嫁と待ち合わせをしていた午後遅く、時間合わせの為に川原町方面から歩いてきて市役所付近まで南下してきた。市役所前にあった昭和6年(1931)創業の書店「栄文堂書店」が閉店し、その跡に昨年4月にオープンしたという喫茶店「ヨジハン文庫」へ。本屋の看板はそのまま残して中が新しく作り直されている。以前も店の前を通ったのだが、どういう店なのか知らないオッサンには可愛らしすぎて少し入り辛かった。この日は店の前を通るとちょうど家族連れも入っていくところだったので、つられて自分もドアを開けてみる。壁一面の本棚の中には新品の本が並んでいる。でもかなり本のセレクトを絞っているようでその数は普通の本屋ほど多くない。なんでも書店のご家族が経営している喫茶店なんだそうだ。奥に小さいテーブル席もあったが、座ったのは本棚を目の前にしたカウンター席。メニューに「おやつセット」という飲物と菓子のセットがあったのでそれをお願いした。コーヒーは「ブレンド」「深煎り」「グアテマラ」の中から「深煎り」を選択。
棚の本は自由に手に取っていいようだが、新品だし飲食途中では気が引ける。”読み終わった本はカウンターへ”と書いてあったのは何でだろう(※)。結局本の背を眺めるだけで止めにしておいた。しばらくして運ばれた「おやつセット」はコーヒーとチョコシフォンハーフ、それにメレンゲクッキーが2種。ケーキには「ラムシロップをかけていいですか?」と尋ねられていたのでお願いしておいた。シフォンには生クリームが添えられているが甘過ぎず、シロップの甘みや香りと相まってコーヒーにぴったり。クッキーもあっさりとしたものだった。後から知ったのだが、旨いコーヒーは「シェルパ・コーヒー」のNo.6だとか。もちろん言われないと分からない(苦笑)。さすがに休日は人通りも少ないが、平日は人も多いだろうし、柳ヶ瀬から少し離れたこちら側にもこういう洒落た店が出来て若い人達が歩いてくると、町の為にもいいんじゃないかな。(勘定は¥650)
※後から知ったのですが購入出来る本ではなく、店内で読むだけのようです
↓ 川原町の風情ある通りを何するでもなく歩く。
岐阜県岐阜市神田町 1-6
( 岐阜 ぎふ よじはんぶんこ 喫茶 本屋 カフェ ランチ 栄文堂書店 シェルパコーヒー )
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