日本のシンボル「富士山」と武家の古都「鎌倉」を世界遺産に登録をと、政府は先月、ユネスコ世界遺産センターに候補として推薦書を提出しました。今年の夏から秋にかけて、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)の専門家たちが現地調査を実施し、来年夏には可否が決まるそうですが、日本人としてはどちらも世界に誇れる自然、文化遺産だけに登録されるといいですね。富士山のある静岡、山梨両県は語呂合わせで2月23日を条例に基づく「富士山の日」として、今年も数々のイベントを行うそうです。
もうひとつの「機械遺産」は聞き慣れない人も多いことでしょうが、社団法人日本機械学会が国内の機械の中でも特に我々の生活に大きな影響を与えた機会、機器、関連システムなどを認定したものです。これまでに0系新幹線、ロータリーエンジン、CVCCエンジン、青函連絡船と可動橋といった誰でも知っているものなど50件が認定されていますが、異色なのは練馬区の遊園地としまえんの回転木馬「カルーセル エルドラド」でしょうね。明治40年にドイツで造られたこの回転木馬は、機械仕掛けの芸術的な乗り物として100年以上の歴史を持つ、世界的にも貴重な文化遺産です。
ヨーロッパで巡回営業後、アメリカに渡り昭和39年まで活躍し、お払い箱になるところを豊島園が買い取り、原形通りに復元し、昭和46年から遊園地の乗り物として使用されています。3つのステージが異なる回転速度で動き、周囲に施されている彫刻はすべて木製というクラシックな趣で、現存する遊戯機械では最古のものです。一昨年、機械遺産に認定されましたが、今なお現役で子供たちに夢と感動を与え続けています。
もうひとつの「機械遺産」は聞き慣れない人も多いことでしょうが、社団法人日本機械学会が国内の機械の中でも特に我々の生活に大きな影響を与えた機会、機器、関連システムなどを認定したものです。これまでに0系新幹線、ロータリーエンジン、CVCCエンジン、青函連絡船と可動橋といった誰でも知っているものなど50件が認定されていますが、異色なのは練馬区の遊園地としまえんの回転木馬「カルーセル エルドラド」でしょうね。明治40年にドイツで造られたこの回転木馬は、機械仕掛けの芸術的な乗り物として100年以上の歴史を持つ、世界的にも貴重な文化遺産です。
ヨーロッパで巡回営業後、アメリカに渡り昭和39年まで活躍し、お払い箱になるところを豊島園が買い取り、原形通りに復元し、昭和46年から遊園地の乗り物として使用されています。3つのステージが異なる回転速度で動き、周囲に施されている彫刻はすべて木製というクラシックな趣で、現存する遊戯機械では最古のものです。一昨年、機械遺産に認定されましたが、今なお現役で子供たちに夢と感動を与え続けています。