What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

アウトロー(映画:2012)

2016年03月09日 19時30分39秒 | 映画
これもBSの録画。

トム・クルーズって俳優なんだけど制作にも携わるから、どの作品にも似た特徴が出ますね。サッパリとわかりやすい。

今回の作品はネットでは評価が割れてるみたいです。ストーリーが単純な割に細かいところがわかりにくい(ハッキリしない)ということらしい。

私は逆に「変な細かいところにこだわってる」のが面白かったですね。ちょっとした動作だとか表情で微妙なニュアンスが出ています。それが良い意味でふざけていてクスッと笑えます。

ドキドキの演出も上手かった。小さなドキドキがしつこいくらいに何度も続きます。
それがたまに肩すかしだったりして、そこもこだわっているようですね。
トム・クルーズはスタントも自分でやるから「痛いシーン」の演出が上手い。おもわず縮み上がってしまいます。

相手のヘレン役のロザムンド・パイクはキレイなんだけれど、「お堅い弁護士が頑張って色仕掛けに挑戦してみたら、全然相手にされなくて・・・・・・」というキャラクターで、ちょっと可哀想(笑)
他の映画だったら、あっという間にラブシーンになってワンパターンになるところを、上手く演出しています。これが単なるキレイな女優だったらこういう雰囲気にならなかっただろうな。キャストは正解でしょう。
そのロザムンド・パイクは「ゴーンガール」に出てるんですね。これは楽しみだな。

逆に途中で出てくるサンディの「誘う目線」は上手いですねえ。登場の仕方はわざとらしいからジャック・リーチャー(トム・クルーズ)は騙されないけれど、あとのシーンでは気持ちが変わっていたよね。これはちょっとポイントかも。

後半にはトム・ヘイゲンじゃなかった、ロバート・デュヴァルが出ています。こちらはゴッドファーザーの弁護士とは全く逆の印象。俳優って凄いね。

アクションはやっぱり凝っています。格闘シーンは本当に痛そう。
カーチェイスのシーンのエンジン音は、ヘッドホンで聴いていたらゲームのGT6そっくりで何か不思議な感じ。室内からの音はこんな感じなのかな? 実際にV8には乗ったことがないのでわからないのが残念。

ラスト近くのシーンは、ネット評価のようにちょっとわかりにくい部分もあります。特に「裏切り者」に理由を尋ねて「いずれわかる」と言わせたのに、最後までイマイチわからなかった。途中で様々な伏線っぽいものがあるけれど、回収しきれていないかな?

私は「面白かった!」ですが、個人差はあるかもしれません。

(ジャンル:映画) 2016年:(18)