アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

「世界遺産」と「機械遺産」

2012-02-20 14:40:15 | Weblog
 日本のシンボル「富士山」と武家の古都「鎌倉」を世界遺産に登録をと、政府は先月、ユネスコ世界遺産センターに候補として推薦書を提出しました。今年の夏から秋にかけて、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)の専門家たちが現地調査を実施し、来年夏には可否が決まるそうですが、日本人としてはどちらも世界に誇れる自然、文化遺産だけに登録されるといいですね。富士山のある静岡、山梨両県は語呂合わせで2月23日を条例に基づく「富士山の日」として、今年も数々のイベントを行うそうです。


 もうひとつの「機械遺産」は聞き慣れない人も多いことでしょうが、社団法人日本機械学会が国内の機械の中でも特に我々の生活に大きな影響を与えた機会、機器、関連システムなどを認定したものです。これまでに0系新幹線、ロータリーエンジン、CVCCエンジン、青函連絡船と可動橋といった誰でも知っているものなど50件が認定されていますが、異色なのは練馬区の遊園地としまえんの回転木馬「カルーセル エルドラド」でしょうね。明治40年にドイツで造られたこの回転木馬は、機械仕掛けの芸術的な乗り物として100年以上の歴史を持つ、世界的にも貴重な文化遺産です。


 ヨーロッパで巡回営業後、アメリカに渡り昭和39年まで活躍し、お払い箱になるところを豊島園が買い取り、原形通りに復元し、昭和46年から遊園地の乗り物として使用されています。3つのステージが異なる回転速度で動き、周囲に施されている彫刻はすべて木製というクラシックな趣で、現存する遊戯機械では最古のものです。一昨年、機械遺産に認定されましたが、今なお現役で子供たちに夢と感動を与え続けています。
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雨水(うすい)

2012-02-19 16:13:37 | Weblog
 19日は二十四節気の雨水(うすい)です。暦便覧によると「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」とあるように、空から降るのが雪から雨に変わる頃で、寒さも峠を超え春らしさを感じる季節の到来なのですが、この冬はこれまでもそうでしたが暦通りにはいきませんね。東京はこの日も厳しい冷え込みで、練馬では最低気温が氷点下2.7度まで下がりました。都心も冷えたようでレインボーブリッジや開通したばかりの東京ゲートブリッジも朝は路面凍結で通行止めになりました。


 散歩の途中、梅の木をよく見かけますが、まだ小さなつぼみが固く咲いているのを見ることはほとんどありません。フキノトウも今年はまだお目にかかったことはなく、コートが欠かせません。いつもの年ならもっと薄着で過ごせましたし、ジンチョウゲや梅の香りが漂っている季節なんですが…。川面を照らす陽射しも幾分柔らかさを感じますが、水ぬるむとまではいきませんね。この後も長期予報では関東地方は平年並みか平年を下回る気温の日が多いようですから、春の足音が聞こえるのはまだちょっと先かもしれません。早く暖かくなってほしいですよね。あと10日もすれば3月ですもの。
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染めの小道

2012-02-17 15:48:13 | Weblog
 東京・新宿区の西武新宿線中井駅を中心に街全体をギャラリーに見立てたイベント、「染めの小道」が17日から始まりました。駅の近くを流れる妙正寺川の川面に染めた反物を張る川のギャラリーや、作家が製作したのれんを商店街の店先に飾る道のギャラリーには午前中から大勢の人たちが訪れにぎわっています。昭和初期から同30年代にかけて、神田川・妙正寺川流域には300を超える染色関連業が集積し、京都、金沢と並ぶ三大産地として知られていたそうです。今でも「落合・仲井」界隈には、その技術を受け継ぎ、新しい染色を提案する職人や作家が集まり、江戸が育てた染めの文化を守っています。


 かつて昭和30年代頃までは、川筋の染工場の職人たちが川のあちこちで染物の水洗いをする光景が見られたといいます。当時の街の記憶を現代に再現させ、落合・仲井を「染めの街」として再び日本や世界に発信し、地域が大切にしてきた価値や環境を体験してもらい、地域の活性化につなげようと企画されたのが「染めの小道」のイベントです。この趣旨に賛同する染色業の方々から寄付された江戸更紗、小紋染めなど、普段あまり目にすることのない色とりどりの反物を川面に張ったのが川のギャラリーです。


 駅周辺の商店街の75店舗の軒先には、染色の技術を持つ制作者たちが店と相談しながら染め上げた50本を超えるのれんが飾られ、1軒1軒訪ねながら散歩を楽しめるようになっているのも心配りの行き届いたイベントといえるでしょう。19日までの3日間、染物が中井の街を彩ります。アクセスは西武新宿線、都営大江戸線の中井駅下車すぐです。
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ゲートブリッジからのパノラマ

2012-02-13 16:47:30 | Weblog
 ゲートブリッジから見た都心部のパノラマです。12日は橋上に到着したのが午後1時過ぎだったので、残念ながら富士山は見えませんでした。またあまりにも広い範囲なので右側になる東京スカイツリーまでは一枚の中に収まりませんでした。次回はもっと早い時間に訪れて富士山も見たいものです。写真の左端に東京タワーが見えますね。写真を右にスクロールするともっと右も見られます。
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東京ゲートブリッジが開通、歩いてきた!

2012-02-12 16:55:25 | Weblog
 東京の新しい名所となる東京ゲートブリッジが12日開通しました。開通初日は混雑が予想されるので、出来れば平日に行きたかったのですが、この後東京も雨か雪といった悪天候の予報が出ているので初日に出かけることに。クルマは若洲公園の駐車場も下手をすると入れない恐れがあるため、電車とバスを乗り継いでのぶらり旅にしましたが、最寄の新木場駅で降りるとバス停まで既に長~い列が出来ていたのにまずびっくり。都バスも臨時便を増発していたので何とか乗れましたが、終点の若洲キャンプ場でも大変な人出でした。


 歩道に行くには若洲昇降施設で橋の上までエレベーターか階段(8階)で上らなくてはなりませんが、バスを降りてからそこへたどり着くまでまた行列で1時間もかかりました。やっとのことで橋上に出ると、視界がパッと広がり、これまで見られなかった景色が目に飛び込んできます。高い部分は海面から87.8㍍もあるだけに対岸の都心のビル街が手に取るように見えますが、あまりに広いので東京タワーからスカイツリーまでパノラマ撮影しても収まりません。この日は飛ばされそうになるほど風が強く、カメラを構えても揺れるほどでした。


 ゲートブリッジは江東区若洲から大田区の城南島を結ぶ東京港臨海道路の一部で、海を跨ぐ区間が1.6㌔もありレインボーブリッジの約2倍の長さです。車道は4車線で歩道は若洲から中央防波堤まで通じており、いずれも通行料はかかりません。初日とあって車も延々と続いていました。中央防波堤側の埋め立て地では都内最大級になる海の森公園の整備が行われており2016年には一部開園するということですので、公園へのアクセス道としても期待されます。
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