ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ボン.千賀 @愛知県豊橋市

2020年11月24日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県豊橋市にて。こちらも以前から寄ってみたかった大正元年(1912)に菓子問屋として創業し、戦後間もないころから菓子パンを販売しているという「ボン.千賀」(←”ボン”の後にコンマが入ってる)。日曜定休なので今まで入る事が出来なかったパン屋だ。自社ビル(たぶん)の1階が店舗になっている。店に入るとガラス・ショーケースには主に箱入りの菓子が並んでいて、入口近くの棚に菓子パンが並んでいる。トレイとトングで取っていく方式。奥にはイートイン出来るスペースもあるようで、ぶら下がったペンダント・ライトなど意匠が昭和”高度成長期”ポップ。自分が入った時には若い女性店員が1人だけだった。トレイを持ってパンを選ぶ。どれもパッケージのデザインが秀逸。そういえば今ってこういうポップなデザインってあまり見ないなァ(今の商品はどれもパッケージで中身や味が分かるようになっているものばかり)。出先で多くは買って帰られないので3種類だけ選んで勘定してもらう。

 

選んだパンは「くろんぼパン」(写真下1枚目)、「パピロ(バターパン)」(写真下2枚目)、「レモンクッキー」(写真下3枚目。フォントやイラストが可愛らしい。最初はいきなり現在では禁止用語になっている名前が付いたパン(笑)。イラストはオッサン世代なら誰でも知っている”ダッコちゃん”だ。どうしてこの名前になったかは知らないが、きっとダッコちゃん全盛期(昭和35年発売)の時流に乗って発売されたんじゃないだろうか。食べてみると、これが意表を突いた白餡のあんパン。なぜだ?(笑)。「パピロ」はコッペパンに練乳のような味の甘いクリームが挟んである。”バターパン”とあったのでバターが使ってあるのかなと原材料を見ると”マーガリン”(笑)。そうそう昔はバターとマーガリンの表記はいい加減だった。にしても素敵なパッケージ・デザイン。「レモンクッキー」は硬めで乾いた感じの生地にクリームが挟んである。確かに”クッキー”といった感じ。口中の水分が持っていかれるのでコーヒーにぴったりだった。妻曰く「どのパンの味も昭和ならでは。」とのこと。よく分かる。次は店の中で食べてみたいナ(何とビールがあるらしい)。(勘定は¥450) 

 

 

ボン.千賀

愛知県豊橋市駅前通1-28

 

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