ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Electricity : A Brief History Of Future Sound / Various Artists

2013年04月04日 | テクノ・デジタル・ダンス

Mojo

Electricity : A Brief History Of Future Sound / Various Artists (2012)

MOJO誌の2012年9月号付録のCDは”未来音楽の歴史”というテーマの15曲入り。自分でCDまで持っているアーティストはスロビング・グリッスル(Throbbing Gristle)とカン(Can)位で、あとは05、07、13、14を少し聴いた程度。自分が知らないからという訳ではないが、かなりマニアックな選曲だ。

最初に02を聴いた時はぶっ飛んだ。これが音楽?と思考停止にさせられるような不穏な音だった。その後は色々な音楽を聴くようになり、ある程度耐性は出来たと思うが、久しぶりに聴いてみるとやはり不気味。

カンの03は有名なアルバム「Tago Mago」からの選曲。静かに熱くなってくる演奏に、ダモ鈴木の奔放な日本語が乗っかって独特の世界に。こういった未来志向音楽ではドイツのミュージシャンは欠かせない重要なピースとなる。ドイツと日本って何かこういう機械的な文化に関心を持つところで共通するところがあるよね。

正直言ってここに収録されているものは最近のものを除いてとっつきやすい音楽ではないけれど、不思議な快感もあるシンセ・サウンド。それでも90年代以降はクラブ・シーンを中心としたテクノ、ハウス、ドラムンベースなどが流行ったおかげで昔より市民権を得た。自分が門外漢だけに余計に興味深い。って前回記事で、こういう音楽をヘッドホンで1人で聴いていても…って書いたばっかりか…(恥)。

01. Fad Gadget  'Back To Nature'
02. Throbbing Gristle  'Hamburger Lady'
03. Can  'Oh Yeah'
04. Plastikman  'Spastik'
05. Moby  'Honey'
06. Nitzer Ebb  'Let Your Body Learn (DM Hansa Mix)'
07. Cabaret Voltaire  'No Escape'
08. Add N To (X)  'Metal Fingers In My Body'
09. Renegade Soundwave  'Probably A Robbery (7" Mix)'
10. LCD Soundsystem  'Losing My Edge'
11. Photek  'Smoke Rings'
12. Pan Sonic  'Urania'
13. Daft Punk  'Rollin' & Scratchin''
14. DAF  'Der Mussolini'
15. NON  'Intro / Total War'

オークションにて購入(¥698)


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