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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

牧野辰雄先生のこと

2007-03-31 08:47:53 | 仲間・先生
私にとっての、“人生の師”といえるひと、
牧野辰雄先生(子どもの環境デザイナー)。

昨日、岐阜県の中津川から上京され、
“木”をお持ちくださった。
この木を何につかうかは、乞うご期待!!

牧野先生は、
中津川にTOY VILLAGE『虹の森』を
http://www.nijinomori.co.jp/index.html
主宰されています。


『虹の森』の説明を引きます。
*************
光と風と草木と花と
そんな自然をいつも感じながら
私たちTOY VILLAGE『虹の森』では
土から「器」を造り
草木から「色」を創り
糸から「衣」を織り
木から「おもちゃ」と創り
木の葉の舞いに「音」を感じて創り出します

美しい自然環境が芸術を育み
より人間的な生活を感じながら
個性と心の豊かな表現能力を
身につけます
このことを伝承し
次代に夢をかけることが
「今」大切なことであると
思っています
**************



次代の子ども達が
心と体が豊かに育ってほしい、
とくに感性豊かに育ってほしい。
その思いに共通するところ
共感するところがありました。

子育て広場“あすなろの木”では、
牧野先生に内装していただき、
牧野先生のおもちゃを置かせていただいています。
というよりは、“あすなろの木”全体が、
牧野辰雄先生の作品なのです。


牧野先生と、
あすなろの木では、
子どもの感性が豊かになる場を
創りたいと考えています。

都会の生活環境が日々変化する中で
現代の子どもたちに忘れかけている
*創造性
*自然との対話
*物との出会い
*旺盛な好奇心と上手に育む手法と生活環境
*子どもとご両親 大人が気づきあう秘訣
*信じあえる人間感覚
*日本の文化の真髄とその奥義。。。。
これらを見つけ、身につける場。



牧野先生は、
全国で作品展を開き、
多忙でいらっしゃいます。

そんな中、昨年は、
中央区教育委員会地域家庭教育協議会との協働企画
『世界一受けたい授業 in 中央区』において、
図工を行っていただきました。


これからも、
東京お立ち寄りの折は、
子ども達の感性を磨く場、
私たち大人の学びの場を
企画していきたいと思っています。



牧野先生と昨夜は、食事をしました。
牧野先生がおっしゃっていたことで
心に残っていること。

作品展をしていて、
作品を手にする見学者をみて、
思うことは、
今の時代の見学者と
高度成長期に作品展をして
作品を手にした見学者と、
似ているとのことでした。
質問の仕方、作品の手に取り方などが。

これは、何を意味しているのか、
それは、一芸術家の感性だけで終わるのか、
時代の真理をさしているのだろうか。
私は解釈できないでいますが、
この牧野先生の感覚を頭の
片隅に置いときたいと思います。

文責:小坂和輝
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NPOフローレンス

2007-03-23 06:43:52 | 仲間・先生
私は、NPOフローレンスの理事を
今まで務めさせていただき来ました。
今回の件にあたり、協議し、
お互いの中立性を保つため、
NPOフローレンスの理事も
辞任することといたしました。

NPOフローレンスとは、
地域のボランティア(有償)が、
特に子育て経験のあるボランティアや
看護・保育の経験のあるボランティアが
病気の子をボランティア宅でお預かりする
病児保育を行っています。

その理事長駒崎弘樹氏とは、
ひょんなことで、知り合った。
といいますか、一本の電話が
きっかけ。
電話は、
「病児保育をやろうと思うが、
見学させてほしい。」のようなことであった。
その電話から、
熱い思いが伝わってきたため、
お会いしたが、それから意気投合した。

彼は、IT分野で、一財をなした人間。
それが、この不採算な事業に、
果敢に挑戦する。
「こんな苦労せんでも、いい企業に就職し、
出世するみちもあるやろに。」
と私はいったが、
彼は笑顔で、地域の課題を解決するところに、
やりがい、いきがい、使命があると言い切る好青年。
(朝日新聞で言う「ロスト・ジェネレーション」世代。)

NPOフローレンスは、
初めは、私もうまくいくか
不安に思ったが、
はじめ中央区・江東区だけで
開始したが、
(最初の事務所は、みんなの子育て広場
“あすなろの木”の一角、今斉藤事務長が、
作業しているあたりに、あった。)
その後、順調に千代田区や港区、墨田区と
事業拡大している。

NPOフローレンスとは
理事は辞任したが、
これからも、こども元気クリニックは、
NPOフローレンスの預かった
病気の子の急病対応をさせていただく。

また、駒崎弘樹氏との友情に
変わりはない。
心から、彼の情熱・行動に
エールを送って行きたい。

文責:小坂和輝


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月島すごろく が やってきた

2007-03-23 02:48:39 | 仲間・先生
みんなの子育て広場“あすなろの木”に、
『月島すごろく』がやってきました。
是非、見に来てください。
いつか、このすごろく体験会も開催します。

