アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

“江戸時代の酒”

2008-09-16 16:50:31 | Weblog
 連休明け、久しぶりに暑さの戻った一日でしたが、季節は秋。日本酒の美味しい時期になりました。敬老の日(どうもこの呼び方、抵抗があるのですが)に250年前の幻の清酒を復元した「日本最古の酒」が届きました。酒好きの私のために、娘があれこれ珍しい酒を探して送ってくれたものです。


 醸造元の説明書きによりますと、江戸時代宝暦年間(1751~1762年)の頃に醸造された日本酒の復元を目指したものだそうです。きっかけは新潟県の古民家の土蔵に保管されていた当時の日本酒が発見され、それが250年もの間酸化することなく長期保存に耐え得ることが判明したため、古文書に基づき試験醸造に取り組みました。現在行われている醸造方の中で極めて古い製法で試行錯誤を繰り返し、5年間かかってやっと復元にこぎつけたといいます。


 できるだけ宝暦年間の成分分析値に近づくように試みた結果、健康の源とされるアミノ酸や乳酸が通常純米酒の約7倍も含まれているそうです。常温保存が可能で、ほとんど原酒に近いことから、この復元酒も250年の保存に耐えるものと自信たっぷりです。で、味わった感想は現代の純米酒、吟醸酒などとは全く異なるものでした。いろんな味がします。フルーティな感じや、ちょっと酸っぱい感じ、また甘い味、米の味と、なんとも表現の難しい味わい。アルコール度数は15~16度ですが、うまいです。


 商品名は鶴亀諸白。醸造元は上原酒造株式会社。ご興味のある方はホームページ
 http://www.echigotsurukame.com までどうぞ。
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巨大な輪

2008-09-15 16:46:48 | Weblog
 地上の大きな輪。関越道と東京外環道のジャンクションになる大泉インターテェンジのループ状取り付け道です。ここから高速に入るには、関越道新潟方面へは取り付け道を上って行き本線と合流、外環道美郷方面へは入り口から直進して入ります。新潟方面からの走行車両が外環へ向かう場合は坂道を下って、インター入り口からのクルマと合流しますが、外環から関越道へ進む場合はこの輪を昇って一回りして本線と合流します。関越道から東北道、常磐道へそのまま行けるので外環は非常に有難い存在です。


 外環は将来はここから杉並方面へ延伸して中央道、さらには東名へつながるように計画されています。住宅街を通るため当初の高架方式から大深度地下方式になるようですが、新たな問題点も浮上しています。大泉インターからすぐ比丘尼公園の下を通ることになりますが、ここには湧き水で有名な八の釜の水源池があり、トンネルを掘った場合湧水に影響が出て周辺の生態系にも悪影響を及ぼす恐れがあるというものです。


 ただちに工事着手という段階ではないため反対運動が顕在化してはいませんが、こうした環状道路も都市計画上必要なことでしょうから、十分な環境調査を実施して悔いの無いように進めて欲しいものです。
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十五夜の赤い月

2008-09-14 18:46:14 | Weblog
 14日は十五夜。旧暦の8月15日の満月です。東京地方は昼は良く晴れてましたが、夕方から薄い雲が広がりお月見も心配されましたが、なんとか月を見ることが出来ました。この時期は空気も澄み切って月がきれいに見えるのですが、薄い雲のベールで赤みのかかった月でした。(撮影時間18時12分、絞りF4.2、シャッター 1/6、WB オート、ISO 200)


 秋(旧暦の7,8,9月)の最中(もなか)に当たるので仲秋といい、また月に芋を供えるので芋名月という(広辞苑)そうです。皆さんはお月見をされましたか。

 
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何てこった、焼酎まで!

2008-09-12 13:29:22 | Weblog
 「事故米」なんてものがあるということも初めて知ったんですが、農薬などで汚染された米を食用にまで使っていたなんて、日本の食の安全はどうなっているんでしょう。昨日、びっくりしたのは晩酌に呑んでいる焼酎が、メーカーにより自主回収されるというネット上の記事でした。だって、残りが少なくなったので補充にと今さっき買ってきたばかりだったんですもの。


 販売していたのはビール大手のアサヒビールで、原酒を酒造会社から購入して自社製造していた芋焼酎が、原酒の段階で汚染米を使っていたことが判明したため回収に踏み切ったということです。製品の検査では健康に問題はないということですが、心配は心配ですよね。呑んべえの私は、高い酒でないととか、あれでなければといったことはなく何でも呑みます。焼酎、日本酒、ウィスキーをローテーションで呑んでるので、それほど焼酎を飲んではいませんが、それにしてもこれまで呑んじまった分はどうしてくれるんだ!


 この汚染米騒動は事件です。汚染されているのを承知で転売した業者、はいずれ会社を潰すことになるでしょうが、これはれっきとした犯罪行為です。健康被害が出ていないからどうのという問題ではありません。対応した農林水産省は自分たちに責任は無いと言ってますが、そんなことあるもんか。役所と政治家のあきれた問題点については稿を改めます。
 [訂正]ススキの話で、東京の萱場町とあったのは茅場町の誤りでした。お詫びして訂正致します。
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星川シンボルロード

2008-09-10 16:53:48 | Weblog
 星川…なんかロマンチックな名の川ですね。日本で一、二を競う暑さで有名な埼玉県熊谷市の中心部を流れる川です。熊谷市出身の友人からそういう名のきれいな川があることは聞いてましたが、実際こじんまりとした素敵な川でした。もともとは元和9年(1623年)に、荒川の洪水により出来た「玉の池」(現在市民の憩いの場として親しまれている回遊式庭園の星渓園)を水源とした川で、市内を蛇行して流れていたそうです。


 しかしこのわき水がことのほか清らかで、染物を洗ったり、子供たちの水遊びの場として親しまれていたため整備が進められ、昭和23年までに幅員4㍍、流路延長1㌔の直線の川になりました。その後市では市民のオアシスにとさらに整備に力を入れ、主要道と交差する所など7箇所に広場を設け、それぞれに彫刻を設置「水と緑と彫刻のプロムナード」が完成しました。


 川には鯉が泳ぎ、河畔にはポトマック桜の返礼としてアメリカから贈られた日米友好の印としてのハナミズキが植えられ、歩道はゆっくり散歩が楽しめます。今や熊谷の顔になった星川シンボルロードでは、うちわ祭りや先の大戦で犠牲になった人たちの慰霊のとうろう流しなどの催しも開かれています。
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