日本を象徴するものはいろいろありますが代表的なものと言えば富士山、和食、畳などでしょうか。しかし、前の二つが近年外国でも脚光を浴びているのに対して畳は残念なことにだんだん隅に追いやられているようです。このままでは日本の伝統産業も危ういと、畳の主原料であるイグサの主生産地の熊本県イ業生産販売振興協会などではプロジェクトを立ち上げ、あの手この手で畳のPR活動に力を入れています。そこで全国畳産業振興会は24日の畳の日を前に5日、東京・サンシャインシティで「首都圏の人たちに国産の畳の上で思いっきりくつろぐ体験をしてもらおう」とイベント畳ワールドin東京を開きました。
畳の歴史は思ったより古く奈良時代から延々と1300年に及んでいる日本の伝統文化ですが、生活様式が変化するにつれて次第に減少しています。全国のイグサの生産の9割を占める熊本県の振興協会の調べによりますと、平成5年には4500万枚あった全国の畳の生産量は同24年には1490万枚まで減っているといいます。5日のイベントはサンシャインシティの噴水広場のステージに30枚の畳を敷きつめ、集まった人たちに畳に座ってもらったり、ミニ畳の手作り体験(写真の左手前)をしてもらったりと、日頃疎遠になりつつある畳に触れてもらい畳の良さを再認識してもらうのがねらいです。
畳に座っての畳の寺子屋では、北九州市立大のイグサ博士・森田洋教授の畳の効果・効能についての話に熱心に耳を傾けていました。先生の話によると、イグサ・畳にはさまざまな機能がありますが、その主なものとしてはシックハウスの原因となる化学物質を吸着したり、保温・断熱効果、室内の湿度調節、香りによる鎮静効果などがあげられます。また学習する際の集中力を高めるのにも小さな子供ほど大きな効果があるそうです。
畳の歴史は思ったより古く奈良時代から延々と1300年に及んでいる日本の伝統文化ですが、生活様式が変化するにつれて次第に減少しています。全国のイグサの生産の9割を占める熊本県の振興協会の調べによりますと、平成5年には4500万枚あった全国の畳の生産量は同24年には1490万枚まで減っているといいます。5日のイベントはサンシャインシティの噴水広場のステージに30枚の畳を敷きつめ、集まった人たちに畳に座ってもらったり、ミニ畳の手作り体験(写真の左手前)をしてもらったりと、日頃疎遠になりつつある畳に触れてもらい畳の良さを再認識してもらうのがねらいです。
畳に座っての畳の寺子屋では、北九州市立大のイグサ博士・森田洋教授の畳の効果・効能についての話に熱心に耳を傾けていました。先生の話によると、イグサ・畳にはさまざまな機能がありますが、その主なものとしてはシックハウスの原因となる化学物質を吸着したり、保温・断熱効果、室内の湿度調節、香りによる鎮静効果などがあげられます。また学習する際の集中力を高めるのにも小さな子供ほど大きな効果があるそうです。