ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Official Bootleg USA '06 / Jeff Beck

2022年10月26日 | クラシック・ロック

Official Bootleg USA '06 / Jeff Beck (2007)

2007年に発売されたジェフ・ベック(Jeff Beck)のライヴ盤。場所はLAのHouse Of Bluesでキャパは2000人程度だそう。元々欧米ではオフィシャル・サイトの通販か、コンサート会場でのみ発売されたのだとか。日本では通常発売となった。この当時のバンド・メンバーは、ドラムがVinnie Colaiuta、ベースがPino Palladino、キーボードがJason Rebello。ベースのピノはザ・フー(The Who)を始め、錚々たるバンドやアーティストに重用されている。2008年にはこのピノがタル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfield)と入れ替わって「Performing This Week...Live At Ronnie Scott's」という作品も発表されている。

もうこの頃のライヴはしっかりとサウンドも構成も決まっていたのだろう、全体のアプローチや雰囲気は「Performing~」とよく似ていて、御大の奏でる硬質なギターの音も揺るぎない。ジミー・ペイジ(Jimmy Page)、キース・ムーン(Keith Moon)、ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)、ニッキー・ホプキンス(Nicky Hopkins)という夢のメンバーで録音された彼のファースト・レコーディング「Beck's Bolero」のオリジナルほとんどそのままのアレンジで始まり、70~80年代を思い起こさせるキーボードが活躍するフュージョン寄りの演奏が続く。昔はジェフのこういうの苦手だったけれど、最近は好きになった。映像じゃないので想像するしかないが、例の袖無し上着にスカーフ巻いて弾きまくってるんだろうなァ。腕っこきばかりのバックなので破綻も無く、あくまで御大のギターの音色の為にある演奏。巧すぎて面白味には欠けるがそれは贅沢な注文か。

amazonにて購入(¥462)

  • Label ‏ : ‎ Sony Music Direct
  • ASIN ‏ : ‎ B000P28RAS
  • Disc ‏ : ‎ 1

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