アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

ビール税均等化は庶民を直撃?

2015-08-31 15:25:33 | Weblog
 明日から9月。衣替えは一か月も先ですが、東京では秋の装いでもいいかという夏とは思えない天気が続いています。風呂上がりにグィッと一杯は、酒飲みにとってはまさに天国ですが、冷たいビールより熱燗が恋しい日もありますねぇ。そんな気分を察知したからではないでしょうがまたぞろ、ビール類の税をいじくろうという話が漏れてきています。財務省は平成28年度の税制改定で今ばらばらのビール税を均等化することを検討しているそうです。今ひとつ景気がパッとしないのに実質値上げも予想され、晩酌も切り詰めなければならなくなるのではたまったもんじゃない、との声も聞こえそうです。

 ビール類の税額は、原料に占める麦芽の使用割合によって分けられ、350mlあたり最も高いビールが77円、少し少ない発泡酒が47円、第3のビールといわれ麦芽を使用しない新ジャンルが28円となってますが、これを一律55円にしようというのが自民党の考えです。つまり値段の安い発泡酒や新ジャンルの税額を上げようというわけで、売れているところからガッポリ取ろうというもの。ビールは価格が安くなる可能性もありますが他は当然値上げになるでしょう。酒といい、たばこといい取りやすい所から取ろうという魂胆です。

 ご存知のようにビールの消費量はひと頃に比べ減っており、ビール会社は少しでも補おうと企業努力を続け、麦芽を使わなくともビールの風味を味わえる新ジャンルを開発。価格の安さからよく売れています。いわば庶民の味方ともいえ、技術者たちの苦労は並大抵ではなかったはずです。それを一緒くたにしてしまおうというのは企業の努力を否定するにも等しく、毎日高級店で飲食している政治家の感覚とは大きなズレがあります。格差の開いていることが問題視されている昨今、税を取るべき所が間違っているんじゃないか。
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