アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

薬効あるのに名前がねぇ ドクダミ

2023-05-15 13:45:59 | Weblog
 梅雨入りの時季が近づいてきたような天気が続きました。東京も一日中降り続くような雨ではありませんが、いつまた激しく降るかわからないです。昨日は散歩から帰る途中に降られ結構濡れました。やはり降ってなくても傘は手放せませんね。そんなどんよりした天気のもとでもひと際目立つ白い花ドクダミが今、花盛りですね。ポツポツ咲き出したなと思っていたら、あっという間にあちこちで咲き誇ってます。

 他の花と違って湿った所が好きなようで、あまり日の当たらない所に群生し、独特の臭気があるので嫌う人も多いですが、十字架のような白い花は可愛らしいと言えるでしょう。写真の様に八重咲の種もあり、これも素敵です。実は花びらのように見えるのは総苞片(そうほう=つぼみを守るための葉が変形した部分)で本当の花は真ん中に伸びる部分で小さな花が密集しています。小さなひとつひとつの花に花弁はありません。毒や傷みに効くということから「毒痛み」が転じてドクダミになったといわれますが、別名は「十薬(じゅうやく)」。開花時に乾燥させた葉は、漢方では十薬と呼ばれ、炎症の緩和や解毒、利尿剤として古くから使われてきました。さまざまな薬効があることから「十薬」と呼ばれます。

 ドクダミという呼び名がいかにも毒をためるような感じの名ですが、毒はありません。あの嫌われる臭気のもとは「デカノイルアエトアルデヒド」という物質ですが強力な殺菌作用やウィルスの活動を抑える力があるといわれます。雑草なのに薬として使われるハーブですから、もっといい名前がないものでしょうかね。
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