がっつり冷え込んだ冬至

　22日は二十四節気の冬至です。一年で一番昼の時間の短く、夜が一番長い日です。この冬一番の強烈寒波が入っているそうで、各地で今季一番の冷え込みになりました。東京も都心で1.5度、練馬は−1.1度で初氷を観測したそうです。アメダスの気温を見るとほぼ全国で今季最低を記録、列島がすっぽり冷蔵庫に入ったような寒さになりました。太平洋側は大体晴れてますが日本海側は雪雲がかかり、九州でもあちこちで雪が降っているほか北陸や北海道は大雪に見舞われています。雪のピークは明日にかけてのようで、来週は天気も回復し気温も少し上がるそうですが。

　冬至の話に戻りますが、秋から太陽高度が低くなっていましたが冬至の日は南中高度（太陽が真南に来た時の地平線からの角度）が東京では30度と一年で最も低くなります。夏は頭の上に太陽がありますが今は歩いていても目の高さ程度で眩しくて仕方がないほどですね。このため昼が短く、届くエネルギーも弱くなってます。太陽の力が最も弱まった日ですが、逆に言うとこの日を境に力がみなぎってくることになります。このため冬至は「一陽来復の日」とも言われます。

　この日はカボチャを食べたりゆず湯に入ったりという習慣がありますが、各地でいろんな行事もあります。さいたま市の一山神社（いっさんじんじゃ）では毎年この日に冬至祭が行われます。一年間の汚れを祓い無病息災、家内安全をを願う「火渡り」が行われます。神官に続き一般の参加者も熾火（おきび）の上を素足で渡ります。今年は腰の具合が悪く行けませんでしたが、以前に撮った写真をお目にかけます。