日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

子供の頃の夏

2009-08-14 22:20:18 | 福岡
今月末に福岡の実家に戻ろうと思っているのだが
なかなか航空券が取れない。いや、正規料金を買えば取れるのだが
東京と福岡の往復に6万円とか払いたくないし、そもそも僕はそんなに
リッチじゃないし。

中学1年の頃、僕は山口県下関市に住んでいた。それで夏休み、
ちょうどお盆のころ、姉と二人で福岡市内に住むイトコの家に
遊びに行ったことがある。親は今思えば、うるさい子供たちを追っ払って
ほっとしていたんだろうか。よく分からない。僕と姉(一歳上)は
鹿児島本線の快速に乗って下関から博多まで出かけた。
途中で小倉とか黒崎とか折尾とか、普段は行くことのない賑やかな駅を通った。
そして1時間半後。あの頃の僕にはもっと長い時間に感じたけれど、
ようやく博多駅に着く。駅にはイトコのお父さん、というか僕らの
おじさんが迎えに来ていた。博多駅を出た途端僕も姉も巨大なビル群に
呆気に取られた。朝日新聞とか地元の銀行の本社の巨大なビル街が
広がっていたのだ。姉が「こんなビル街は下関にも小倉にもない」と
つぶやいていたのだが印象的だった。
ちなみにあれからもう20年以上もたっているのに、基本的に博多駅前の
ビル街は変わっていません。いいのか、それで!

従兄弟の家は福岡市内、城南区の団地にあった。今でも、従兄弟と
おじさん、おばさんとみんなでそこからバスに乗って天神のデパートに
行き、紀伊国屋書店で好きな本を買ってもらったのを覚えている。

天神からはバスに乗って戻ってきた。イトコたちと団地を歩いて
横切るときそこに住んでいるやっぱり僕と同じくらいの中学生たちが
野球をしているのを見た。なんかみんな垢抜けて見えて、
「やっぱ福岡の中学生は違うったい」なんて思ったのを覚えている。