BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

本がもう屈酌者─

2011年05月11日 | 凡日記


台風1号が沖縄を
かすっていきました。

台風の、1号ですよ、
初号機ですよ。

まさかね、1号を
こんなに気にしたのは
生まれて初めてですよ。

大概ほら、
日本に上陸するかもっていう
台風は6~8号くらいからじゃ
ありませんか、
適当に言っていますが。

それに5,6月は
梅雨なのが相場でしょう。
台風シーズンは
9月に入ってからでしょう。

それがよ、
5月の上旬ですよ。
沖縄はもう梅雨も
明けようかという勢いですよ。
昨日の日記でも書いたように、
ホタルがもう飛んでいるのですよ。

いやぁ、もう、何だか、
季節感覚がぐっちゃぐちゃ。
それよか、2,3ヶ月くらい
未来へ来てしまったかのよう。

だからなのか、
時間が早く経っている
ような気がするのは。


   


部屋の湿気が半端ない。

畳がもうベットベトよ。

本がもう屈酌者よ。

暑くもないのに、
エアコンのドライを付けて
除湿中よ。

深夜は、電気需要のピークを
避けているからまぁいいね。


   


こないだ録画した
「Nスペ」の「写楽 天才絵師の謎」
を観ました。

凄く良かったですね。

武士階級の身分が、
己の表現が出来ずに
イライラする中でさ、
こっそり絵を出版する。

なんか、今の
ネットでの兼業クリエイターに
通ずるところがあるかもと
思わずにはいられなかったですね。

正体不明の、
絵師の生き様。

凄くいいな、と思うわけです。

200年の時を超えて。
200年前と今は
あまり変わらないのやも。
人間の心の中というか
欲というか闇というか。


   


日曜日に、図書館へ
行ったわけです。

そこで、
『桜の森の満開の下』という
タイトルに惹かれて、
その本を借りたわけです。

岩波文庫の、
坂口安吾の作品です。

坂口安吾をご存知の方は
お察しが付くでしゅおう。

えぇ、グロいです。

でも瞼の裏に浮かぶ絵は
なんだかとても艶やかで。

麗しいからグロさが引き立つのか、
グロい故に妖艶なのかは
定かではありませんが。

グロが嫌いな自分は
グロは描きとうありませんが。
なんか、浮かんだ綺麗な画は
時間がある時に起こそうかなと
一人画策中。