ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

金城園 @名古屋市中区・新栄

2022年09月21日 | 名古屋(中区)

ある日差しの強い暑い日の午後に新栄(しんさかえ)をブラブラ。去年に店を閉めてしまったレストラン「ツル」は建て直し工事が行われていたので復活するのかも。ちょっと楽しみ。でも同じ通りの蕎麦の「石波志」には”しばらく休業”の気になる貼紙が…。代が代わって新装し蕎麦に特化した「柳屋」は中休みを取るようで入れず。コロナのせいもあってか、色々変わっていく。

夕方から用事があったのだが時間がたっぷり余っていたので、以前から気になっていた中華料理の「金城園」に寄ってみた。見ての通り看板も何も無く、営業しているのかどうかも分かり辛い。時間も昼の時分どきを過ぎていたが”営業中”の小さな札があったので中へ。店内は三角形に見える土地で狭小。奥に長く、窓際に外向きの長いカウンター席と、反対側にいくつかのテーブル席。先客はおらず、店の人も見当たらない。奥に向かって大きな声をかけても反応が無かったので、奥まで歩いていって声をかけたら女将さんが出ていらっしゃった。カウンター席に座ったのだが、誰も居ないからか「どうぞこちらへ。」とテーブル席に水が置かれた。席を代え、品書きを眺める。もう昼食は午前中に済ませていたので喉の渇きを癒やすのみ。ビールは「小びん」とだけ書かれていたが、訊いたら「中瓶」もあったのでそれと「搾菜」(ザーサイ)、「餃子」をお願いした。

まずはビール(アサヒ・スーパードライ)の中瓶が運ばれた。グイッとやってひと息つく。すぐに出ると思っていた「搾菜」が出てこない。忘れられたかなと思った頃に「餃子」が先に出てきた。薄皮で羽根付きの焼き方の餃子が7個。小皿に用意されたタレでいただく。薄めの味わいのタレを付けて口に放り込むと、少し海老の風味のある餡だった。旨い。すぐに冷たいビールで追いかける。女将さんに「搾菜は…?」と尋ねると「今、やってますけどっ。」と少々強めにたしなめられた。餃子が焼き上がるまでの繋ぎにと思ったのに…。餃子をつついていると、やっと「搾菜」が登場。小鉢に盛られていて食感も柔かく、塩辛過ぎない良い塩梅。これで最後のビールを飲み干し、勘定してもらった。この日みたいに昼に寄ることはなかなか難しいけれど、夜はやっているのかな?(勘定は¥1,200程)

 


 

↓ 以前から気になっていた錦通の車線の真ん中に点在する建造物。予想はしていたが、調べてみるとやはり地下鉄東山線の換気口のようだ。この辺りの開通は昭和35年(1960)らしいので、その頃の建造だろうか。

 

 


 

広東料理 金城園

愛知県名古屋市中区新栄2-9-1

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ きんじょうえん 中華料理 中国料理 ギョーザ ザーサイ ギョウザ 昼呑み 昼飲み )


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6 コメント

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Unknown (南田神田)
2022-09-21 09:08:22
おはようございます。いつもお世話になってます。
「金城園」。1984年発行の当時CBCアナウンサー中島公司著「名古屋味どころ」の掲載を読んで行ったことがあります。デカい看板が入り口の上に出ていたのですがいつしか落ちてしまったようですね。まだ営業してたんだ…

同書の続編には「石波志」も載ってまして、そこで紹介されていたものの何年かメニュー落ちし、最近復活したらしい名物の「カレイ(鰈)うどん」を食べたかったのです。再開されるといいんですが。
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Unknown (ハリー)
2022-09-21 10:51:59
南田神田さん、こんにちは。

>「名古屋味どころ」

文庫サイズのカラーブックスですよね。これ私も持っています!続編と「名古屋の味」と。
でも金城園が載っていたのは見過ごしていました。家に帰ったら見てみよう。

興味深いですよね、これらの本。さすがに現存しない店が多くなりましたが、そのまま
残っていたりする店を発見するとおおっとなります。今ではネット情報が溢れていますが、
昔あった店ってなかなか記録が残っていないですもんね。

