What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

ピノキオ(映画:1940)

2016年03月01日 00時14分08秒 | 映画
観たのは初めてじゃないと思いますが、新鮮な気持ちで観ました。

結構怖い話ですよね。しかもピノキオがすごく「腹立つキャラクター」
子供に対して教訓的な内容なのでしょうがないですが、大人になると感じ方変わっちゃうなあ。

でもやっぱり名作です。とても70年以上前に作られたとは思えません。

印象的だったのは光と影の使い方。月明かりとか海底に移る水面の様子とか。
遠近感の使い方も凝っていて、町の様子を写すシーンが見事です。

「いかにリアルに見せるか」は大切。そのために様々な技術が生まれるんですね。
最近は技術が先行しちゃって、何を見せたいのかわからない派手なアクションとかがあったりするけれど、当時の技術でここまでの映像にするためには、相当な時間と手間がかかったんだろうなあ。すごく贅沢な作り方と感じます。

他にもゼペットじいさんの家の中の様子など細かい設定も抜群。
オモチャは時代と文化のせいか、ブラックな内容が多いのにもちょっとビックリ。
(七面鳥の首を切り落とそうとする仕掛け時計って・・・)

映画自体が欧米の文化ですが、こういうのを見ると「日本のアニメ」って異端なんだなあと感じます。良くも悪くもね。

(ジャンル:映画) 2016年:(13)


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