アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

白露(はくろ)

2014-09-08 16:07:23 | Weblog
 8日の東京は朝からどんよりとした曇り空、今にも雨が降り出しそうな天気でした。この日は二十四節気の白露。草花の葉に白い露が宿る頃という意味で、野には薄の穂が顔を出し、花も秋の花に変わっていきます。太陽が離れていくため天が高くなり、朝夕の涼しさの中に肌寒さも加わり本格的な秋の到来です。ついこの前までの猛暑がうそのように一気に涼しくなりました。まだ暑さは残るものの30度を超えるような暑さはなくなりそうです。暦通りの季節の変化といえそうですが、それにしても今年の東日本は天候の変化が極端ですね。どうにもやりきれない酷暑が延々と続いたと思ったら、あっという間に二か月先のような肌寒い天気が続き体調をうまく維持していくのが大変です。

 また今日は中秋の名月にあたります。いわゆる十五夜の月が楽しめる日ですが、台風14号が列島に近づいていることもありずっと曇っているため、東京では月が見えるかどうかは微妙なところですねぇ。さらに明日9日は今年3回目のスーパームーンなのに、同じような天気が続くのでこれも天気頼みです。何かと月が話題になる年ですが、地上のこせこせした出来事を忘れ夜空に思いをはせるのもストレス解消にはもってこいかも知れません。スーパームーンは毎年訪れますが、今年ほど条件がいいのはこの後は20年後だそうですから何とか明日の晩は雲が切れてほしいものです。
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畳ワールドin東京

2014-09-05 16:30:05 | Weblog
 日本を象徴するものはいろいろありますが代表的なものと言えば富士山、和食、畳などでしょうか。しかし、前の二つが近年外国でも脚光を浴びているのに対して畳は残念なことにだんだん隅に追いやられているようです。このままでは日本の伝統産業も危ういと、畳の主原料であるイグサの主生産地の熊本県イ業生産販売振興協会などではプロジェクトを立ち上げ、あの手この手で畳のPR活動に力を入れています。そこで全国畳産業振興会は24日の畳の日を前に5日、東京・サンシャインシティで「首都圏の人たちに国産の畳の上で思いっきりくつろぐ体験をしてもらおう」とイベント畳ワールドin東京を開きました。

 畳の歴史は思ったより古く奈良時代から延々と1300年に及んでいる日本の伝統文化ですが、生活様式が変化するにつれて次第に減少しています。全国のイグサの生産の9割を占める熊本県の振興協会の調べによりますと、平成5年には4500万枚あった全国の畳の生産量は同24年には1490万枚まで減っているといいます。5日のイベントはサンシャインシティの噴水広場のステージに30枚の畳を敷きつめ、集まった人たちに畳に座ってもらったり、ミニ畳の手作り体験(写真の左手前)をしてもらったりと、日頃疎遠になりつつある畳に触れてもらい畳の良さを再認識してもらうのがねらいです。

 畳に座っての畳の寺子屋では、北九州市立大のイグサ博士・森田洋教授の畳の効果・効能についての話に熱心に耳を傾けていました。先生の話によると、イグサ・畳にはさまざまな機能がありますが、その主なものとしてはシックハウスの原因となる化学物質を吸着したり、保温・断熱効果、室内の湿度調節、香りによる鎮静効果などがあげられます。また学習する際の集中力を高めるのにも小さな子供ほど大きな効果があるそうです。

 
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