「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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子供の強制引き渡し「直接強制」、年120件

2012-01-09 23:00:01 | シチズンシップ教育
 離婚した夫婦間での子供を巡る紛争に関連して、子供の「強制引き渡し」の記事が掲載されていました。

 難しい問題ですが、子供の心の傷とならぬ配慮が必要だと強く感じます。

*****読売新聞(2012/1/9)*******
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120108-OYT1T00784.htm

子供の強制引き渡し、年120件…家裁決定で


 離婚した夫婦間で子供を巡る紛争が急増する中、家裁の審判などに基づき、裁判所の執行官が子供を一方の親に引き渡す「直接強制」が、2010年に全国で120件行われていたことが最高裁による初の調査で明らかになった。

 子供を車などと同じ「動産」とみなす直接強制は違法とする裁判例もあり、約10年前まではほとんど行われていなかった。執行に関する明確なルールがなく現場では混乱も生じており、最高裁は執行の運用改善に向けた検討を進める方針だ。

 子供のいる夫婦の離婚はここ数年横ばいだが、少子化などを背景に、親権を主張し子供の引き渡しを求める審判の申し立ては10年に1203件と、10年前の4・5倍に増加した。

 子供への直接強制は、家裁が子供の引き渡しを命じても相手が応じない場合などに、地裁の執行官が民事執行法に基づき、親らの申し立てを受けて実施する。最高裁が10年の執行の実態を調査した結果、全国の地裁で計120件の直接強制が実施され、このうち58件(48%)で実際に子供が引き渡されていた。残りは、相手側が執行を拒否して引き渡しができないケースなどだった。

(2012年1月9日03時05分 読売新聞)
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