アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

ミソハギ

2011-07-17 17:11:04 | Weblog
 言うまいと思えど今日の暑さかな…ですねえ。東京は今月に入ってから3日以降、8日に曇りがちだっただけでずうっと晴れの暑い日が続き、特に暑さの厳しい練馬では10日間も猛暑日です。17日も37度を超え、一雨欲しいですね。台風が日本列島に近づいており、週明けの火曜日からは雨が降り荒れ模様の天気になるらしいですが、出来ればこれはそれてほしいけどなぁ。局地的な豪雨の可能性が今年は高そうとの予報も出ていますが、これも遠慮して欲しい。普通に雨が降って欲しいと願うだけです。こんな暑さの中でミソハギが元気そうに咲いてます。


 ちょっと変わった名前で、どうしてこんな名がついたのか見当もつかなかったのですが、禊(みそぎ)はぎの略なんだそうです。禊とは、水をそそいで悪魔を祓うことですが、旧盆の時にミソハギの枝を水に浸して仏前の供物に禊をしたことからきたといいます。お盆の頃に咲くことから盆花ともいわれ、長野県ではお盆にミソハギの花に水をつけて玄関先でお祓いをして祖先の霊を迎えるという風習が残っているところもあるそうです。またこの花は湿地や田の畦などに生えますが、溝に咲く萩に似た花ということでミゾハギがなまったとの説もあります。
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セッコク…花が無いのが残念ですが

2011-07-14 16:19:44 | Weblog
 ちょっとの間留守にしていましたので、しばらくぶりの更新です。それにしても暑い日が続きますね。梅雨が明けて本当の夏が来たのだから当たり前でしょうが。夏の歌はたくさんありますが、私がいつも思い出すのは渡辺美里さんの「夏が来た」で大好きな歌のひとつです。夏という季節も好きだったのですが、寄る年並みには勝てず近頃は照りつける太陽の下でいささかアゴを出してますが…。それにもかかわらず毎日、5,6㌔は歩いてるのですが暑いだけで、いい被写体にも話題にも出合いませんねえ。それでも久しぶりに訪ねた牧野記念庭園で珍しいものを見ました。


 二抱えもある大きなアオギリの木肌にへばりついている小さな植物、セッコク(石斛)という植物だそうです。聞いたことも見たこともなかったのですが、ご存知の方は少なくないようです。樹木や岩肌に根をへばりつかせて着生し自生するランに仲間で、根を空気中に出しています。葉は水分の蒸発を防ぐために小さ目でやや厚く、茎は太くて水分を保てるようになってます。日当たりがよく、風通しのよいところを好むようで、岩手県から西の地方に野生のものが自生しているといいます。春から夏にかけて強い芳香を放つ花を咲かせるそうで、花が見られなかったのがとても残念です。神代植物公園でも見られるそうですので、来年は花を見たいものです。


 江戸時代から「長生蘭」の名で栽培され親しまれていたそうで、絶滅が心配されるほど減ったことから一時、野生の採取が禁じられましたが、現在は園芸店で栽培されたものが売られています。ご存知の方が多いのはこちらの長生蘭です。自生しているのは高尾山などで多く見られますが、牧野庭園のような都心に近い所では珍しいといいます。

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睡蓮

2011-07-04 16:40:59 | Weblog
 相変わらず暑い日が続いていますね。まだ梅雨が明けてないなんて信じられないような真夏の暑さで、日中だけなら我慢もしますが夜になっても気温が下がらないのは困ったものです。暑い日ざしの元でも、水面にぽっかり浮かんだように咲いている睡蓮、いかにも涼しげできれいですね。テレビのニュースなどで、どこそこで蓮の花が見頃を迎え見物客で賑わってますといった映像が紹介されることがありますが、睡蓮と蓮の違いってわかりますか?


