コンペイトウのような実だね ^^

　3日も同じような天気が続き猛暑が止まりません。これまで通り東海から西は猛暑の上を行く酷暑です。日中暖められたというか焦がされた大地が夜になっても冷えず、夜中も気温が真夏日に近いという異常な状態が繰り返されているので実際の気温より暑いんだよね。過去、何十年に一度くらいだった40度なんて最近は当たり前のようになっていて怖いです。統計を取り始めてからの120何年かぶりの暑さだったという7月ですが、その前だってこれ以上暑かったことなんかなかっただろうから、日本に人が住み始めてから一番の暑さじゃないかね。毎年暑さを更新して、あと何年かするととても生きてられない暑さが襲うなんて絵空事と言えないかも。おお、怖！

　東京は34度台ですから37度や38度と言った酷暑の所に比べればまだいいですが、それでも外は暑い！家の近くの東映の撮影所の塀の所に植えてあるヒノキのような葉っぱの木の枝に変てこな実が付いているのに気づきました。星のような、食いしん坊にはコンペイトウ（金平糖）のようにも見える実。調べてみるとこの木はコノテガシワというヒノキ科コノテガシワ属の常緑針葉樹で、大きなものでは20㍍にもなるそうですが、ここではツツジなどと一緒に植え込みになってるので葉っぱだけがあるようにも見えます。ちなみにこの木は一属一種です。不思議な名は、垂直に伸びて広がった小枝の様子が、こどもが手の平を立てていることに見立てて付けられたようです。漢字で書くと「児の手柏」。ブナ科の柏と関連はなく、原産国の中国ではヒノキの仲間を「柏」と表記するそうです。

　何とも奇妙な形の実ですが、秋に生ると先端の部分がゆっくり割れていき中の種を出すそうです。まさに「けったいな」という表現がぴったりな実ですね ^^。