本日、12月3日(木)中央区議会第4回定例会最終日、仲間の議員が、SNSに起因した懲罰動議をかけられそうにあります。
議員への表現の自由への侵害の可能性があると考えています。
撤回されることを期待をいたします。
もし、動議をそのまま出されるのであれば、中央区議会の表現の自由および仲間の議員の名誉を守るため、全力で戦う所存です。
以下、理由を述べます。
1、コロナ蔓延下における政策提案の優先順位の見誤り
今、中央区議会が議論すべきことは、何か。それは、コロナ対応である。懲罰動議が、たとえ、理由があったとしても(私は、後述の通り「ない」と考えています。)、政策論議の優先順位を考え本会議で提案をするべきである。
懲罰動議には、「懲罰特別委員会」を設置し、その審議に多大な時間をかけることとなり、その分、コロナ対応をせねばならない行政を拘束することになり、コロナ蔓延化において、区民福祉へ影響が多大。
2、懲罰動議のための書面提出の時期の無効
動議書面は、「4名以上の議員の署名で、12月3日に議長に提出された」と議会局長から説明を受けました。
動議書面自体は、見せられていません。
動議書面は、事案の発生から、3日以内の提出が必要です。
11月28日のSNS発信が原因とすると、3日以内の期限は、12月2日であり、期限が切れての提出であり、そもそも、無効。
3、問題とされるSNS発信に他人や組織への誹謗中傷、名誉毀損は、見当たらない。
動議書面自体を見ていないため、何が問題であったか不明であるという中で、書きます。
11月28日のSNS発信に、言葉遣いの配慮は、多少必要であったかもしれないが、他人や組織への誹謗中傷、名誉毀損は、見当たらない。
少なくとも、本人には、他人や組織への誹謗中傷、名誉毀損しようとする悪意や意図はなかった。
問題とされていると思われるツイートを改変して転載。●●の部分は、漢字や数字がその字数分入っていました。
読む限り、当該議員から、区議会や●●●●会への積極的な提案、すなわち、
<11月28日発信>
「●●●●会の委員が区議会で何の議論もなく再選されるのが違和感しかない。
少なくとも●●●●委員会に付託され審議されるべきでは。
ICT化も進む●●現場において、●●代以上の委員の他に、若く知見のある候補者がいなかったのか、庁内で議論はされたのだろうか。
忖度にしか見えない。」
4、最重要な点、今回の懲罰動議は、最も尊重されるべき表現行為のひとつ「政治的表現の自由」への侵害行為
議員へのSNS発信は、政治的表現の自由のもと行われています。
政治的表現の自由は、最も、保護されなければならない表現として位置付けられています。
規制をかけるのであれば、最も厳しい明確な基準をおいたうえで、規制を受けます。
動議書面自体を見ていないため、どのような基準をおいたかは不明ですが、相当厳格な基準が必要であり、それが置かれたとしても、その基準適用にはあてはまらないはずであり、逆に、それが当てはまるとするならば、相当ゆるい基準が設定されており、今後、様々な議員のSNS発信が制限を受けることとなる。
議会で何が今、論点であるか、街頭やSNS発信含め様々な媒体を通じて情報発信をし、開かれた区政を担うべき中央区議会議員のあしかせとなり、結果、区民福祉は後退する。
今回は、政治的表現の自由への侵害の可能性があると言わざるをえない。
5、比例原則に反する
たとえ、懲罰に理由があったとしても(私はないと考えるが)、まずは、「口頭厳重注意」をするレベル。
今回は、1期目の議員がなした行為であり、いきなり本会議で、陳謝の文面を読まさせるのは、懲罰として、比例原則に反する。
若い議員を育てるという優しい配慮を中央区議会には希望する。
以上
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