にして成らず「下」 塩野七生 著 新潮文庫 122ページ)
小坂自身も、眼前の課題の解決に目が奪われている自分を、客観的に見るもうひとりの自分をもたなければならないと感じています。
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