 どちらもスイレン科なのですが、見た目でもわかる違いは睡蓮は沼や池の水面に花と葉がちょっと顔を出したように咲きますが、蓮は花柄が水面から伸びて花が咲きますね。睡蓮でも伸びて鮮やかな色の花を咲かせるのもありますが、これは熱帯産だそうです。よく大温室で見られ、青や紫、黄色といった情熱的な色の花です。葉も同じ丸い形ですが睡蓮は切れ込みがあるのに対して、蓮はありません。花の形も蓮の花はやや丸みを帯びてピンク色ですが、睡蓮はお皿のような形ですね。モネが好んで描いたのは、水面に浮かぶ温帯産の我々が見ている睡蓮です。


 石神井公園の三宝寺池の睡蓮を見ていた時、年配のご婦人に声をかけられました。「きれいですね」という声に振り向くと、「以前は厳島神社の所にもたくさん睡蓮があったのをご存知ですか」と言います。それは知らなかったので、何故今はないのか尋ねますと睡蓮どろぼうに根こそぎ持ち去られたとのこと。夜間に人のいない頃を見計らって侵入してはごっそり盗んだのだそうです。高山植物もそうですが、そこにあるからきれいなので、自分の所に移植して何の感激があるのでしょう。まして転売目的で持ち去るのなら何をかいわんやです。皆の財産を泥棒するなんて許せませんねと、思い出しても悔しそうでした。
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陸自でサマーフェア

2011-07-03 16:27:13 | Weblog
 陸上自衛隊のサマーフェアが2,3の両日、朝霞駐屯地の広報センター「りっくんランド」のイベント広場で開かれました。一般の市民を対象に陸自の活動について広く知ってもらい、理解を深めてもらおうと開いたもので大勢の人たちでにぎわいました。今回は常設展示品のほかに、03式中距離地対空誘導弾野整備機材1号の展示・紹介やUH-1Hヘリコプターの内部開放、大型トラックで駐屯地を見学する体験試乗、体験喫食コーナーなどが目玉。


 常設展示はいつでも見学でき、隊員の装備の体験コーナー、ヘリのフライトシュミレータ、射撃シュミレータなどが人気で、90式戦車、AH-1S(対戦車攻撃ヘリ)といった実物には触れて体験できます。屋外で人気のあったのが喫食コーナーで、隊員が野外炊事車を使って作ったカレーライスを一食250円で提供。せっかくなので味わってみましたが、野菜もたっぷり入っていてなかなかの出来栄えでした。このほかに東日本大震災の災害支援活動を紹介した写真の数々や資料の展示コーナーも、つい最近の活動の様子がわかるとあって見学者は熱心に見入っていました。9日にはイベントホールで午前10時から南極の氷の展示もあります。
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半夏生のややこしい話

2011-07-02 16:38:20 | Weblog
 2日は二十四節気の夏至から数えて11日目にあたる七十二候の「半夏生ず」です。どちらかといえばハンゲショウといえば写真の植物の方が有名?ですが、暦の「雑節」の一つです。雑節とは、生活の中から自然発生的に生まれた民俗行事、年中行事を総称していう(こよみのページ)もので、節分、彼岸、八十八夜、土用など今でも広く使われていますね。「半夏生ず」とは、もともと中国での考えで梅雨の末期、天地に毒気が満ち、有毒のハンゲ(半夏)という草が生え出す頃という意味だそうです。ここでいうハンゲとはサトイモ科のカラスビシャクのことで、マムシグサのような変わった草で、私たちがよく目にする写真の半夏生とは全く異なります。


 それでは半夏生は何なのかというと、こちらはドクダミ科の花でちょうどこの頃、暦の半夏生の頃に花が咲き、葉の半分が白くなるのでこの名がついたといいます。半分化粧をしたようにみえることから「半化粧」と呼ばれたという説もそれっぽいですね。葉の片側だけ白くなるので別名カタシロクサとも呼ばれます。また半夏と同じ頃に咲くのが名前の由来という説もありますが、なんともややこしいなぁ。

 
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