アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

早春の花たち③ サンシュユ

2024-03-01 14:20:31 | Weblog
 3月のスタートです!弥生さん、いよいよあなたの月ですよ。昨日はパッとしない天気だった東京はすっきり晴れ、気温も午後には16度まで上がり暖かさが戻りました。15度を超えたのは12日ぶりで日向ではちょっと暑く感じるほどでした。でも明日はまた寒気が降りてきて冬の寒さと、相変わらず暖、寒の繰り返しですね。

 サンシュユはミズキ科の落葉樹で中国原産で江戸時代に伝わったそうです。早春に葉の出る前に木一面に黄色い花をつけることからハルコガネバナ(春黄金花)の別名があります。日本植物学の父、牧野富太郎博士が提唱した名だそうで、サンシュユ(山茱萸)は漢名(中国植物名)を音読みしたものです。マンサクと同様、早春にまず咲く花として古くから親しまれてきた花です。枝先に直径2~3㌢ほどの小さい花がいっぱい咲いていて、春の陽を受けて輝くように見えるのが牧野博士には黄金に見えたのでしょう。牧野記念庭園にもしっかり咲いています。

 秋にはグミの実のような赤い実がつくことからサンゴに例えて「アキサンゴ」の別名もあります。花言葉は「耐久」「持続」などがありますが、これは実が酒に漬けたり乾燥させて煎じて飲むと、滋養強壮、疲労回復に効果があるとされることに由来しているようです。
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