石原前知事が特別秘書2人を、辞任表明直後にも関わらず専門委員(専門性に関しては地方自治法に抵触の可能性あり)に任命した人事の問題。
***経緯****
10月25日 石原前都知事が2人の特別秘書の専門委員就任の意向を知事本局に示す。
石原前都知事が辞任表明
10月30日 石原前知事が人事を決定。
猪瀬直樹副知事に専門委員就任の起案を提出、了承。
11月1日 職務代理者である猪瀬直樹副知事が任命
(参照 都政新報2012/11/20)
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石原前都知事の特別秘書を自分が辞任するにも関わらず職権で、都に残す人事。それも専門委員という地方自治法解釈上問題のある地位で残すということ。
このようなことを漫然とゆるしていては、なりません。
都議会でも紛糾したようですが、結局、二人は辞任の方向となりました。
11月分の報酬(33万5000円)の受け取りも辞退ということで、誤りを認められたような形です。
本来このようなおかしな人事は、未然に防ぐ力が都政にあってしかるべきでした。
「権力は必ず腐敗する、腐敗しない権力はない」と言われますが、ひとつの象徴的な出来事と思います。
弁護士都知事誕生するかもしれないプレッシャーが、おかしなことを防ぐ力となっているのでしょうか?
*****専門委員について地方自治法*****
第百七十四条 普通地方公共団体は、常設又は臨時の専門委員を置くことができる。
○2 専門委員は、専門の学識経験を有する者の中から、普通地方公共団体の長がこれを選任する。
○3 専門委員は、普通地方公共団体の長の委託を受け、その権限に属する事務に関し必要な事項を調査する。
○4 専門委員は、非常勤とする。
*****読売新聞(2012/11/22)******
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121121-OYT1T01209.htm
「石原氏院政」批判で?特別秘書2人、都を辞職
石原慎太郎・前東京都知事の辞職後、都専門委員として残留していた石原氏の特別秘書の兵藤茂、高井英樹両氏が21日に辞職した。
2人は辞職理由を明らかにしていないが、都議会から「石原前知事の院政につながる」などと批判が出ており、11月分の報酬(33万5000円)の受け取りも辞退したという。
2人の任用は石原前知事が決定。兵藤氏は「産業力・都市力」、高井氏は「都市外交」に関する調査研究がそれぞれ担当だった。
(2012年11月22日09時11分 読売新聞)