「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

2012年1月9日朝日新聞の“斬新な”社説「成人の日に―尾崎豊を知っているか」

2012-01-09 23:00:02 | こども達へのメッセージ
 朝日新聞の「斬新な」と言いましょうか、成人の日を祝っての社説です。

 がんばって、若者に語りかけようとする努力がなされています。

 上から目線は、いかがかという点はございますが、言わんとする趣旨には共感するところもございます。

*****朝日新聞 社説(2012/01/09)*****
成人の日に―尾崎豊を知っているか 


 ああ、またオヤジの「居酒屋若者論」か、などと言わずに、聞いてほしい。

 キミが生まれた20年前、ロック歌手・尾崎豊が死んだ。その時のオヤジより少し下の26歳。雨中の追悼式に、4万人が長い長い列を作ったものだ。

 新聞には「高校を中退し、自由を求めて外に飛び出した彼の反骨精神が、僕を常に奮い立たせていた」と投書が載った。

 彼が「卒業」「15の夜」といった曲で歌ったのは、大人や社会への反発、不信、抵抗。恵まれていないわけじゃないのに、「ここではない、どこか」を探し、ぶつかり、傷つく。

 その心象が、若者の共感を呼んだ。尾崎の歌は高校の教科書にも採用されたほどだ。

 ところが最近は、うんざり顔をされることが多いらしい。

 オヤジと同世代、精神科医の香山リカさんは毎年、大学の授業で尾崎豊を聴かせ、感想を問うてきた。ここ数年「自己中心的なだけじゃないか」「何が不満かわからない」と、批判的な意見が増えているという。

 教室に居並ぶのは、親や世の中に従順な若者たち。キミと同い年なら、石川遼くん?

 でも、就活の道は険しいし、滑り落ちたら、はい上がるのは難しい。時代は、尾崎のころよりずっとずっと生きづらい。

 だけどキミたちは「自分にスキルが欠けるから」と、どこまでも謙虚だ。格差も貧困も「自己責任さ」と、受け入れてしまっているようにみえる。

 尾崎豊はどこへ行ったのか。

 あの時の尾崎と同じ26歳、気鋭の社会学者、古市憲寿さんには「オヤジよ、放っておいて」と言われそうだ。

 近著「絶望の国の幸福な若者たち」では、20代の7割が現在の生活に満足している、との調査結果を紹介している。過去40年で最高だ。

 将来の希望が見えないなか、未来を探すより、親しい仲間と「いま、ここ」の身近な幸せをかみしめる。そんな価値観が広まっているという。

 なるほどね。いくら「若者よもっと怒れ」と言っても、こんな社会にした大人の責任はどうよ、と問い返されると、オヤジとしても、なあ……。

 でも、言わせてもらう。

 私たちは最近の社説でも、世界の政治は若者が動かし始めたと説き、若者よ当事者意識を持てと促した。それだけ社会が危うくなっていると思うからだ。

 だから、くどいけれど、きょうも言う。成人の日ってのは、そんなもんだ。

 ともあれ、おめでとう。

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子供の強制引き渡し「直接強制」、年120件

2012-01-09 23:00:01 | シチズンシップ教育
 離婚した夫婦間での子供を巡る紛争に関連して、子供の「強制引き渡し」の記事が掲載されていました。

 難しい問題ですが、子供の心の傷とならぬ配慮が必要だと強く感じます。

*****読売新聞(2012/1/9)*******
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120108-OYT1T00784.htm

子供の強制引き渡し、年120件…家裁決定で


 離婚した夫婦間で子供を巡る紛争が急増する中、家裁の審判などに基づき、裁判所の執行官が子供を一方の親に引き渡す「直接強制」が、2010年に全国で120件行われていたことが最高裁による初の調査で明らかになった。

 子供を車などと同じ「動産」とみなす直接強制は違法とする裁判例もあり、約10年前まではほとんど行われていなかった。執行に関する明確なルールがなく現場では混乱も生じており、最高裁は執行の運用改善に向けた検討を進める方針だ。

 子供のいる夫婦の離婚はここ数年横ばいだが、少子化などを背景に、親権を主張し子供の引き渡しを求める審判の申し立ては10年に1203件と、10年前の4・5倍に増加した。

 子供への直接強制は、家裁が子供の引き渡しを命じても相手が応じない場合などに、地裁の執行官が民事執行法に基づき、親らの申し立てを受けて実施する。最高裁が10年の執行の実態を調査した結果、全国の地裁で計120件の直接強制が実施され、このうち58件(48%)で実際に子供が引き渡されていた。残りは、相手側が執行を拒否して引き渡しができないケースなどだった。

(2012年1月9日03時05分 読売新聞)
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今年の初カレー「体に優しい、豆と気まぐれ野菜いり、トマト煮風骨付CHICKENカリー」

2012-01-09 23:00:00 | 仲間・先生

 今年の初カレーです。

 冬の本格スパイシーカレー

 ルーを使用せず、スパイスで味付け!クミンとガラムマサラ

 「体に優しい、豆と気まぐれ野菜いり、トマト煮風骨付CHICKENカリー」

 
 <手順>

 もとのレシピは、こちらを参照させていただきました。
 http://cookpad.com/recipe/259990


 
*ウインナーを骨付きチキンに変更

*ナンプラーは醤油で済ませました。

 

材料 ( 4人分 )

ウィンナー
お好みで
トマト水煮缶
1缶
大豆水煮缶
1缶
カレー粉
大さじ1
クミンシード(粉末)
小さじ1
ガーリックパウダー(にんにくのチューブ)
大さじ1
玉ねぎみじんぎり
1個分
しょうがのすりおろし
大さじ1
オリーブオイル
大さじ1
ブイヨン
1個
カイエンヌペッパー(レッドペーッパー、韓国産粉唐辛子)
小さじ1(お好みで)
300cc
とろけるチーズ
80グラム(お好みで)
ナンプラー(しょう油でもOK)
小さじ2
ガラムマサラ
適宜


 

 

コメント (1)
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