このすごろくは、芝浦工業大学志村先生が
学生と作ったものです。

月島の街並をミニチュアで立体的に
模型工作しています。
月島のちょっとした魅力を
ところどころに散りばめてあり、
すごろくを進めて行く中で、
その魅力に気づきます。

そして、すごろく後に、
月島を歩きなおすと、実際の、
今まで見えていなかった
魅力を再発見できる仕掛けです。

遊びを通して、地域を知る。
遊びの中で、地域の魅力に気づく。
とってもよい教材。

これは、傑作です。



志村先生は、
月島の『路地ビール』も
作られました。

“月島への仕掛け人”
志村先生のご活躍に、
これからも期待いたします。

文責:小坂和輝
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市民ボランティアが支えた東京マラソン

2007-02-19 14:52:47 | 仲間・先生
私の仲間にランナー達がいる。
その中心的存在は、金哲彦氏や
NPOニッポンランナーズ
ヘッドコーチの齊藤太郎氏。

もともとは、
ホノルルマラソンを目標に集まった仲間である。
多くは、実際、昨年12/10のホノルルマラソンに参加、
無事完走している。
私も、行きたいのであるが、
いかんせん、12月は、子ども達の風邪が一番多く、
クリニックを空けるわけには行かない。


昨日2/18は、東京マラソンの打ち上げ会を
新橋で行った。
参加し完走した3名、
ボランティア5~6名であったろうか。

参加完走の1名は、
足をくじいて、ホノルルマラソンを
断念した人。
今も、痛みが残りながらも、
見事完走!!

走った人は、
雨で寒い走りであったが、沿道の応援に、
心温まったとのことであった。

ボランティアは、
黄色のジャンパー、帽子、小さなメガホン二つもらった。
メガホンは一つ、沿道で応援する一般の人にあげるため2つ。
ランナーに向かって、
ずーっと応援のメッセージを送り続けた人、
手にメガホンのあざができていた。
雨だったので、くつはぐっしょり。

あるボランティアは、
ランナーに飴玉をあげた。
それも、ランナーにとって、
走りながら、飴玉の包みを向くのは大変なので、
包みを向いて、サランラップで包みなおし、
そして、それにマジックで「ファイト」と書いた。
名づけて『ファイトあめ』

先ほどの、くじいた足が痛みが残りながらも、
参加したランナーは、無事『ファイトあめ』を
給水所でうけとり、
あめ玉を口の奥でなめながら、
ゴールまで、口の奥の方で、大事になめながら、
走ったと言う。

参加ランナーは3万870人。
参加ボランティアは、1万2000人。
国内最多の参加人数、首都ならではか。
沿道では178万人。

ここ中央区も駆け抜けた。
30km過ぎの
佃大橋は、難関だと思う。

経緯はなんであれ、
結果として、よい文化ができた。
それもこの中央区を舞台のひとつにした文化。

これをきっかけに、市民ランナーがたくさん、
ここ中央区から、出てほしいと思う。

走ることは、すべてのスポーツの基本。
道具はいらない。
しいて言えば、シューズぐらい。
映画『がばいばあちゃん』でも、
あのけちのがばいばあちゃんが、
孫に勧めたスポーツであった。

走ることの効用は大きい。

データはないが、
私の感じるところ、
走る人に、
重い『うつ病』の人はいないのではないかと思う。
これも想像でしかないが、
走ることで、快楽ホルモンであるエンドルフィンが出て、
脳内のホルモンのバランス異常により生じるうつ病が、
発症しにくくなるのではないだろうか。
うつ病、それによる自殺が、国内の問題である。
うつ病の人に、すぐ走れというのは無理なのであるが、
ひとつ医療費を使わずに治療できるかもしれない。
そして、予防にもなるかもしれない。
(精神科でもない、小児科医の意見であるため、
私の所感ということに、とどめてください。
データを見つけたら、紹介します。)


釣りする人に悪い人はいないというのは、
よく言われるが、
走る人にも悪い人はいないと思う。

生涯スポーツの一つとしてのジョギング、マラソン。
市民ランナーに
やさしい街づくりをすることが、
健康な中央区を作ってくれるはず。

齊藤コーチとは、
冗談で約束をかわしている。
『ここ中央区から、
マラソン金メダリストを出そう』と。


おまけ:
ランナーの飲み会は、激しくて困る。
飲むわ、歌うわ。筋トレするわ。
齊藤コーチが、
尾崎豊の『卒業』を、
「あーの筋トレからの卒業~~。」と熱唱する。
当然歌われる『Runner』では、走る。
『Train Train』でも、栄光に向かって走る。
年齢層が高い分、ピンクレデイ、キャンデイーズも出る。
スクワット、腹筋、腸腰筋トレあり。
東京マラソンに参加していない私も、
10kmはゆうに走った気分である。

文責:小坂和輝
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