日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

コンパと暴力

2009-08-03 00:09:57 | 東京
経済関係のゼミのコンパが渋谷であった。
教授とゼミ生5名ぐらいが集ってブラジル料理屋でダラダラと
話す。あまりにもゆるくて、話題にもあまりについていけず
つまらなかったのだが、一つだけ思ったことがあった。

ちょうど上海に駐在経験のある社会人の同級生が
2005年に行われた反日デモ行動の日のことを面白おかしく
説明していたんだが、よく分からないけれど、反日というスローガン
の元に集まる民衆のエネルギーと暴力的な行為みたいなものが伝わってきた。
実は「暴力」というのは人々の社会や日常生活のいろいろなところに
侵入してきて、知らないうちに民衆の意識を蝕んでいくものなのかなあ。
そして「法の支配」とはよく言うけれど、実はそれだって
「法」という名前のついた国家の暴力に過ぎないのかと。

半分酔っ払ってそのことを帰り道に教授に話すと
「国家という暴力装置」のことを簡単にまとめてくれた。国家だけが
暴力を合法的に振るうことができる、というシステム。