What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

アトミック・カフェ(映画:1982)

2016年03月03日 00時11分11秒 | 映画
この作品も「タイトルだけはずいぶん前から知っていたけれど」という映画です。

監督が「マイケル・ムーアの師匠」という安っぽいキャッチコピー。
マイケル・ムーアを否定はしませんが、彼の映画を面白いとは思わない。
(といいつつ何作か観てるけどね)

この作品も存在価値はあるけれど、気に入るか?と言われると・・・・・・

逆にそれが良いのかもしれません。
あえて「実際の映像を編集するのみ」で作り上げた「ドキュメンタリー(?)」ですから。

それが滑稽に見えるのは、当時のアメリカ(今も?)がいかに馬鹿げていたかということ。
いやアメリカだけじゃないですね。世界全部か。

自分たちを正当化するために重ねる嘘がいかにも胡散臭いのに、それを国全体が本気で信じているという。

原爆に対しての考えが日本と全く違うとはわかっていても、ここまで「アホか?」と思えるのは
逆に恐ろしいです。

それを指摘する人の方がはるかに少数なんですよね。おそらく。

アトミックソルジャーのシーンは寒気がしました。
こういう「本物の映像」が残っているのがアメリカの恐ろしいところ。
それを「映画」として公開出来てしまうのもすごいなあ。冷戦まっただ中の時代にね。

今この時代にこの作品を見ると、さらに色々なことを考えてしまいます。

(ジャンル:映画) 2016年:(14)


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