自分は名駅にあったサンドイッチの「グルメ」が幼少の頃の”スーパー豪華食事”(笑)
でしたので痕跡を探したことがありましたがなかなか見つかりませんでした(※現在は那覇に
1軒だけ残っているようです…)。
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Unknown (南田神田)
2022-09-21 19:31:24
ハリーさんこんばんは。
「名古屋の味」は私もまだ持っています。2年前に掲載店舗の「生存確認」をしました。そのときはけっこう残ってたのですがコロナ禍でどうなりましたやら。
2019年に「ミシュランガイド 東海版」が出たときにはたまたま呑み歩き用に「名古屋 味どころ」の当時の生存店舗を調べていたので、リストを中島公司さんに敬意を表してCBCラジオとテレビに投稿したのですが…ラジオでつボイノリオさんは取り上げてくれたのですがTVの「チャント!」では音沙汰なし…でも、しばらくしてからこの本に記載の店を探すグルメコーナーができてたので「ワタシ、このネタ投稿しましたよね」と送ったら「ごめんネ気づかなかった」と番組から手紙と記念品が来ました。視聴率が良くなかったのか途中で打ち切られてしまいましたが。
 あと、90年代の高野史枝・編「名古屋とっておきの店」と1986年の「スターが選んだ名古屋の味」もまだ持ってます。この2冊は廃業するまで足繁く通った中村・大門の「善ちゃん」を教えてくれた本なので感謝しかありません。
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Unknown (ハリー)
2022-09-21 20:33:26
南田神田さん、こんにちは。

>「生存確認」

私がやったのは2年も前ではなかったとおもいますが、随分消えているんだなという印象でした。

>「ごめんネ気づかなかった」

酷い話ですね。テレビ番組は基本的に消えものなので(今は見逃し配信等ありますから違いますが)
往々にしてこういった無責任なことをするイメージがありますね。東海地方の夕方の情報番組の
飲食店レポ企画でも、どこかで見た事があるような、あるいは出所が簡単に想像出来るような企画が
垂れ流しです。ま、店の繁盛に少しでも繋がればと願うばかりですが。

いつだったかこの地方のカツ丼の亜種についてメディアから情報の問い合わせがあったのですが
無視していたらそのままになってしまいました。ああいうのも知らず知らずのうちに何かの企画に
なったりするのでしょうか。

>「スターが選んだ名古屋の味」

この本だけは持っていません。面白そうなので手に入れたいんですが…。当時のこういった本は
行間に無視できないような情報が詰まっているので定期的に読み返したいです。店主や女将の
若い時の写真にひっくり返りそうになりますが(笑)。
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Unknown (南田神田)
2022-09-21 21:52:39
ハリーさんこんばんは。

私も時代の流れを読めるのが好きです。
70~80年代の本には味噌煮込み・味噌おでんという言葉は出てきますが
味噌カツ手羽先台湾ラーメンあんかけスパはほぼ?出てこないんですね。
「スターが選んだ名古屋の味」
いまアマゾンやヤフオク見たら¥4000~5000ですか…
鶴舞図書館に蔵書がありますが禁帯出ですね。
愛知県図書館なら借りることができるようです。
(ちなみに、名古屋角打ちのバイブル 沖てる夫著・「立ち飲み人生劇場 いつか横になるまで」も鶴舞は禁帯出で県図書館では貸し出しOKです)
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Unknown (ハリー)
2022-09-22 08:26:19
南田神田さん、こんにちは。

>味噌カツ手羽先台湾ラーメンあんかけスパはほぼ?出てこない

なるほど。こういう現在いわゆる”名古屋めし”と呼ばれる品々が後から命名や定義づけ
されたことが分かりますね。興味深い。確かにこういう地元に根付いた品をメディアが
広く扱うようになったのは80年代中期から終わり頃というイメージがあります。

>沖てる夫

今、改めて調べて初めて知ったのですが、この方、憂歌団の「おそうじおばちゃん」とか
「嫌んなった」という代表曲の作詞もしていらしたんですねー。
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