波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

          思いつくまま    

2010-01-27 07:25:16 | Weblog
ある日、一本の電話を受けた。突然胸の辺りに強い痛みを感じた。嘗て心臓手術の既往症があるので、慌ててその病院へ行き症状を訴えて診察を受けたが異常は無かったという。
ホッとして帰宅して過ごしていたところ、再び、背中に痛みが出て、赤い発疹を見た。そこで皮膚科の診察を仰ぐことになる。結果は「帯状疱疹」とも「ヘルペス」とも言われるものであった。ご存知の方も多いと思うが、激しい痛みを伴うのが特徴である。そしてその痛みの出る場所も所構わずで、背中、胸とは限らないのである。ある知人に聞いたら、自分の場合は目の付近に出て大変不自由な生活を強いられたと言っていた。
問題は何故、このようなことがある日突然発症するのか、予知,予防の方法は無いのかということである。他人事ではなく、自分のこととして考えなければならないからである。
水痘、帯状疱疹ウイルスと言われるウイルスが体内に内在していて体が健康であれば免疫の力で大人しくしているけれど、ストレスが重なったり、睡眠不足、過労、老化のバランスが崩れて免疫力が落ちた時、そのウイルスが活性化し、ある日突然発症するとあった。
日々の生活のなかで、人は何気なく過ごしている。しかしその中にあって、夫々健康のことであったり、単純に金銭的なことであったり、明日のことであったり様々なことを考えているのだろう。目に見えない心の中にどれだけ気を配ることが出来ているだろう。
その時、その時の気分であったり、感じたままで自分中心の行動に終始してしまう。
心の中の出来事をどこまで考えられる事が出来るだろう。そんなことに思いをはせてみた。
そんなことを思いつつ、軽く扱って何時の間にか忘れているのだが、「心の管制塔」の操縦をしているのは自分である。そしてそのことが自分の肉体を傷つけることににもつながりかねないのである。大切なことを見失って悲しみ、見つけ出しては喜ぶ尊いものを信じ、覚えたいと思うのだ。見る事が出来ることよりも見えない出来事に大きな真実を見つけることを考えて生きたい。
寒さが続いているが、少し早い梅の様子を見に出かけてみた。見事な「蝋梅」が薄黄色の花を満開に咲かせていた。紅梅のつぼみが大きくふくらみを見せ、春の近いことを知らせていてそのあたり一面に強い梅の香りが漂っている。梅の芳醇な香りは花の咲く前に発することを改めて知るところとなり、梅の本当の良さを知ることが出来た。
水仙も既に花をつけている。春は目の前に来ている。