秋のサクラもいいね！

　20日は近畿から北海道にかけて大きな雨雲に包まれ雨の所も多いようですが、関東付近だけエアポケットに入ったように晴れて気温も上がってます。東京は都心で27.1度、練馬も27.2度と夏日で、八王子市や青梅市は28度と真夏日に迫る暑さになってます。都心はこれで140日目の夏日でこれまでの記録に並んだそうです。このところ半袖で十分な日が続いており、今日は久しぶりに夏を思わせる暑さのウォークでした。

　もみじ山公園は紅葉はまだまだですがジュウガツザクラが咲いてます。春の霞がかった空に咲くサクラも味わいがありますが、秋の青空を背景に咲く小さなジュウガツザクラの花もいいですね。秋から冬にかけてと春に開花する二季咲きのサクラで、広い意味での冬桜のひとつです。お花見の定番、ソメイヨシノは花びらは5枚ですがジュウガツザクラは十数枚の八重咲で淡い紅色の花です。全体につぼみの三分の一が秋に咲き、残りは春に咲くそうです。サクラ全体の花言葉が「優れた美人」「純潔」「精神美」ですがジュウガツザクラの花言葉は「神秘的な心」「寛容」です。

大空の“芸術”

　昨日の夕方、5時過ぎの東京の西の空は思わず引き込まれそうになる真っ赤な夕焼けでした。初め薄かった南の空もだんだん色濃くなり、南と西の空は一時赤く染まっていました。上空にはまだ幾分、青空ものぞきますが、絵の具を溶いたような赤い空は自然が創り出した芸術品です。

　変わって20日も朝から燦燦と陽が降り注ぐいい天気です。真っ青な空には秋の雲が浮かんでます。魚の背骨のような雲や波打った雲などの中で、目を引いたのは横に伸びた筆先のような白い雲。これからは空気も澄んできますので、夜の星空も一層きれいに見えます。寒くなる前の気持ちの良い季節、大空と親しみましょう。