ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大安食堂 @岐阜県下呂市

2018年05月26日 | 岐阜県(飛騨)

早朝からバイクを駆って岐阜県下呂市方面へ。萩原町あたりの近代建築を探訪した後に向かったのは大衆食堂「大安」。41号線沿いにあるドライブイン的な食堂なので駐車場は広大。朝の9時から営業しているということで、店に着いたのは9時半過ぎ(笑)。このために朝は抜いてきたので実質的な朝食代わり。店に入るとすでに先客がいる驚き。広い店内には土間にテーブル席が並んでいて不釣り合いなJポップが流れていた。こちらはホルモン系の焼物で有名な店。各テーブルにはあらかじめガスコンロがセットされている。朝の定食も用意されていて、冷蔵ケースやの中には惣菜も並んでいた。ビールを呑むわけにはいかないので、早速「豚ちゃん」と「ケイチャン」をミックスでお願いした(味付けは同じらしい)。品書きには書いていないけれど普通に出来るようだ。手製の真ん中が盛り上がった形のフライパンが用意され、しっかりとした量の肉、野菜(キャベツ、玉ねぎ)と、ご飯、味噌汁、冷奴、漬物が届く。豪華な朝食だ(笑)。

あらかじめ肉に火は入っているがフライパンの上でさらに焼きを入れていく。もう焼ける匂いだけでご飯が食べられるというやつ。ご飯は大きめのご飯茶碗にこんもりと盛られていて、お代わりが自由というから素晴らしい。「豚ちゃん」は脂身の多いバラ肉が中心。しっかりと濃いタレの下味が付いた肉に野菜が合わさって、旨い旨い。あっという間にご飯が無くなる。朝なのでおかわりはしないつもりだったが、ついお姉さんを呼んでしまった…。「普通に盛っていいですか?」といわれ、これもつい「…ハイ。」と。そうしたら最初よりも若干多めに盛られてきた(笑)。それでも難なく胃袋に収まってしまうタレの破壊力。次は「マトン」に「牛ちゃん」か、それともうどんを足そうか。(勘定は¥1,250)

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↓ 萩原町の街中に建つ「十六館(旧・十六銀行益田支店)」(明治44年・1911・建造)。この時代によく見られた土蔵造の銀行。こじんまりとしているが裏手には蔵らしき建物もあった。

 

↓ 同じ通りにある創業延宝8年(1680)の「天領酒造株式会社」(建築詳細不明)。この日は地元の春祭りだったとみえて、街中が華やかな雰囲気に包まれていた。

 

↓ 足を伸ばして高山本線のJR「飛騨小坂駅」前へ。適当に走っただけで事前情報は特に無かったが、通りに素敵な近代建築が残っていて感激。下は現在一般住宅になっている風格ある看板建物(建築詳細不明)。玄関口が広いので旅館とか銭湯のような雰囲気がある。何の建物だったんだろう。カッコイイ。

 

 

↓ 欄干のある2階やベンガラに塗られた佇まいが変わった建物(建築詳細不明)。看板からいくと現在は釣具屋なのだろうが、前は違ったんじゃないだろうか。

 

↓ 明かり取りの窓が並ぶ建物(建築詳細不明)。料理屋か何かだっただろうか。

 

↓ ”うだつ”の上がっていた建物(建築詳細不明)。こちらも最初から普通の住宅とは思えないような普請。

↓ 角地にあった建物(建築詳細不明)。丸窓やガラス窓の並んだ2階の感じからいくと座敷があっただろうか。裏に回ると不思議な洋館(洋間?)のような建物が繋がっていた。隣の建物(写真下4枚目・建築詳細不明)も店先のクラシックなデザインが素敵。理容店だったようだ。

 

 

↓ 「飛騨小坂駅・駅舎」(昭和8年・1933・建造)。壁面に杉の丸太が貼ってある。新しそうな意匠だと思ったが建築当初から丸太小屋風だったんだとか。

 

 


 

 

大安食堂 (大衆食堂 大安)

岐阜県下呂市萩原町上呂876

 

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